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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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専属メイド(見習い)

「本日の茶葉はヌワラエリヤでございます」

「しっかりとした味わいと爽やかな香りがきちんと出ていますわ

 さすがは鷹峯家のメイド、まだお若いのに素晴らしいですわ」

「恐れ入ります」

「いや、ちょっと待ってよ

 二人とも、普通に会話してるけどココは寮だよ?

 部屋でお茶していいの?」

「お嬢様、ご安心下さい

 お湯は電気ケトルでご用意させて頂いております

 火は使っておりませんので失火の心配はございません」

「そう、それなら・・・って、話がズレてた

 六花ちゃん、どうしてナチュラルにボクと清香ちゃんの部屋にいるの?」

「お嬢様専属のメイド見習いですから当然です

 常にお側に控え、決っして出しゃばらず、お嬢様の身の周りのお世話をするのが私の役目です」

「・・・自分の事は自分でやらせてって言っても、ムリだよね?」

「お嬢様のお手を煩わせるなんて、トンデモない

 そんな事をしたら母に折檻されてしまいます

 はっ!もしかして、お嬢様は私が虐待される所を見て愉しむ性癖が・・・」

「いや、さすがにそれは無い

 美優ならあるかもしれないけど、少なくともボクには無いから」

「美優さん・・・やっぱり、そういう方でしたのね

 隙を見せないように気をつけないといけませんわね」

「清香ちゃん・・・それよりも、自分の部屋にメイドが入り込んで気にならないの?」

「え?どうしてですの?

 学校の寮にまでメイドを配置するのは、さすが鷹峯家だとは思いますけれど、部屋にメイドが控えるのは当然の事ですわ」

あぁ、そうか、清香ちゃんもお嬢様だったっけ

「それにしても、わざわざ鷹峯家のメイド服を六花ちゃんのサイズで作ったんだね」

「はい、やはり身だしなみはキチンと整えないと

 それに、この服を着る事が出来て嬉しいんです

 やはり、小さい頃からの憧れですから

 子供心に母の姿がカッコよくて・・・」

「あれ?よく見たら、普通のより少しスカートが短い?」

「そうです、基本のデザインは同じですが、私の体格に合わせて短めのスカートになっています

 可愛いくって、お気に入りなんです

 あっ!気に入っております

 すいません、言葉遣いがまだ慣れなくって、じゃないや、申し訳ございませんだった」

「それはいいよ、御屋敷じゃないからね」

「そうですわ、(わたくし)も学園内ではヒカル”さん”ですもの

 もちろん外ではしっかりとヒカル”様”とお呼びいたしますわ」

「外でも一緒でいいのに・・・」

「そうはまいりません、ケジメはシッカリと

 ね?」


ふぅ、おじいちゃんも、吉村さんも、ユキさんも・・・過保護過ぎるんだよね

春休みにヒカルが変装に使ったメイド服は

ユキさんが六花ちゃん用に用意してあった物を流用しました


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