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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
119/273

おじいちゃんとデートなのです⑥

「ふぅ、結構忙しいね」

あの後、おじいちゃんがたくさんの関係者や馬主の人とお話していましたが

みなさん、おじいちゃんと会話しながら、チラチラとボクの方を見るんですよね

ボクは珍獣か!っての

おじいちゃんもそんなぶしつけな視線をぶつけてくる輩にはボクの説明というか紹介というか

一切しなかったんです

それどころか

「失礼ですが、こちらのお嬢様は?」

って聞かれた時も

「今はまだ、知っていい時期では無い」

だってさ、ボクを好奇の目線から守ろうとしてくれているのは分かるんだけど・・・

他にも

「先日の孫娘の誕生日会ではご都合が付かずに残念です」

は?ボクは何も聞いてませんけど?

「すまんな、孫娘の方は歳も合うのでかまわないんだが、そちらには未婚の若い男も居るからな

 ヒカルの愛らしさに我を忘れる可能性があるからな」

いやいや、それは、いささか過保護すぎるような・・・

「確かに、美しいお嬢様ですな

 うちの孫娘もかなりのものだと自負しておりましたが、さすがにこれでは・・・太刀打ちできません」

・・・この人もお世辞が上手いなぁ

おじいちゃんはボクの事を褒められるとスグにデレるんだよね~


と、まあ、そんなこんなで一度部屋に戻ってきたんですが

おじいちゃんの馬が勝ったら”くちとりしき”とかいう表彰式に出るから準備しておけって

・・・そんなに簡単に勝てるモノなのかな?


「美優、ただいま~」

「おかえり~・・・なさいませ」

「どう?順調?」

「う~ん、なかなか難しいよ・です

 パドックでは何か気付いた事は無かったですか?」

「う~ん、そういえば日本の馬の馬主さんは全員来てて、おじいちゃんに挨拶しにきたんだけど

 海外の馬の馬主さんはこの3番の馬の馬主さんだけが来てたよ

 後は代理の人ばっかりだった

 自分の馬のレースにわざわざ外国まで見に行く人もいるんだね」

「さんきゅ・・・ありがとうございます

 そうなると、外国馬のその他は来年からの供用に対するデモンストレーション

 本気で獲りに来てるのは1頭か・・・これで絞れる

 それじゃあ、アヤさん、この通り購入してきて下さい」

あぁ、美優まで専門用語を・・・

美優が何をしているかって?

それはお昼におじいちゃんから課題を与えられたんです

「美優、ここに100万円ある、これを昼から、メインレース終了までの間にどれだけ増やせるかやってみなさい

 別に失敗しても構わないから、気楽にな」

って事で、馬券で運用中なのです

(注:学生、生徒又は未成年は勝馬投票権を購入できません)

「ヒカル?気になるか?お前もやってみるか?」

(注:学生、生徒又は未成年は勝馬投票権を購入できません)

「いや、やめておこうかな、ギャンブルは性に合わない・・・かな?」

「そうか、無理には勧めんが、もうすぐ発走だな、観戦しよう

 うちの馬はあの16番だ、ピンクの帽子が目印だ、応援してくれ」


え~と、16番は・・・エアロホーク?

鷹峯の鷹かあ



学生、生徒又は未成年は勝馬投票券を購入出来ません


10/18 誤字修正

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