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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
180/273

今日から3年生です②

「今日からみなさんは3年生になりました

 気持ちを切り替えて勉強に励んでください

 我が校は中高一貫教育ですが、あまりにも成績が悪い場合は、退学処分もあり得るので、気を抜かないようにして下さい」


う~ん、血は争えないというか・・・

千秋先生も学園長先生と同じタイプです

そう、話が長いのが欠点です

今はまだ学園長先生ほど酷くはないですが、歳を取るにつれて長くなるものなんでしょうか?


「それでは、まず学級委員長を決めたいと思います

 立候補する人はいませんか?」

ちょっと待って下さい、ここは先に自己紹介の流れじゃないんですか?

クラスにどんな人が居るかを知ってからの方がいいと思うんですけどね

やばい、コレは・・・

誰も立候補が居ない→なぜかボクが推薦される→満場一致で押し付けられるのコンボですね

ここは先手を取って押し付けましょう

美優にやってもらう?それとも、学年TOPの秀才美咲?

美紀や清香ちゃんでもソツ無くこなしそうだね

美里は・・・ないな、うん

それにしても・・・クラスのみんながチラチラとボクの方を伺ってますね

そんなにボクの動向が気になるんでしょうか?

あれ?ボクの座ってる列の一番前の席の女の子がおずおずと手を挙げましたね

これは立候補ですか?”誰もいないのでヒカルさんがいいと思います”はダメですよ

筒井つついさんが立候補してくれました

 他にやりたい人はいませんか?

 ・・・いないようなので、学級委員長は筒井さんにお願いしたいと思います」

パチパチパチパチ

「筒井 幸恵さちえです

 修学旅行など、イベントも目白押しですが、精一杯頑張りたいと思います

 1年間よろしくお願いします」

「それでは、後は筒井さんにお願いして、その他の委員を決めてもらいましょう」

「委員を決める前に、自己紹介の時間を取りたいと思います

 クラスにどんな人がいるかを知っておいた方が、決めやすいですよね?」

「あ~、ごめんなさい、私とした事が、自己紹介をすっとばしてたね

 委員長が優秀で先生は嬉しいです」

「それでは、50音順で安藤さんからお願いします」

「はい、勉強で1番は無理ですが、3年間出席番号1番を死守した安藤 千沙です・・・」


筒井さん、自分から立候補するだけの事はありますね

外見は黒髪おさげに黒縁メガネのザ・真面目委員長ですが、オドオド・内気タイプじゃありません

あれはきっと・・・メガネを外すと美少女が出てくるパターンですね


自己紹介の後、各委員の選出も無事に終わりました

え?ボク?

もちろん何も押し付けられませんでしたよ

ただし、美紀が保健委員になりました・・・立候補で


美紀「だって、ヒカルが倒れたら、看病できるんですよ」


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