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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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修学旅行2日目②

「参道や境内にまで鹿が・・・

 鹿の街って感じですね

 物怖じしないというか、観光客慣れしてるというか」

「美紀は鹿と触れ合いたいの?

 それだったら、班行動の時に興福寺付近まで行こうね」

「いえ、そういう訳では無いんですが・・・」

「まぁまあ、せっかく奈良に来たんだから大仏と鹿の2枚看板は外せないでしょ?

 いざとなったら、付かず離れずで隠れたつもりになってるアヤさん達が助けてくれるハズよ」

「残念ね、あくまでもヒカルの護衛なんだから、当然ヒカルの危機にしか対応しないわよ」

「でもさあ美優、それは万が一の時でしょ?

 余裕があればアヤさんなら・・・」

「それは逆に言えば、余裕がなければ平気で私達(わたくしたち)を犠牲にしてヒカルさんの安全を確保するという事ですわ」

「そんな、大袈裟な〜

 鹿と戯れるぐらいどうって事無いでしょ

 ヒカルの一人や二人、私が護ってあげるわよ

 って事で、鹿せんべいをあげてみようよ」

「・・・それもそうですわね、せっかくですので定番のイベントは体験しておきませんと

 ここは私が代表して・・・」

「あっ!チョット、清香ちゃん!!」


あーあ、買っちゃった

止める暇もなかったよ

これだから決断力があって行動力も兼ね備えてる人間は困るんだよね

ここの鹿はお店で売っている鹿せんべいには決して手を付けないんだよね

観光客がお金を払って受け取った瞬間、人?が変わったように襲いかかるんだ

ほらね

清香ちゃん一人に鹿が10頭ほど群がってるでしょ?

あ、スカートまで齧られ始めたね

「美里、助けてあげるんでしょ?」

「ちょ、美咲、コレ無理ゲーだって

 どこのピラニアだよってレベルでしょ?」

「ひいぃぃぃーーー!だっ誰かぁー

 た、たす・・け・・・」

あぁ、ついに髪の毛まで・・・

って、清香ちゃんの髪型が崩れちゃう!

いいのか?

いや、良くない!

あの髪型は絶滅危惧種で希少価値が高いんだ

保護しないといけない!

えーと、アヤさんは・・・居た!

・・・けど、清香ちゃんの様子を見て笑ってるし

仕方ない、ここはボクが!


「ほーら、こっちだよー

 新しい鹿せんべいだよー

 あーよしよし、そんなに美里みたいにがっつかないの

 はい、オシマイ

 ほら、もう無くなった」

「はぁはぁはぁ、あ、ありがとうございます

 助かりましたわ、ヒカルさん」

「お礼は要らないよ

 友達でしょ?」

「ヒカルさん・・・」

「ほら、そんな事より服をなんとかしないとね

 とりあえず、タオルで拭いて・・・適当な服を買うしかないかな?」

「なんというか、匂いがすごいですね

 それにしても・・・服はこんなに乱れたのに、髪型は一切乱れていないのはなぜなんでしょう?」


美紀、それを聞いちゃうの?

やっぱり12月はリアルが忙し過ぎます(T ^ T)

12月いっぱいは不定期更新とさせていただきますm(_ _)m


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