表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
131/273

甘いモノは正義です

「うふふ、幸せ~」

「いやいや、美味しそうに食べてるヒカルを見る方が幸せになれるよね」

「そうですよね、美里はたま~~に、いい事言いますね」

「たま~~にっていうのが余計だけど、まぁいいや」

「ところでみなさん冬休みの予定はどうですか?」

「どうって言っても、私は基本的にバレー部の練習があるけど

 さすがに大晦日から3日はお休みだよ」

「ボクは23日と元旦は予定が入ってるけど、後は大丈夫かな」

「私は年内は無理かな?年明けならフリーだけど

 美優は聞くまでもないけど、美紀自身はどうなの?」

「私はお正月は家業の手伝いをしないといけないんです」

「手伝いって?」

「着付けですよ

 売った着物のアフターサービスですね

 人手が足りないので駆り出されるんですよ

 成人式の日もそれで潰れますね」

「じゃあ、ひょっとしてウチに来るの?

 だったらボクと明けましておめでとうございますが出来るね」

「あー、残念ながら、ヒカルじゃ無いんですよね

 ヒカルや元華族のお嬢様クラスだと、メイドさんが着付けするでしょ?

 私がこの前に着付けしたのは、寮だから専属のメイドさん、ユキさんだったっけ?

 あの人が入れなかったから私に回ってきたのよ

 私が駆り出されるのは、もう少し中途半端なお嬢様ね」

「そうか~、そりゃあそうだよね

 ユキさんのお仕事を取るワケにはいかないか

 って事は、学園内で着物を着る機会を作れば、美紀に着付けして貰えるんだ」

「そう言う問題じゃ無いでしょ

 そもそも美紀は、冬休みに初詣でとかのイベントで、みんなが集まれる日を知りたかったんでしょ?」

「あー、はい、美咲の言う通りなんですけど、スケジュールが上手く噛み合いませんね」

「それは仕方ないでしょ?それぞれ都合があるんだし

 三学期が始まったら、イヤでも顔を合わせるんだから、ね?

 気にしないで、まぁ、甘いモノでも・・・」

「って事で、すいませーん

 追加お願いしまーす」

「ちょっと~、美里と違ってボク達はそんなに食べたら晩御飯が食べられなくなっちゃうよ」

「何言ってるのよ、これくらいで・・・

 甘いモノは別腹って言うでしょ?

 そもそもヒカルはもっと食べないといけないよ

 しっかり食べて、しっかり運動すればちゃんと成長するわよ」

「「「「じー」」」」

「そこで胸を見ない!!

 身長よ、身長!!」

「なんだ、びっくりしたよね」

「うん、うん、美里は嘘はつかないもんね」

「信用してくれて有り難う」


あれ?コメカミがヒクヒクしてるなあ

イライラには、甘いモノだよね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