修学旅行3日目④
「これがUSNですか・・・
思ったより人は少ないですね」
「まぁ、平日だからねー
コレが土日だとまた違ったんだろうけど
寂れているワケでもなく、混雑で身動きが取れないワケでもないから、ボクはこれくらいがちょうどいいと思うけどね」
「そうそう、GWなんかだとそれこそ人混みで押しつぶされちゃうもんね」
「フハハハハハハッ
見たまえ、人がゴミのようだ」
「イヤ、美優、そのゴミじゃないから」
「申し訳ありませんが、ツッコミはバノレスしか受け付けておりません」
「あ、なるほど・・・映画繋がりか
でも、ココはユニバーサル系の映画になっちゃうから、ヂブリは不味いんじゃないのかな」
「じゃあ名作映画がココでアトラクションになるんじゃないのね」
「名作というか、アトラクションになり易くて、人気があった映画かなぁ
基本はユニバーサル系だけど、ワーナー系の映画のアトラクションもあったりするからね
あ、あと、キャラクターグッズを売りやすい映画ね」
「うっ、美咲が言うんだからその通りなんだけど・・・身も蓋もないよね」
「まあまあ、美里も落ち込まないで・・・とりあえずポップコーンいっとく?」
「あ、うん、ちゃんとポップコーンバケットも持って来たよ」
「美里・・・
それって、もしかして、一緒にディ○ニーランドへ行った時のバケット?」
「そうだよ、ヒカルと一緒に行った思い出の品なの
私の宝物よ」
「イヤ、ソレはちょっと・・・
大人の事情で不味いんじゃないの?」
「大丈夫でしょ?
ほら、チラホラとディ○ニー仕様のバケットを使ってる人がいるじゃない」
そういえば、二割くらいの人が・・・
って、いいのか?
ポップコーンを売ってる人も、普通に詰めてるし・・・
なんていい加減というか、大雑把というか
・・・まぁヒョウ柄大好きのオバちゃん達はそういう所はケチ臭いからなぁ
「と、とりあえずみんなで食べるから、美里のバケットだけじゃ足りないでしょ?
追加でバケットごと買い足そうよ」
「じゃあ私が買ってくるから、どの映画のアトラクションに生きたいか考えておいてね」
「うん、ありがとう美優
あ、美優の好きな映画は?」
「ヒカルの盗さt・・・イエ、ナンデモアリマセン
私は後でいいから」
「そう?
じゃあ、美優も並びながら考えてね」
「さて、みんなはどんな映画が好きか聞いてみるわね
まずは、清香ちゃんはどう?」
「私は、定番ですがスター・ヲーズですわ」
「・・・権利をディ○ニーが買っちゃたから大人の事情で無いわね
美紀は?」
「エクソツストかな?」
「はい、却下
次、美里」
「ジュラシックピンク!!」
「・・・あるわね、採用
ヒカルは?」
「ボクは・・・
出来たばっかりで混んでるかもしれないけど・・・ハリィボッタクリかな?」
「いいわよ、このリストバンドがあるから何とかなるでしょ?」
「そういう美咲は?」
「ホラー以外ならなんでもいいけど・・・
パックトゥザフューチャーなんかいいかも」
「っていうか、せっかくのロイヤル・スタジオ・パスが有るんだから、全部まわっちゃう?」
「あ、美優おかえり〜
あ〜んど、その意見採用!」
かなりハードになりそう・・・
昨日はしっかり寝て置いて正解だったね
映画の名前等がビミョーにオカシイのは仕様(大人の事情とも言う)であり、誤字ではありません




