85時間目「燃えろ焔!」
一刀「中国・万里の長城にレイと向かった俺、だが何故かレイを怒らせてしまいレイは俺を置いて先にいってしまう。だが一人になったレイの前にデーヴァの一人虎神メキラが立ちはだかった。レイは超進化して戦うがメキラの技に苦戦する。そこへ俺が現れてレイと協力してメキラを倒すのだった 」
情熱の国、スペイン
この場所に焔がデーヴァの偵察としてやって来ていた。
※西森は国外に出たことがありません。よってこの国にそんな街は無いぞ!というツッコミは控えてください。
スペインの中でも闘牛が盛んな街、レッドロー
闘牛士「オーレッ! 」
サッ
闘牛士がうまく闘牛の相手をしているなか
ガツッ!
焔「しかしまぁ海外に行かせてくれるなんて曹操グループもたいした金持ちだぜ 」
一刀達が海外に行く旅行金は全て曹操グループの会長代理である華琳が出していた。(ただし、行きと帰りの運賃のみで遊ぶ金はもらっていない)
焔「さてとさっさとデーヴァを見つけてやるとするかな 」
ガタッ
焔が腹が減っては戦はできぬということで立ち寄ったホットドッグ屋から立ち去ろうとすると
ワーワーッ!?
闘牛場の方が騒がしくなってきた。
焔「もしかしてデーヴァか!? 」
ダダッ!
そして焔は闘牛場めがけて走っていった。
店主「ホットドッグ代払いやがれー! 」
ホットドッグ代も払わずに…
焔「今忙しいんだ!金なら曹操グループに取り立ててくれ! 」
闘牛場
闘牛士「ひぃーっ!? 」
闘牛士は腰が抜けて震えていた。
バサラ「我が同士である猛牛を人間の見世物にするとは許さぬぞ! 」
そこにはデーヴァの一人バサラが闘牛士の前に立ちはだかっていた。
ジャキンッ!
バサラは闘牛士に黒の双剣『宝剣』を向けると
バサラ「貴様も見世物にしてやるわ! 」
スパパーッ!!
闘牛士に剣を振りまくり
ハラリッ
闘牛士「へくしゅんっ 」
闘牛士の髪を坊主にし、服を切り刻んで裸にした。
バサラ「今度は肉を切り刻んでやるぞ 」
ジャキンッ!
闘牛士「ひっ!? 」
闘牛士の絶体絶命のピンチの時
ゴォッ!!
どこからか火炎弾がバサラめがけて飛んできた。
バサラ「こんなものっ! 」
ガキンッ!
しかしバサラは宝剣で火炎弾を軽く防いだ。
闘牛士「ひぃーっ!? 」
ピューッ!!
その隙に裸で逃げ出す闘牛士
バサラ「この反応、ドラグーンナイツの一人だな 」
バサラが言うと
焔「ご名答、まさかホントにデーヴァがいるとはな 」
バンッ!
壁の後ろから焔が現れた。
焔「俺は北郷と違って手加減しないたちでな、悪いがとっとと終わらせてやるぜウシ! 」
ゴォーーッ!!
焔は気をためると
焔「超進化! 」
ズゴォーッ!!
焔が叫んだ後、炎の龍が焔の後ろに現れて
ゴォーーッ!!
焔に火炎を浴びせると
ジャキンッ!
炎の中から深紅の鎧を身に纏い、胸の中には炎が見え、背中には豪炎のごとく黒い翼が生え、両腕にはマグマブラスター付きの炎の鎧、両足には龍の鱗が撒かれたような鎧、そして頭部は赤い龍の兜を装着した焔が現れた。
これぞ焔の超進化、獄騎士炎龍である。
焔「あの先公(飛琳)との特訓の成果を見せるにはちょうどいい相手かもな 」
ジャキンッ!
焔は腰から大剣『邪魂大蛇丸』を取り出した。
バサラ「ほほぅ、デーヴァ1の剣の使い手である我に剣術で挑むとはな 」
他に剣を使う奴がいないだけな気もするが
バサラ「うるさい!貴様ごとき我の敵ではないことを教えてくれるわ! 」
バッ!
