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83時間目「海外勢の力」

一刀「竜宮神殿での修行を終えて俺達ドラグーンナイツはデーヴァと直面した。実はその頃桃香達は総理大臣にデーヴァへの攻撃停止を呼び掛けていた。そしてドラグーンナイツは海外勢の5人がデーヴァに挑むこととなったのだ 」

サンチラ「この蛇神サンチラ様が貴様らを殺してやるぜ! 」


シュンッ!


サンチラは口から巨大な槍を飛ばしてきた。


ルイ「護ります! 」


スーッ パンッ!


超進化したルイが深呼吸した後に両手を重ねると


ルイ「『龍門防御陣』 」


ゴゴゴッ…!!


ガキンッ!


ルイの正面に龍門が出現してサンチラが出した槍を弾いた。


サンチラ「なにっ!? 」


サンチラが驚いている隙に


ビリー「余所見は禁物だぜ! 」


ジャキンッ!


超進化したビリーがサンチラに愛銃のリボルバーとマグナムを向けると


ビリー「『雷撃波動弾(ライオットブラスト)』 」


ドドンッ!


ビリーは雷でできた銃弾をサンチラめがけて撃った。


ビリリーッ!


サンチラ「ギャーッ!? 」


そしてサンチラが痺れて怯んだところを


レイ「うまい具合に来たな 」


ピョンッ!


超進化したレイがサンチラの頭上で待ち構え


レイ「『龍華段々(りゅうげだんだんきゃく)』! 」


ドドンッ!!


連続の踵落とし(かかとおとし)をサンチラの頭に食らわした。


サンチラ「ぐほっ!? 」


うまい具合にチームプレーができている海外勢だがはじめからこんなわけではなく、長く厳しい修行によってチームプレーをとれるようになったのだ。


そしてデーヴァは


マコラ「サンチラの奴め!いつまで遊んでやがるんだキー!♯ 」


デーヴァ達の目にはサンチラが手を抜いているように見えるが


インダラ「なるほどな 」


インダラだけは納得したようで


インダラ「アンチラ、奴らの力を計測してみろ 」


アンチラ「わかった 」


ピコンッ!


兎神であるアンチラは耳を立てることによって相手の実力を計測することができるのだ。


アンチラ「なるほどサンチラでは敵わないはずだ 」


マコラ「どう言うことだ?もったいつけずに教えやがれっキー!♯ 」


アンチラ「サンチラだって手は抜いているだろうが戦闘力は3000だ。だが、奴らの力は… 」


アンチラの計測結果


ビリー 3700

レイ 3500

ルイ 3100


ちなみに彼らも少しは手を抜いている。


アルベルト「さて次は僕の番だな 」


ウィィーン


超進化したアルベルトは右腕をサンチラに向けると右腕につけられたアサルトカノンが作動し、


アルベルト「『アタックフォーメーションα(アルファ)』 」


ドドドンッ!


アサルトカノンはサンチラめがけて撃ち出された。


サンチラ「ごべへっ!? 」


撃たれて怯むサンチラ


ロビン「止めは私がささせてもらう! 」


ジャキンッ


超進化したロビンは愛槍である『シルフィースピア』を取り出して風の気を送ると


ロビン「『風牙馬上槍(ふうがばじょうそう)』! 」


ズプシッ!


ロビンの技は大蛇であるサンチラの体を貫いた。


サンチラ「ギェーッ!? 」


バターンッ!


たまらずサンチラはその場に倒れた。


マコラ「おいおい!?いくらサンチラが油断していたからってデーヴァが人間なんかに負けるなんて!? 」


ショウトラ「十数年前にも貴様は同じ様な台詞を言ったぞ 」


アンチラ「ためしにあの二人も計測してみたがアサルトカノンを撃った方が3300、槍で貫いた方が4000だ。ちなみに最初にやられた馬鹿(イワン)は150だったぞ 」


いつの間にかルイにまで抜かれていたイワンだった。


レイ「デーヴァとはこんな実力なのか?残りも全て倒してやるからかかってこい! 」


レイが挑発すると


インダラ「フフッ、人間というものは数十年経っても油断するものだな 」


ビリー「なんだよ負け惜しみか? 」


と、その時


グニョグニョッ


死んだはずのサンチラの死体が急に動き出して


サンチラ「油断した人間共! 」


ブシューッ!


