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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
111/273

そうだ、部活へ行こう②

『外聞なんて気にしなくていいから、思った通りの意見が聞きたいの

 それじゃあ高等部から聞いていくわね、まずは咲良』

『私は副部長としての立場なら、迷わず貰っておくかな、でも個人としてなら12,000円であるべきだと思う』

『じゃあ次は大村』

『貰っておけばいいんじゃない?合宿で海外でも行けそうよ、英会話部なら生の英会話に触れるチャンスは見逃がせないと思うの』

『次、仁美』

『私は返した方がいいと思う、なんとなく、気分的に・・・だけど』

『じゃあ、大江』

『私も返した方がいいと思います、だって、もし他の部にヒカルが入って、その部だけが部費で優遇されてたら・・・多分嫉妬すると思うんだよね』

『なるほど、じゃあ次は中等部、雪月花』

『雪は返却がいいと思います』

『月も返却を支持します』

『花は貰っちゃえ~です』

『え~花ちゃんそれは極悪人です』

『花ちゃんがグレたです』

『うっ、だって、部長が思った通り言えって・・・』

『そうよ、花ちゃん、それでいいの、遠慮はいらないわ

 高等部のみんなはハナっから遠慮するようなヤツらじゃないからね

 中等部のみんなもそれぐらい打ち解けて欲しいの

 ってまた話が逸れちゃった、続けるわね、次はヒカル、どう?』

『ボクは・・・特別扱いされるのはイヤです、みんなと同じように扱って欲しいです

 この体のせいでどうしても同じではムリだって事なら諦めも付くけど

 せめて学校の中ぐらい、普通にしていたいです』

『グスッ、ヒカル・・・わかった、返しに行こう

 みんなもそれでいいわね』

『『『ハイ』』』


どうしてみんな涙ぐんでるんだろう??

あれ?残りの3人の意見聞いて無いような・・・


『私達、意見聞いて貰えなかったね』

『ビアンカちゃん、空気よんでよ、感動のシーンなんですよ

 それに私達は1番の下っ端なんですからしかたありません』

『それもそうか、あのセリフを聞いたら反対意見なんて言えないもんね』

『そこの二人、そういう話はもう少し小声で』

『『は~い』』


『それじゃあ今日は解散にしましょう

 咲良は生徒会室まで一緒にお願いするわ』

『はい、部長』

『ヒカル、心配しなくてもいいからね、私達二人に任せてちょうだい

 必ず、悪いようにはしないからね』

『大船に乗ったつもりでね』

『はい、よろしくお願いします』


『それでは皆さん、気を付けて帰って下さいね

 寮に帰るまでが部活動です(笑)』

『・・・』

『クッ外したか・・・』


「ねぇ、美優、二人の交渉は上手く行くと思う?」

「う~ん、厳しいかなぁ、生徒会の独断では無いと思う、恐らく学園長先生あたりが手を回したんだろうけど

 そうなると、生徒会に掛け合っても門前払いがいいところね」

「だったら、分からないように手助け出来るかな?」

「学園長先生はうちのおじいちゃんと同類だから、そっちの方から手を回すわね」

「出来れば、部長&副部長の手柄になるような落とし所をって指示しておいてね」

これで小梅先輩の顔を立てられるかな?

百話目ですね、早いというかなんというか・・・

百話使ってまだ中2の11月が終わってない不具合(; ̄ェ ̄)


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