バサラは宝剣を持って焔に突進してきた。
焔「ほぅ、ウシは赤い色を見ると興奮するってね 」
実は案外そうでもなく、ウシはヒラヒラしている物めがけて突進するらしい(確証はありません)
サッ チュンッ!
バサラの突進を軽く避ける焔
だが、
ドギュンッ!!
焔「なっ!? 」
確かに避けたはずなのに焔は何故か重い一撃を食らってしまった。
バサラ「我が突進は完全に避けぬ限り少しでもかすれば打撃を負うのだよ 」
焔「マジかよ!? 」
例えるならかすっただけでもトラックに跳ねられたような一撃なのだ。もし直撃したらロケットに跳ねられるより重い一撃を食らうようなものである。
バサラ「隙ありだ! 」
焔「しまった!? 」
そして焔が本の少しの隙(約2秒)を見せた隙に
ドグボッ!!!!!
バサラの突進が焔に直撃した。
焔「ガボッ! 」
体の骨は数本折れ、口から大量の血を流し
バタンッ!
焔はその場に倒れた。
バサラ「我は先に殺られたサンチラとメキラのように弱くはないぞ!それにしても貴様は弱いな 」
ピクンッ
このバサラの言葉に焔は反応した。
バサラ「こんな雑魚より二人を倒した北郷の相手をした方がよかったわい 」
ピクピクンッ!
焔「テメェ… 」
ボボボッ…
焔の怒りが高くなると同時に胸の炎が大きく燃えてきた。
この胸の炎は焔と連動しており豪炎のごとく炎が高ぶった時、焔の最大級の力が炸裂するのだ。(今で大体50%)
バサラ「それにしても貴様には闇の気を感じるな。どうだ、貴様さえよければ我の部下にしてやるぞ。元々貴様は仲間というのが嫌なはずだろう 」
バサラが言うと
焔「へっ!以前の俺なら賛同していたかもしれないな、だが以前そんな軽い口車に乗ってしまい光魔の奴に利用されまくったんでな。それに俺は北郷に出会ってから何だか気分がよくなったんだ仲間というのもいいかもしれないってな! 」
ガバッ!
ゴゴゴッ!
焔は重傷にもかかわらず立ち上がり、それと同時に胸の炎が燃えまくってきた。(80%)
焔「いくぜ! 」
スッ
焔が片手を出すと
ボォッ!
手から飛琳の剣である『超絶炎龍丸』が出現した。
焔「あの先公との修行によってあみだした炎の二刀流だぜ! 」
それは学園対抗武道大会が終わって数日の頃
光魔の悪巧みを知らずに協力させられたというデスドラゴンナイツのメンバー(知っていて協力した映者を除く)は警察の事情聴取を終えてそれぞれの道を進んでいた。
神華と閻華の兄弟は恋と孤狼にリベンジするため修行に入り
嵐は華佗にリベンジするため今度は華佗の得意分野である医学で戦うことを決意し勉強中
零霧は美男子を探す旅に出掛け
紫電と地王は仲良く修行中
死龍は弟である九龍を越えるため実家で修行中
森羅先生はもっと植物を勉強しら植物保護プロジェクトを実地中(いずれは飛琳との結婚を夢見ている)
雫は今度一刀と出会ったときのため美しくなりに行き
映者は未だに警察の取り調べを受けていた。
そしていずれはみんなで聖フランチェスカ学園に転入することにしていた。
そして焔はというと
飛琳「何か用? 」
焔「とぼけるなよ!森羅先生から聞いたぜあんた炎の使い手らしいじゃねぇか 」
焔は飛琳のところを訪ねていた。
焔「頼みがある!俺を強くしてくれ!北郷のあの超進化という力を俺もものにしたいんだ! 」
焔が頼み込むと
飛琳「嫌!と言いたいとこだが、若き戦士は多い方がいい教えてあげるよ 」
そして修行が始まったのだが
飛琳「まずは炎と友達になることだ。このたき火を抱きかかえなさい! 」
焔「わかったぜ! 」
ギュッ!
