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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
156/273

女子校なのにバレンタインデー?④

「清香ちゃん、友チョコだけど、どうぞ

 ボクと美優の手作りだよ」

「わ、(わたくし)にににもいただけますの?」

「うん、ボクの気持ちだと思って受け取ってよ」

「ハハハハイ、よ、喜んで拝領致します

 私ごときに格別の御配慮をいた「ハイ、ストップ」 え?」

「ダメだよ、そんな態度じゃ友達失格だよ

 学園の外での公式の場所なら仕方ないけど

 美優を見てごらんよ、ほら、ふてぶてしいでしょ?」

「確かに、そうですわね・・・

 少し舞い上がっていたようです

 チョコレートありがとうございます

 今日は夕食後に寮のお部屋にお伺いしてよろしいでしょうか?」

「うん、いいy・・・あ、ちょっと待って

 寮のお部屋はルームメイトが居るから独断は良くないよね

 そうだ、喫茶室でいいかな?」

「はい、では夕食後に伺います」

「それじゃあ、ボクは高等部にチョコを届ける用事があるからまた後でね」


「高等部かぁ、3年生の教室より敷居が高いよね?」

「大丈夫よ、ヒカルならね

 "白雪姫"は健在よ

 それに朝の下駄箱のチョコレートは高等部のお姉さん達の仕業だからね」

「それはそれで、怖いかも・・・」

「そうねぇ、揉みくちゃにされたり、追いかけまわされたり、ドサクサ紛れに触られたりして・・・

 ほら、あんな風に走って来たりして」

「えー、さすがにそれは・・・ホントに走って来てる

 って、あれは大村先輩?」

「あ~ヒカルちゃん!丁度良かったチョコね、美優ちゃんの分もあるからね」

「ってそんなに慌ててどうしたんですか?

 あ、コレ、ボクと美優からです」

「今からデートなの、本命チョコを渡しにいくので~す」

「チッ、リア充め、爆発しろ」

「オーホッホッホッ、悔しかったら美優ちゃんも彼を作ったら?

 大丈夫よ、ちっぱいでもそこそこの需要はあるからね

 って、遅れちゃうからまた部活でね~」

「は~い・・・って、行っちゃったね」

「ヒカルより彼を優先するとは・・・」

「いや、それが普通でしょ?

 ってそんな事よりボク達はチョコを配りに行かないとね」

「そうだったね、それじゃあコッチよ」


「あ、来た来たー

 姫〜コッチよ〜」

「あれ?咲良先輩、ボク待ち合わせしましたっけ?」

「ああ、それは美優ちゃんにアポ取らないとチョコレートを直接渡せないからね

 って事で私からのチョコレートね」

「はい、コレがボクと美優が作ったチョコレートです」

「やった〜手作りゲットーー!」



「美優、誰の指示なの?」

「アハハ、あえて名前は出さないけど鷹峯家で三番目に権力を持ってるジジイかな?」

「ソレ、名前を伏せる意味が無いね」

「まぁまぁ、ヒカルに直接アポを取った場合もOKだし

 百合寮は基本的にOKにしてるよ」


ホントに吉村さんは過保護なんだから

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