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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
252/273

美紀のお誕生日①

「ちょっ、ぐぉっ・・・」

「もう少し締めます、頑張って下さい」

「もう、無理です

 私はヒカルみたいに細く無いから

 ぐべぇ、助けて〜ヒカル〜」

「ねえユキさん、あんまり締めたら何も食べられ無くなっちゃうよ?」

「お嬢様、本日のお誕生日会には土山様もいらっしゃるので、問題ありません

 ・・・が、ドレスは初めてのようですので、これぐらいにいたしましょう」

「うひぃー、コルセットがこんなに苦しいなんて・・・よくみんな我慢できるわね」

「あ、ボクは着けてないよ

 ボクは痩せすぎでコルセットを使うまでも無いんだって」

「チッ、チートボディめ!

 あれ?美優はどうしてるの?」

「え、私?

 私はいざという時の為に着けて無いのよ

 あんな物着けてたら自由に動けないでしょ?

 だから、コルセットを使わないデザインのドレスなのよ

 もちろん、シルエットの美しさは劣るけど、主役(ヒカル)より目立つ訳にはいかないから丁度いいのよ」

「なるほどね〜、いろんなドレスがあるのね」

「ヒカルも私も胸がちいs・・控えめだからコルセットを使うようなデザインは合わないのよ

 ヒカルのドレスは子供用をベースにしてるし、美里は・・・食べる為なら美しさなんて二の次でしょ?」

「確かにね〜

 ということは、コルセットで締め付けられてるのは私だけかぁ

 あ、美紀は着物だろうから、帯で締め付けられてるわね」

「・・・っと、これでヒカルは準備OKよ」

「ありがとう美優」

「六花、ちゃんと録画した?」

「ハイッ!これを観ながら練習します!」

なるほど、メイドのお勉強だね

六花ちゃんは熱心だなぁ

・・・?

録画?

ボクの着替シーンの?

いやいや、六花ちゃんは真面目だからドレスの着せ方の録画だよ、うん

「さあ、それじゃあ、アヤさんに車を廻してもらうわね」


「間も無く到着します」

「ヒカル、いつも乗せてもらってありがとう

 今日はドレスまで・・・私一人じゃとてもじゃないけど着れなかったわ」

「ドレスは無理だよねー、背中のファスナーやホックなんて、届かないもん

 あれ?」

「どうしたのヒカル?」

「ねえ美優、ここって・・・六本木だよね?」

「そうよ

 美紀の家はここ、七本木ヒルズだから」

「「えーー!!」」

「って、ヒカルはまだしも、美咲まで・・」

「だってだって、美紀だよ!?

 あの純和風の美紀だよ

 デカ乳モゲロの美紀だよ」

「うんうん、ボクも日本家屋のお屋敷に日本庭園があって、池には錦鯉が泳いでるイメージだったんだけど」

「お父さんの仕事の利便性で都心を選んだんでしょ?」

それはそうなんだろうけど・・・ねぇ


地名の六本木はそのままですが、企業の所有する建造物の方は少し弄って伏せ字代わりに使用しています


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