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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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おじいちゃんとデートなのです③

「お嬢様がお選びになった馬はサクセスブロッケン号

 中央、地方合わせてG1を3勝している名馬でございます

 美優が選んだ馬はキモンホワイト号、条件馬

 残った馬がタイキエニグマ号、OPオープン馬ですが重賞で2着の実績があります」

あ、だめだ、専門用語が多すぎて何を言ってるのか分からないや

「さぁ、ヒカル、選んだ馬に乗ってみなさい

 心配しなくても馬に乗って座ってるだけだ、ちゃんと係員が曳いてくれるからな

 バランスを取るだけでいいぞ」

「うわ~大きいね、って足を掛ける所までボクの足が届かないんだけど・・・」

「お嬢様どうぞ」

って、吉村さん、手?

もしかして吉村さんの手を踏み台にしろって事?

ボクの履いてるブーツは土が付いて汚れてるよ

「どうした、ヒカル、怖いか?」

「ううん、そうじゃ無くて・・・

 ブーツが土で汚れてるから、手に足を掛けるのは・・・」

「お嬢様、私ごときに、過分のお心使い・・・

 しかしながら、そのような事は、気にする事ではございません

 足を掛けていただければ、そのまま上に持ち上げますので

 タイミングを合わせて上に伸び上がるように鞍の上までお願いします」

う~、仕方ない、男は度胸だ!


あ、そうだったボクはもう女の子だったんだ

・・・女も度胸だ(笑)

「お嬢様、それではまいります、イチ、ニノ、サンッ」

おお、この高さは・・・見晴がいいね

大昔の戦争で馬に乗った兵士が有利だったのも頷けるね

「一度で成功か、何も言わずとも姿勢もいいな

 なかなかスジがいい」

「そ、そうかな」

「よし、それでは1周してみようか

 腹筋を使ってバランスを取るんだぞ」

「ハイ」

確かに、コレは・・・腹筋にクルね

そういえば乗馬を元にしたダイエット用の健康器具があったような・・・

おっと、余計な事を考えてたら落ちちゃうよね

おじいちゃんは自分で馬を操作?してるね

さすがにサマになってる

あれ?美優・・・どうして乗馬が出来るんですか?

ひょっとして初心者はボクだけ?

!!、そういえば、この乗馬体験って先着数百名とかじゃなかったっけ?

ボク達以外は誰もいないんだけど・・・どうなってるのかな?

ひょっとして、また吉村さんが・・・

「ねぇ、おじいちゃん、今日の乗馬体験って貸切にしちゃったの?」

「あぁ、午前の部だけだ

 午後は一般はもちろん、馬主も入れない特別な席を用意してあるから

 おじいちゃんと一緒に観戦しよう、なんなら馬券を買ってみるか?」

「え~未成年がギャンブルはダメでしょ?」

「そうか、それなら・・・」


おじいちゃんの目が・・・

あやしいなぁ

イタズラを思いついた子供みたいな目だね

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