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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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女子校なのにバレンタインデー?⑧

「ヒカルさん、おまたせいたしました

 さあ、皆さんもどうぞ」

「こっ、これは・・・タワー?

 でも、この匂いはチョコレートだよね」

「はい、このスイッチを押していただけますか?」

「ヒカル、スイッチを押す時のかけ声は"ポチッとな"だよ」

「いや、美優、そのネタは古すぎるって

 アラフォーか?って思われるよ」

「そうでもないわよ、リメイクされたからね」

「山崎さんから小学生まで通用するネタか・・・美優、恐るべし」

「ちょっと、ダメよヒカル、山崎さんは年齢不詳なんだから

 聞かれたら怖ろしい事になるわよ」

「あ!うん、気を付けるね

 それじゃあ押すよ?

 ぽ、ポチッとな」

「結局やってくれるんだったら最初から素直にやればいいのに」

「違う!違うよ美里、あのツンがあってこそその後のデレが映えるんだよ!」

「はいはい美里も美優も持論は後回しにしましょう

 動き出しましたね、チョコレートファウンテンですね」

「壮観だね、チョコレートが滝みたいに流れて・・・

 豪華なバレンタインチョコレートだね」

「そうね、ヒカルよりお嬢様っぽいわね

 ところでみんな食べ方わかる?」

「「美咲せんせ~おねがいします」」

「はいはい、この専用フォークで、好きな具を突き刺して

 チョコレートの滝にくぐらせて食べるのよ」

「さあ、みなさん召し上がれ」

「「「いただきま~す」」」

「おいし~」

「ボクはコレで・・・チョコバナナだ~」

「これは贅沢な食べ方ですね」

「美紀さん、それほどでもございませんわ

 使っているチョコレートも国産品ですし、機械もそれほど高価ではありません

 本当は本場ベルギーのチョコレートが使えればよかったのですが、今年は高級品が出回っておりません

 どこかで、一括で買占めされたようですわ

 私の手配が遅かったせいですわね、申し訳ありません」

「・・・き、気にしなくてもいいよ、ボクは満足してるよ」

「いえ、そうではなくて、国産品は無駄に甘すぎてカロリーが高すぎるんですの」

「・・・わ、私はこれぐらいで止めておくわ」

「え?どうして、美味しいのに・・・もっと食べたらいいじゃない、ね?美紀」

「ヒカル・・・世の中には食べたら食べただけ太る人種もいるのよ

 そっとしておいてあげるのが正解よ」

「え、あ・・・うん、わかったよ美優

 そうだ、ハイコレ、美紀の分

 コレが美里でコレが美咲ね

 ボクと美優の手作りだよ

 無理に今日食べなくても明日でもいいからね」

「ありがとう、ヒカル、美優」

「それじゃあそろそろ片づけてお部屋に戻りましょうか?」

「片付けの心配はございませんわ

 ちゃんと業者を手配してありますのでそのままで結構です」


手際がいいよね

清香ちゃんのおうちの執事さんもなかなか優秀みたいだね

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