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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
186/273

球技大会③

遅れてごめんなさい

m(_ _)m

なんというか・・・

圧倒的じゃないか、我が軍は

3年生のバスケットボール、1回戦第2試合


3A   3D

62 - 12


スピードとテクニックでコートを支配する美咲

パワーと高さで他を寄せ付けない美里

正確なシュートで得点を量産する美優

うん、ボクと美紀はボールに触ってないような気がする

・・・気のせいにしておこう


3-Aは5種目全てで、準決勝に勝ち進んだようです

みんな頑張ってるんだね

ボクも少しは頑張らないとね

次の試合はボールに触ってみよう

・・・邪魔にならない程度にね


準決勝の対戦相手はは3ーHです

試合開始早々、思い切った作戦で来ました

美里と美優に二人づつ、美咲に一人が張り付いて、ボクと美紀は放置・・・

舐められてます

ここは、ボクがカッコよく決めてやりましょう

「美咲!コッチ!」

美咲からパスが来ました

相手チームはボクに近寄りさえしませんね

完全にフリーだなんて、舐めるにもほどがあります

シュートを決めてあげます

えーと、左手は添えるだけっと


・・・


・・・届かなかった


「ど、ドンマイ、ヒカル」

そう言ってくれるのは嬉しいけど、目が笑いをこらえていますよ、美咲さん

「大丈夫、リバウンドは全部取るから思い切って、いこー

 それに、無理して、男の子みたいに片手でシュートしなくてもいいからね

 中学生の女の子なら筋力が足りないから、両手でシュートでいいのよ!」

え!?そうなの?

そういえばあのアニメも舞台は高校の男子バスケ部だった

「でも小学校の時は片手シュートじゃなかったっけ?」

「そりゃそうよ、小学生はミニバスケットって言って、ゴールの高さが低いのよ

 中学生からは大人と同じ3m05cm、つまり10フィートね

 ボールのサイズは高校生から大人サイズになるわね」

「と、いう事は、ボクはもっとおもいっきり全力で投げないと届かないって事だね

 頑張るよ」

「ヒカルは、応援してくれるだけでいいのよ、私達3人でもなんとかするからね」

「でも、試合(戦い)は数だよ、美咲(あにき)

「・・・美優は、そのセリフを言いたかっただけでしょ?」

「ばれた?まぁ、それは置いといて

 せっかくなんだから、ヒカルも、美紀も、一緒に楽しもうよ

 勝敗なんて、どうでもいいじゃない」

「美優の言ってる事は正論なんだけど・・・

 試合中だからね」

「ゴメン、美里

 とりあえず試合に集中だね」


3A   3H

38 - 34


なんとか勝てました

でも、美咲と美優の体力が心配です

美里?

あの子の体力は桁違いだね

ボクと美紀はほとんど動いて無いからいいとして

3Fとの決勝・・・大丈夫かなぁ

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