もちろんそんなことをすれば…
焔「あつーいっ!! 」
いくら炎の使い手でもあついのは当たり前である。
焔「(だが、これに耐えてこそ修行になるんだ!) 」
焔はこれも修行の一つだと思っていたが
飛琳「(久々にからかいがいのある人物に出くわしたものだ♪) 」
実はこれは飛琳のイタズラだった。
そんなこんなが続き数週間後
ゴォーッ!
焔「やった!修行のおかげで超進化ができたぜ! 」
ホントは焔に素質があっただけなのだが(ほとんど修行は飛琳のイタズラ)
飛琳「厳しい修行の成果だ!更にもっと強くなるよう修行するぞ! 」
焔「おぅっ! 」
焔は騙されたとも知らずに飛琳を崇拝していた。
そしてデーヴァ襲撃の大晦日の夜
焔「何であんたは行かないんだよ!正義感が強い北郷のことだから『地球は俺が救ってやる!』って言うに決まってるぜ! 」
飛琳「確かにお前の言う通り俺がいけばデーヴァなんて簡単に倒せるだろう、だがこの戦いは若きものだけで戦うのだ!これもまた修行の一つなのだよ! 」
ビシッ!
飛琳に言われた焔は
焔「なるほどな、わかったよデーヴァなんて俺が軽く倒してやるぜ! 」
飛琳「よくぞ言ったさすがは我が弟子だ!御守りとしてMDと我が刀を持っていくがよい 」
スッ
飛琳は焔にMDと超絶炎龍丸を渡した。
焔「あばよ先生! 」
ダッ!
そして焔はフランチェスカに向かっていった。
焔「先生、今こそこの刀とMD使わしてもらうぜ! 」
カチッ
焔がMDの電源を入れると
『前髪かすめた…』
MDには数え役満姉妹の歌である『YUME 蝶ひらり 天和version』が収録されていた。
焔「… 」
これを聞いた焔は
焔「テンションMAXだぜーっ! 」
ゴゴゴッー…!!
胸の炎がものすごい勢いで燃え上がった。(100%)
実は焔は数え役満姉妹、それも部屋中を天和のグッズで敷き詰めるほどの天和の大ファンであった。(もちろん修行時代の時に飛琳にその事がバレている)
焔「テンションMAXな俺にもうお前の攻撃は通用しないぜ! 」
バサラ「何をこしゃくな!♯ 」
ドドーッ!
バサラは再び焔に突進を仕掛ける。もしもう一度くらえば胴体が引きちぎれてしまう
しかし焔は慌てずに
焔「いくぜ炎の二刀流合体技・『日輪の焔龍の龍撃』! 」
ゴォーーッ!!
焔の放った炎はものすごい勢いで燃え上がり
バサラ「なにっ!? 」
ゴォーーッ!! バクッ
バサラ「ギャーッ!? 」
突進してきたバサラをそのまま飲み込んでしまった。
そして後に残ったのは
カランッ
バサラの宝剣だけであった。
焔「フンッ!デーヴァなんて大したこと… 」
バタンッ!
そう言って焔は気を失って倒れてしまった。
なお日本に帰国後、華琳からホットドッグの代金を数倍返しで払うはめになったのは言うまでもない
ルイ「ルイです…。私のような小さな女の子がなんでドラグーンナイツに選ばれたのかが不思議です。苦しい生活にも飽きてしまいましたがそんな時、一人の少女と出会いました。次回、『眠りの街の美女』ありがとうございます〇〇さん 」
西森「ここで100話目の話の途中経過発表です。
この中のいずれかの話が選ばれます。果たして誰がメインなのか?
・桃香
・恋
・孤狼
・剣崎美紀
・愛澤小百合
・北郷優刀
・蒼魔
・一刀が来る前の桃香達の話
・フランチェスカ学園創設の歴史
締め切りは88時間目投稿まで(それ以降は受け付けません)
この他にもまだまだキャラの話は募集中です。
なお、結果は100話目にて明らかになります 」




