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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
170/273

体力作りをしましょう②

今日(こんにち)は柳生さん、今日(きょう)は剣道ですか?」

「春日さん!

 女性の前で失礼しました」

皆さん、慌てて道着?らしき物を羽織ってますね

下が袴だと剣道なんですね

柔道はズボンタイプだもんね

あ、でも、弓道も袴だったっけ?

剣道用の道着と弓道用の道着に違ってあるんだろうか?

少なくともボクには見分けがつか無いけどね

柳生さんと橋本さんは初詣の時の護衛に居たから覚えてるけど、他の人は知らないや

護衛の人って、担当していない時はこうやって鍛えているんだね

「春日さん、今日はどうしました?

 お嬢様が急にお出掛けですか?

 護衛は3名まででしたら直ぐに出動できますが」

「いえ、こちらの新人のメイド見習いに御屋敷を案内していた所です」

「おじょ・・・アー、ゴホン

 えー、この武道場は旦那様が体を鍛える為の物ですが、鷹峯家の使用人も自由に使う事が許されています

 剣道は私、柳生が、柔道はこちらの橋本が師範役として、それぞれの技術向上に努めております」

「やっぱりお二人は強いんですね」

「いやいや、それほどでもありません」

「などと、謙遜していますが、強いですよ

 鷹峯家の(すけ)さん(かく)さんだと思えばよろしいでしょう」

「おじぃ・・・旦那様が黄門様ですね」

「ははは、上手い事言いますね

 ところで、今は女性の着替え中でしたので休憩がてら、外に出ていたんですが

 もしよろしければ、着替えが終わっているか様子を見てきてもらってよろしいですか?

 我々が見に行くと変なフラグが立ちそうなのでね」

「あら、その方が都合のいい方もいらっしゃるようですが・・・

 アクシデントで嫌われてもかわいそうですね

 では、私達で様子をみてまいります」

「よろしくお願いします」


武道場を覗いてみると・・・中には二人いるね

あ、アヤさんだ

道着に袴かぁ凛々しい服装は良く似合うね

でも竹刀しないじゃないよね

あれは槍?でもないか

あぁ薙刀なぎなた

って、もう一人は美優!?

へ~美優も運動不足解消の為にスポーツを始めたのかぁ

「お嬢様、外に伝言に行ってまいりますので、こちらで暫くお待ち下さい

 その間、武道場では色々と作法がございますので、中には入らないようにして下さい」

「は~い」


カンッ、カッ

おっと練習が始まったみたい

あれ?防具とかは付けないのかな?

あれじゃあ当ったら痛そう・・・

ってスゴイ、時代劇の殺陣たて並み?

アヤさんはわかるけど、美優もスゴイんだ

ひょっとして子供の頃からやってたのかもね

あ、ユキさんが戻ってきたね

外で休憩してた人達も一緒だけど

みんなお辞儀して入って行ってる

これが作法?

っていうかみんな防具は付けないのか・・・

しかも竹刀じゃないよ、あれは木刀?

練習でもケガしそうだよ

「おい、そこの見習い!」

「え、は、はい、なんでしょう?」


ボクに話しかけてきたのは

高校生くらい?に見える男の人

こんなに若い人も使用人にいるのか・・・

それとも柳生さんの弟子かな?


9/20誤字修正

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