海外勢に毒霧を撒き散らした。


ロビン「馬鹿な!?確かに貫いた筈なのになぜ生きている!? 」


確かにサンチラの体には貫いた後にできた大穴が空いていたが


サンチラ「俺は偽死(昆虫が行う死んだふり)が得意でな、かすかに急所をずらして死んだふりさせてもらったんだよ!俺の毒霧はダイヤモンドさえ溶かすんだいくら超進化といえども骨まで溶けるぜ! 」


サンチラの奇襲をついた見事な策だった。


ジュジューッ!


ビリー「ちっ!超進化の鎧が溶かされていくぜ!? 」


アルベルト「この毒霧では満足に動けない!? 」


ルイ「ひっ!? 」


奇襲をつかれた海外勢に脱出する手だてはなかった。


サンチラ「ハハハッ!馬鹿な人間共め! 」


サンチラはおおいに笑うが


ビュゴォーッ!


突然、風が吹き


ビューッ!


毒霧を吹き飛ばした。


サンチラ「馬鹿な!?いったい誰が!? 」


サンチラが辺りを見渡してみると


一刀「なんとか間に合ったようだな 」


バンッ!


そこには光の気で毒霧を吹き飛ばした一刀がいた。


サンチラ「テメェ、手を出すなと言われただろうが!♯ 」


サンチラは一刀が手を貸したことに怒ると


一刀「助けるなと言われて助けたのが馬鹿呼ばわりされるなら、俺は一生馬鹿で構わない! 」


ズキュンッ!


一刀のこの言葉にインダラは反応した。


インダラ「(この言葉、数十年前にも聞いたことがあるな) 」


実はこの言葉は数十年前、一刀の父である優刀も言った台詞である。


サンチラ「だったら馬鹿はさっさと死にな! 」


シャーッ!


サンチラは大きく口を開けて一刀を噛み殺そうとするが


一刀「そう言えばいい忘れてたけど、死にたくなければ動かない方がいいよ 」



サンチラ「えっ!? 」


一刀が言った後


スパパンッ!


サンチラ「なっ!? 」


全員『!? 』


サンチラが動いた瞬間、サンチラの体はバラバラになった。


一刀「実はあんたが毒霧を出した時、隙だらけだったから何かあると思って切り裂いたんだけどね 」


みんなは何という早業なんだと驚いていた。何故ならサンチラには見た感じ隙なんてなかったからだ。


サンチラ「この俺が人間ごときに殺られるなんて!? 」


バタッ!


サンチラは今度こそ絶命した。


一刀「みんな、大丈夫か? 」


一刀が海外勢に聞くと


ビリー「蛇が倒れたら毒霧が消えたな 」


アルベルト「あれ以上食らっていたら少しやばかったね 」


ロビン「恐ろしい奴だった!? 」


ルイ「ありがとう 」


みんなは礼を言うが


レイ「余計なことを!あれくらいなら何とかできたのだ! 」


レイだけは礼を言わなかった。


その時、デーヴァ達は


マコラ「サンチラが殺られるなんて!? 」


メキラ「蛇のごとくしぶとさだけが取り柄だったというのに 」


ビカラ「ボガガァ!? 」


さすがのデーヴァ達も驚いていた。


だが


インダラ「フフフッ!やっぱり人間というものは面白きものだな。数十年前とまるで変わらない 」


インダラが笑うと


インダラ「人間共、貴様らに生きるチャンスを与える!これより11日間我々デーヴァと貴様ら人間との戦争として『デーヴァゲーム』を行う! 」


一刀「デーヴァゲーム? 」


インダラ「説明しよう。これより11日間の間、我々デーヴァは一日ごとにある国を攻める!人間共は我々デーヴァを倒すがいい。だがもし11日間を過ぎても我々が一人でも生きていた場合、人質となっている数十年の戦士達は一人残らず死ぬ。ではさらばだ 」


フッ


そしてデーヴァ達は一人残らず消えていった。


一刀「デーヴァとの戦争か 」


人類と神々の戦いが始まったのだった。


レイ「チャン・レイだ。デーヴァ襲撃に備えてドラグーンナイツは各地に散らばっていたのだが、何故か北郷が私と同じ中国に来てしまった。はっきり言おう、私は北郷が大嫌いだ!次回、『龍虎が交わる万里の長城』嫌いだというのに北郷のことを意識してしまうのは何故だ? 」

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