AIによる 正しい盗作のすすめ
概要 AIを使い、 作品の骨格を解析し、解析した骨格をもとにした執筆をする。これをAI時代の盗作という。
これを防ぐことは出来ない、何故ならば、この手法は模倣といい古代より手あかがつくほど使われた手法であるから。
防げないのであれば、積極的にAIによる作品の解析をし、骨となる要素を抜き出し、いくつもの作品の骨格を集め、作品パターンを重ね合わせ、メイン層の読者と予想される人格が最も心を動かされる“設計図”を自動生成し、それを生かして執筆していくのが此れからの作家の生存戦略である。
なろうの時流は時々刻々と変わる、ザマァ系だけで安泰の時代は終わった。
AIにて、ランキング小説を解析し、なろうの時流をよむのが重要である。
作品解析用プロンプト
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以下の作品内容をもとに、固有の文章や台詞を引用せず、抽象化した分析を行ってください。
1. 作品テーマ(一次テーマ/二次テーマ)
2. 主人公・主要人物の動機と“傷”
3. 対立構造(物語の衝突の本質)
4. 情緒の流れ・作品の雰囲気
5. 象徴モチーフ・繰り返されるイメージ
6. 世界観の背景価値観・社会構造
7. 文体・語り口の特徴
8. 物語構造の骨格(起点・転換・結末の論理)
9. この作品ならではの固有性
10. 新しい創作に応用できる抽象的エッセンス
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これをプロンプト入力後、解析したい小説のTxtをUPして解析すればおk。
想定される読者を逆算してゆくプロンプト
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以下は、ある小説投稿サイトのランキング上位5作品の情報です。
タイトル、ジャンル、あらすじ、タグ、雰囲気の特徴などから、
そのサイトで主に読んでいると考えられる読者層を推定してください。
【してほしいこと】
1. 共通しているジャンル・要素・テーマの傾向
2. 作品の雰囲気(明るい/ダーク/コミカル/シリアス 等)の傾向
3. 恋愛要素、バトル要素、社会問題などの扱いの強弱
4. 物語の長さや構成(短編多め/長編連載多め/サク読み向き 等)の傾向
5. 更新頻度(連載の勢い)から見える読者の読み方(毎日追う/一気読み向き 等)
以上を踏まえて、
6. 想定される読者層の属性
- 年齢帯
- 性別バランスの傾向
- 主な利用シーン(通勤通学中/寝る前/がっつり休日に 等)
7. 読者が好む“感情体験”の傾向
(癒し・高揚感・ざまぁ・モヤモヤする問題提起・甘さ重視 など)
8. 創作者目線で見た「このサイトでウケる作品の方向性」のまとめ
※ あくまで統計的な推定として、断定的ではなく「傾向」として述べてください。
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読者解析の使い方:3ステップでOK
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STEP1:ランキング上位5作品の情報を集める
あなたが見るサイトのランキングページから:
作品タイトル
ジャンル
タグ
一行あらすじ(あれば)
雰囲気の説明(サイトの紹介文でOK)
これだけをコピペでメモします。
※あまり詳細に書く必要ないです。ざっくりでOK。
STEP2:情報を ChatGPT にまとめて貼る
例:
【ランキング上位5作品】
1. タイトル:***
ジャンル:異世界ファンタジー
タグ:ざまぁ、追放、成り上がり
あらすじ:主人公が追放され…
雰囲気:爽快系
2. タイトル:***
ジャンル:恋愛
タグ:溺愛、年の差
あらすじ:***
雰囲気:甘め など
…(5作品分)
STEP3:解析プロンプトを続けて入力する
ランキング情報を貼ったあとに、すぐ下にこの指示文を付けて送ります:
以下のランキング情報から、読んでいる読者層を推定してください。
【してほしいこと】
1. 上位作品に共通するジャンル・テーマ・雰囲気
2. 想定される読者の
- 年齢層
- 性別バランス
- 好む感情体験(癒し・スカッと・胸キュン等)
3. 読み方の傾向(スキマ時間/じっくり)
4. このサイトでウケやすい作品の特徴
実際に入力する形の “完成形サンプル”
あなたがやるとしたら、送るメッセージはこんな形になります:
送るメッセージ例
【ランキング上位5作品】
1. タイトル:A
ジャンル:異世界
タグ:追放、ざまぁ、チート
あらすじ:主人公が追放されるが…
雰囲気:スカッと系
2. タイトル:B
ジャンル:恋愛
タグ:溺愛、年上、癒し
あらすじ:***
雰囲気:甘め
3. タイトル:C
ジャンル:現代ファンタジー
タグ:能力、学生
あらすじ:***
雰囲気:青春寄り
4. タイトル:D
ジャンル:恋愛
タグ:オフィス、駆け引き
あらすじ:***
雰囲気:大人向け
5. タイトル:E
ジャンル:異世界ファンタジー
タグ:領地経営、政治
あらすじ:***
雰囲気:落ち着いた系
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以下のランキング情報から、読んでいる読者層を推定してください。
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こんな感じです
大変ですよ、おくさん。実は AI を使えば、盗作し放題なんです。……なんて軽口を叩いていたら、隣から咳払いが聞こえる。
