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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
159/273

女子校なのにバレンタインデー?⑦

「小梅先輩、送っていただいてありがとうございます」

「いいのよ、せっかく免許取ったんだし

 そもそもこの車は・・・ねぇ」

「そうそう、忘れちゃいけない、コレがボクと美優の手作りのチョコレートです

 ブランデーを混ぜてあるので運転する時には食べないほうがいいかも・・・」

「お酒と言ったって香り付けでしょ?それくらいの量なら大丈夫よ

 でも、一応寮に戻ってからにするわね、心配してくれてありがとう

 私からもチョコよ、食べ過ぎないように気をつけてね」

「ハイ、ありがとうございます、小梅先輩こそ気を付けてくださいね」

「えぇ、それじゃあまたね~」


「山崎さんただいま~」

「おかえりなさい、今日は遅かったのね?」

「チョコレートを配っていたもので、山崎さんの分もありますよ

 はい、コレ、ボクと美優の手作りです」

「あらあら、こんなおばさんにまで・・・ありがとう

 でもいいのかしら?手作りだなんて春樹に恨まれそうね」

「え?春樹?ってもしかして美優の彼氏ですか?」

「彼氏じゃあ無いわね、残念ながら

 あの子が美優ちゃんに片思いしてるだけよ

 本人は内緒のつもりだろうけど母親わたしにはバレバレね」

「そうだったんですか、あれ?だったらボクの従者候補って男の子の可能性もあったんだ

 ・・・美優、頭を抱えてどうしたの?」

「あっちゃ~を体で表現してるだけなの、ヒカルにバレた時点でヤツもヒカル付になる可能性が・・・」

「男女共学の学校なら従者が2人だったかも知れないわね

 今はまだ女の子の従者だけで十分だけど、卒業する頃には春樹も必要になってくるでしょうね」

「え?女装させて入学させるとか・・・?」

「いくらなんでも、それは無理でしょうね、あの子はゴツイマッチョ系だからね

 吉村さんはお嬢様の安全(そのあたり)に抜かりは無いわね

 警備員に護衛を潜り込ませたでしょ?」

「まさかとは思うけど、クラスのみんなも関係者とかは・・・さすがに無いよね?」

「私が知る限りでは少なくても土山さんや田尾さんは関係者では無いわね

 この寮以外だとさすがに分からないわね」

「そうか、ボクは吉村さん(お釈迦様)の掌の上で転がされてたのか

 ・・・よし!吉村さんだけチョコを無しにしよう」

「ちょっ!ソレ、発狂しそうだね」

「そうね、お屋敷のみんなが心配だわ」

「あ、真由美さん、コレ、私からなんだけど

 ・・・その、春樹君に渡して下さい

 あ、あの、別にただの義理チョコですから勘違いしないように言っておいて下さいね」

「ふふふ、わかったわ、そうだったの、なるほど~」

「ち、違うんです、私はヒカルの従者なんだから恋愛はしません

 そう決めたんです、強いて言うならヒカルが恋人・・・みたいな」


あれ?もしその春樹君と美優がくっついたら、いろいろ捗るんじゃない?

チャンスがあればキューピットになってあげようかな

9/11 指摘により修正

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