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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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修学旅行最終日②

美紀と美咲はボクを見て真っ赤になりました

清香ちゃんは二日酔いでボーっとしたままです

美里はボクと同じで覚えていないみたい

委員長達は・・・目を逸らされました

ええ、思いっきり

ボクは決めました

二度とお酒は飲みません

あ、食前酒はどうしよう・・・

お神酒も飲まないといけないよね?

食前酒は、残そう

うんそれがいい

お神酒は・・・そうだ飲み干さなくていいじゃない

口を湿らせる程度にすれば大丈夫だよね?

「ヒカル、そろそろ神戸に着くわよ

 降りる準備をしてね」

あぁ、少し自分の考えに没頭していたみたい

もう神戸か・・・早いね

「美優、今日の予定はどうなってるの?」

「え~と、異人館の見学の後、南京町でお昼を食べて

 午後はお土産を物色したら新幹線で東京に戻るわ」

「そうかぁ、修学旅行も終わっちゃうんだね

 なんだか寂しいなぁ」

「それは、仕方ないわよ

 でも、高等部の修学旅行もあるんだから」

「そうか、そうだよね

 またこのメンバーで旅行できるんだ」

「高等部はヨーロッパに行くからね

 例年はロンドン・パリ・ローマだけど

 ヒカルが行きたい所があれば何とかさせるから、希望があれば言ってね」

「ボクのワガママで変更なんてさせないよ

 行きたいなら、夏休みとか・・・」

「ヒカル、みんながみんな海外旅行に行けるとは限らないでしょ?

 例えば、美里なら部活で練習や試合があるから行けないでしょう」

「そうか、そうだよね・・・」

「ホラ、もう着いたわよ

 ここからバスに乗り換えるわ」

「わざわざバスに乗らなくても、歩いて行ける距離でしょ?」

「そうだけど・・・

 ここにはレトロなデザインのバスが走ってるのよ

 せっかくの旅行なんだから記念に乗って行きましょうよ」

「と、言いつつ紫外線が降り注ぐ中、ヒカルを歩かせる気なんて、全く無い美優であった」

「ちょっ、美紀!

 勝手に人の心の中をナレーションしないでよね

 べっ、べつにそんな事考えてた訳じゃないのよ

 レトロなデザインのバスに乗ってみたかっただけなんだからねッ」

「ハイハイ、ツンデレ乙

 ほら、移動するわよ」



「・・・あれ?」

「美里、どうかしたの?」

「さっき降りた駅って【三ノ宮】だったよね?」

「そうだよ

 それで、どうかしたの?」

「この駅の表示は【三宮】になってるんだけど・・・」

「本当ですわ

 良く気が付きましたわね」

「JRだけ【三ノ宮】で他の鉄道各社や地名は【三宮】ね

 明治11年に地名が【三宮】になったんだけど、JRの【三ノ宮】駅は明治7年に開業してるのよ

 当時は三ノ宮通りに作った駅って事で命名されたそうよ」

「へぇー、間違って表示した訳じゃないんだね」

「別に覚えなくてもいいわよ

 地理や歴史の問題に出てくる事はほぼ無いからね」

なるほどねー、おかしな所にもちゃんと理由があるんだね

入試とかに出なくても、こういう身の回りの歴史に絡めて授業をしたら、楽しく覚えられるのになぁ

バレンタインのチョコはお菓子会社の陰謀です

我が家ではドイツ製の白ワインを二人で飲む日です

おつまみはオランダ製のチーズで・・・プチ贅沢^o^


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