表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
169/273

体力作りをしましょう①

「ねぇ、ユキさん、ボクって運動音痴なのかな?」

「どうしてそう思われるのですか?」

「だって、学校のマラソン大会でさ、ビリだったんだ・・・」

「私はお嬢様の運動会でのご様子を拝見いたしましたが

 これといって運動神経が鈍いようには思えません

 基本的な体力が不足しているのではないでしょうか?」

「基礎体力かぁ・・・入院以来、運動してないもんね」

「それでしたら、何か運動をされてはいかがでしょう

 適度な運動は心身の発育に良いといわれております

 ただし、急に強い運動は避けていただきますが・・・」

「適度な運動ねぇ・・・そうだ、おじいちゃんは何かスポーツしてるの?」

「旦那様は若い頃から護身用として剣道・柔道・弓道を嗜んでおられます」

「護身用か・・・ボクも何かやっておいた方がいいのかなぁ?」

「基本的には護衛が付き従いますが、やっておいて損はございません

 屋敷内にも武道場が設置されておりますので、一度見学されてはいかがですか?」

「とりあえず、見るだけ見てみようかな?」

「それではご案内いたします」

「え?いきなりなの?」

「はい、抜き打ちの視察にいたしましょう

 当家の護衛達の普段からの鍛錬をご覧いただきます」

「お忍びってヤツ?なんだか楽しそうだね

 そうだ、スグにボクだってバレないように変装して行こうか?」

「それは面白そうですね

 では、お嬢様の黒髪ウィッグとカラーコンタクトを使うとして

 お召し物は・・・メイド用のエプロンドレスにいたしましょう

 ファンデーションでお肌の色も誤魔化して・・・うふふ、腕が鳴ります」


ふぁんでーしょんってお化粧!?

ちょっ、心の準備が・・・



「できました、これで、スグにはバレないハズです

 ただ、体格が小さくて、メイドとしては不自然に映るので

 そのあたりから不審に思われてバレる事も考えられます」

「・・・あ、アリガトウゆきサン」

「それでは参りましょう」


「結構な距離があるんだね」

「そうですね、毎日歩くだけでも多少の体力強化になりますね」

「ウォーキングってヤツだね

 それぐらいなら寮生活でも続けられそうかも」

「見えてまいりました、あの建物が武道場です」

「へぇ、結構本格的な道場みたい

 大きさはそれほどじゃないのかな?」

「そうですね、柔道や剣道の試合をするスペースがなんとか確保できるぐらいですね

 個人の武道場としてはそこそこ、学校などの武道場としては小さい感じでしょうか」


あれは、休憩してるのかな?

男の人が数人たむろしてるね・・・って、上半身裸じゃないか

ぼ、ボクの目のやり場に困るでしょう

・・・

・・

あれ?

男の上半身裸ぐらいでどうしたんだ、ボクは・・・

あんなの海やプールでいくらでも見られるじゃない

それに、ボクは男の子だったんだよ

だったんだよ・・・ね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