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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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修学旅行3日目⑥

「不思議だよね〜

 サメに襲われるのは全然怖くないんだね」

「そうね、何故かは私にもわからないんだけどね」

「美咲にわからないんだったら、人類には解明不可能って事だよ」

「それはいくらなんでも買いかぶりすぎよ」

「イヤイヤ、美咲なら・・・」

「「「ありね(です)(ますわ)」」」

「・・・」

「そうだ、次はジュラシックピンクだけど、みんな雨合羽は使う?

 あ、ヒカルは着てもらうわよ

 日焼け止めが落ちたらマズイからね」

「わかってるよ美優」

「私達はどうする?天気もいいし、濡れちゃおうか?」

(わたくし)は止めておきますわ

 服は構いませんが、髪の毛が乱れると困りますもの」

・・・乱れるのか?

いや、いっその事乱れた所を見てみたいような気も・・・

「私は・・・下着が濡れなければ構わないわよ

 借り物だから、汚すわけにはいかないからね」

「一部の特殊な趣味をもつ人間(ヘンタイ)は汚れてる方が喜ぶらしいわよ」

「美優・・・ヒカルのだったら?」

「何いってるのよ美咲

 ヒカルのだったら汚れてようが関係無いわよ

 神器として・・・いや、御神体かな?」

「ブレない回答ありがとう

 じゃあ濡れるのが4人、濡れないのが2人でいいのね」



「あー気持ちよかったー」

「ヒカルを美里の後ろにして正解でしたね」

「盾って言いたいんでしょ?」

「風除けならぬ水除け」

「真夏だったらボクも濡れたかったかも」

「ダメ・・・と言いたいところだけど

 塗り直せばいいかな?」

「ねぇそろそろお腹空かない?」

「さすが美里

 超高性能の腹時計ね」

「いやぁそんなに褒めても何も出ないよ」

「・・・褒めて無いんだけどね

 そんな事より、お昼は園内のレストランで予約してあるから行きましょうか」

「ねぇ美優、予約って事はコース料理?

 それともお肉?」

「ハイハイがっつかないの

 美里のお肉は逃げないからね」

「やったーお肉だー

 ヒカル、食べきれない時は遠慮無く言ってね」

ふふふ、美里は相変わらずだねー

でも、今日は・・・

美優と美紀はウィンクしてくれたからわかってるね

清香ちゃんも頷いてる

作戦決行だよ!




レストランに着いたボク達はかなり奥の方にセッティングされた席に案内されました

「ちょっと、そこの席じゃないよ

 コッチが美咲の席だよ」

「え?そこは上座だからヒカルが・・・」

「いーからいーから

 今日は美咲が上座でいいのよ

 せーのっ

「「「「お誕生日おめでとう!」」」」

「あ、そうだった

 ありがとうみんな

 憶えていてくれたのね

 修学旅行中だから諦めていたんだけど

 いえ、そのぶん余計に嬉しいわ」

誕生日用のスペシャルメニューのサプライズ成功です

美里もビックリしていた事には気づかないフリをしてあげないとね

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