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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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女子校なのにバレンタインデー?⑤

「姫~これが私からよ

 クッキーをチョコレートでコーティングしてみました~

 もちろん手作りよ」

「さすがですね~大江先輩に比べたらヘタクソですけど

 ボクと美優で協力して作ったんです

 よかったら食べてみて下さいね」

「もちろん

 あ、そうそう、コレが仁美から預かったチョコよ」

「あれ、仁美先輩は居ないんですか?」

「ああ、あの子はね・・・

 今日は本命チョコを持って告りに行ってるんだ」

「え~ホントですか~、相手は誰ですか?」

「超イケメンって事だけ教えてあげるけどね

 後は本人から聞きなさい」

「そうですね、プライバシーも尊重しないとね」

「仁美のプライバシー?・・・

 親友より男を取るヤツだからバラしちゃおうかな?」

「いや、それはマズイですよ

 でも、うまく行くといいですね」

「うん、そうね」

「あ、美優、一応いつものセリフ言っとく?」

「リア充爆発しろ・・・お約束だからね」


「え~と、沙月お姉さまは寮で渡すから、あとは小梅先輩だけかな?」

「そうね、高等部はそれで終わりね

 小梅前部長は今日は試験なので、もう終わってこちらに向かっているハズなんだけど・・・」

「えっ?今日入試だったの?」

「え~と、入試じゃないんだけど・・・サプライズにしておこうかな?」

「サプライズって、う~ん何だろう?」

「そうだ、校門までいって待ち構えようか?」

「そうだね・・・あ!」

「どうしたのヒカル?」

「校門と言えば、守衛室、守衛室と言えばアヤさん!」

「はいはい、大丈夫、ちゃんとアヤさんの分のチョコレートもあるからね」


「アヤさーん、コレ、ボクと美優の手作りチョコレートだよ~

 よかったら食べてね

 あ、他のみなさんの分もあります、どうぞ」

「ありがとう、ヒカル・・・

 ヒカルが私の為に、手作りのチョコレート

 ウヲーーーーーー!!

 これは家宝にしなければ

 真空パックにすれば長持ちするよね

 ああ、でもヒカルの手作りのチョコだから食べてみたいし・・・

 そうだ!他の人の分を食べて、コレを保存用にすればいいんだ

 食用と保存用・・・あぁ観賞用にもう一つ必要ね

 ということは、観賞用を入手する為に緊急ミッションが必要ね・・・」

「アヤさん・・・今日も全開で漏れてますね」

ボクのつぶやきに美優だけじゃなくて守衛さん達も一斉に頷いて・・・

アヤさん、ボクが居ない所でもダダ漏れみたいですね~


ブーーーー


「アヤさん、この音は何?」

「これは、正門に車両が来てるっていう合図よ

 人の場合は”ぴんぽーん”って鳴るの」

「へぇそうなんですか、あ、ひょっとして小梅先輩が戻ってきたのかも

 でもタクシーなら正門の前で降りるからぴんぽーんか・・・」

「とりあえず守衛さんが対応に出てるから大丈夫だけど、見に行こうか?」

「???・・・う、うん」

おかしいな、普段の美優なら見に行こうなんて考えないハズなのに・・・

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