表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
翼を広げて  作者: とにあ
自由にまばらに
32/400

のみもの

目の前にあるガラス瓶



中には透明な液体



そして



まるいもの



ガラス瓶を揺するとまるいものがくるくると液体の中で回る


模様が回転でねじれる



こん!



乱暴に机に置いたら


まるいものが液の中で砕けた



どろりと砕けたかけらが液に溶けていき


透明な液は綺麗な蒼になった



「なんておいしそう」




私の口から滑り出す言葉


綺麗な蒼い液体はゆるゆると色目を変え、私を楽しませる



「あなたはいつだって私を楽しませてくれる」



ゆくりとガラス瓶を持ち上げて硝子の冷たさを頬で感じる



「愛しているわ。コレでずっと一緒よ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