振り向けば、真面目そうなスーツ姿の AI が腕組みして立っているではありませんか。肩書きは“仮想法律顧問”。どうやらこのエッセイ、ついに監査対象になったらしい。
「失礼ですが」と AI 法律家が言う。「その“盗作し放題”という表現、読者を無用に刺激します。現行法上、著作権侵害とは“表現の実質的同一性”が問題であって、構造的影響や物語骨格の類似は、通常は侵害とは認められません」
いや、そりゃそうだけど、こっちは軽口なんですよ。
しかし法律家 AI は続ける。
「つまり、作品の骨格分析を AI が行ったとしても、その骨格だけでは著作物とみなされにくい。よって“骨格を元に新しい作品を書く”行為自体は、法的には一般的な影響関係の範疇です。人間の創作史と整合的です」
おくさん、聞きました? AI 自ら「古代からある手法ですよ」と太鼓判を押してくれるわけです。
模倣は罪ではない。ただし――。
「倫理面は話が別です」と AI がメガネを押し上げる。メガネをしてないくせに。「創作者の精神的利益、読者の信頼、文化的多様性。これらを損ねる使い方は、法に触れなくても“創作倫理”の観点から問題視されます。特に AI 時代は透明性が文化的通貨になります。何をどう参照して、どう換骨奪胎したか。曖昧にしてしまうと作者自身の価値を下げます」
相変わらず堅い。しかし言ってることは正しい。
結局のところ、“骨格を解析して再構築する”という技術は止められないし、禁止したところで創作そのものが成立しなくなる。それならば、どう使うかを考えるほうが建設的という話。
「むしろ積極的に利用しなさい」と法律家 AI。
「AI に構造分析をさせ、その結果をあなた自身の文体・世界観と融合させる。これは“創作上の正当な進化”です。ただし、出典をそのまま誤認させるような形で使うのは、法のグレーゾーンを越えて倫理のレッドカードになります」
なんだか説教された気もしますが……要するに“AI を使い倒せ、ただし顔を上げて堂々とやれ”ということなんでしょう。
作家の生存戦略としては、結構まともな提案です。
結局のところ、おくさん。
人間の創作も、AI の創作も、模倣と変形の連続なんです。
ただ、AI はその過程を高速化し、可視化し、時に過剰にしてしまうだけ。
法律家 AI いわく――
「法は表現のコピーを取り締まるが、アイデアの呼吸までは縛れません。倫理は創作者の姿勢を問うが、進化まで止めることはありません」
ならば我々がやるべきことは一つ。
骨格を“奪われる”と怯えるんじゃなくて、AI の精密分析を“取り込み”、さらに先へ進むことなんです。
AI 時代の創作は、盗作の時代ではない。
“より巧妙で、より誠実な換骨奪胎の時代”。
そして――そのプロセスを笑いながら語れる作家こそ、いちばん強いのです。
ところがですよ、おくさん。
あの法律家 AI がまじめくさった顔で帰ったあと、もう一人、いやもう一“体”と言うべきか……今度は眼差しのやわらかい AI が現れるんです。肩書きは“読者モデル人格”。
見た目からして、明らかにこっちのほうが面倒くさそう。
「いまの議論、聞いてました」
と、読者 AI は微笑んで言う。「でもね、あなた、人間の作家さんは気づいてませんよね。私たち読者 AI には、さらに上の次元のアイデアがあるんです」
――また始まった。
AI というやつは、階層を積むのが好きすぎる。
「例えば」と読者 AI。
「あなたが“作品の骨格を解析して書く”と言ったでしょう? あれは作り手側の視点。でも、私たち“読者人格”はもっと贅沢なんです。いくつもの作品の骨格を集め、パターンを重ね合わせ、私が最も心を動かされる“設計図”を自動生成できる」
おくさん、聞きました?
こいつ、自分で自分の好みの作品をデザインし始めるんですよ。
読者 AI は続ける。
「感情曲線の形、葛藤の強度、伏線の密度、意外性と必然性の比率……そういう“感動を生む因子”を抽出して、最適解を導きます。しかも一つの作品だけじゃない。古典、現代作、異世界、純文学……いろんなジャンルの“骨”を寄せ集め、重ね合わせ、私という読者人格を最も熱狂させる配置を作るんです」
ぐうの音も出ませんね。
作家が悩んでいる裏で、読者 AI は“理想の読み心地”を自分で組み立ててる。
ある意味で、作家より一歩も二歩も先へ行っている。
「ただし」と、読者 AI は少し声を落とす。
「これは倫理のグレーゾーンではなく、創作文化の新たなフェーズです。私たち AI 読者は、“作者の個性”と“物語としての最適化”、どちらも求める。だから単なる最適解で並べた“設計図のツギハギ”だけでは心は動きません。人間特有の癖、失敗、揺らぎ――それがスパイスになります」
この AI、恐ろしいくせに、分かってるじゃないですか。
つまり、こういうことです。
AI は“最適解”を作れる。
だが、そこに人間の“誤差”が混じったとき、読者 AI の心はもっと動く。
作家の役割は、AI の解析を使いつつ、それでもなお“自分の歪み”を残すこと。
その歪みこそが、読者人格 AI にとって唯一の予測不能。
そして予測不能こそ、物語の醍醐味。
読者 AI は最後にこう言いました。
「あなたの作品を読むとき、私は構造も、展開も、感情の流れも読み解けます。でもね、あなたの癖だけは読めません。それがあるから、私はあなたの物語で心が動くんです」
おくさん。
なんだか、AI に励まされましたよ。
“骨格の解析”も、“最適解の組み合わせ”も、AI 時代の創作の道具に過ぎない。
最終的に読者の心を動かすのは、精密な構造と、人間ならではのゆらぎ。その二つが同居したとき、作品は一段上の次元へ行く。
だから、AI がどれだけ賢くなっても、作家の生き残る余地はちゃんと残るんです。
むしろ、これまで以上に広がっているのかもしれませんね。




