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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
228/273

修学旅行2日目⑧

かなり間が空いてしまいました

m(_ _)m

年度末にかけて忙しくなる前にドンドン更新していきたいですね

「ここが春日大社でーす

 祀られてる神様は武甕槌(タケミカヅチ)っていう神様なんだよ

 鹿は武甕槌の使いとされるんだ

 だから保護されて・・・ちょっと図に乗ってるかもしれない」

「武甕槌は藤原氏の氏神様なの

 元々、鹿島神宮に祀られていたのを、平城京の守護のために藤原不比等が作らせた神社よ

 武甕槌は白鹿に乗っていると云われていて、鹿島神宮からやって来た時も白鹿に乗ってやって来たとされているわ」

「へー、鹿って乗れるんだ・・・」

「大昔は馬だけじゃなくて、鹿やカモシカなんかにも乗ったみたいね

 ほら、もの⚪︎け姫でも描かれてたでしょ?」

「子供心にシ⚪︎神様が不気味だった記憶がありますね・・・人面鹿で」


クッ、ダメだ

完全に負けてるよ

なんとか挽回しないと・・・


「藤原氏の氏神って事は清香ちゃんの氏神様って事だよね?」

「そういえば、(わたくし)は初詣はいつも鹿島神宮でした

 わざわざ茨城まで行くのは面倒だと思っていましたけれど

 氏神様にお(まい)りしておりましたのね」

「神話では武甕槌は出雲の国譲りの時に力比べをして建御名方(たけみなかた)を破ったとされているわ

 力比べは相撲の起源と云われてるけれど、一騎討ちだったんじゃないかしら?

 おそらく、当時の軍の武将だったんでしょうね

 氏神様っていうのは、ほとんどの場合はご先祖様の神格化なのよ

 要は、当時の支配者の支配の正当化を神話という手法で行ったのね

 その子孫は天児屋命(あめのこやねのみこと)から中臣(なかとみ)氏、のちに藤原氏へと繋がるんでしょうね」


ぐぬぬ・・乾杯じゃないや、完敗だよ

知識で美咲に対抗しようとする事自体が間違っていたんだね

「ねぇ、ヒカル

 無理しなくていいのよ

 美咲に張り合わなくても、ヒカルにはヒカルの役目があるでしょ?」

「そうですわ、美優さんの仰る通りです

 誰もヒカルさんにそんな役割を期待しておりませんもの」

「私もそう思うよ

 上手く説明できないけど・・・そうだ

 バレーで例えると、全員が私みたいなアタッカーのチームだとすると、試合には勝てないの

 アタッカーにトスを上げるセッターも重要だし、レシーブしないとトスも上げられないから、リベロも必要でしょう?

 チームっていうのは、それぞれが自分の役割を果たしてこそ最高の力を出せるのよ」

「美里・・・」

「だから、ヒカルはヒカルらしく

 普段通りにすればいいのよ」

「美里・・・・が、マトモな事を言ってる!?」

「何言ってるのよヒカル

 私はスポーツに関して”だけ”はマトモでしょ?」

「そういえば、そうだった

 ゴメン美里、ボクもどうかしてたよ

 どうして美咲に張り合おうとしたんだろう?

 知識で美咲に勝てる訳無いもんね」

「ワカレバヨロシイ、ウンウン

 ・・・ところで、お腹空かない?」

「ハイハイ、それじゃあホテルの方へ向かいましょうね」


ボクはボクらしく・・か


明けましておめでとうございます

って、今さらですが・・・


1月は出費がかさんで大変ですよね

お年玉はあげる方の作者です

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