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58時間目「魔鏡家、山田の挑戦!」

一刀「ついに決勝戦が始まろうとしていた!しかし俺は闇討ちのせいで気を使えないままリングに立つことになってしまった。そして試合の説明がされていよいよ決勝戦が始まるぜ! 」

そして、今まさに決勝戦が始まろうとしていた!


陳琳「なお、皆さんがどこに飛ばされるかは運ですので!携帯の電波も通じないのでご了承ください 」


一刀「今になってその説明かよ!? 」


蒼魔「遅すぎだろうが!? 」


そして全員が転送装置にたどり着いたところで


陳琳「それでは決勝戦、フランチェスカ学園VS光魔学園の試合開始! 」


ポチッとな


陳琳がボタンを押すと


シュンッ!


20人があっという間に姿を消した。


陳琳「なお、会場のお客さんには試合状況がわかるようスクリーンに映るようになっていますのでご安心ください! 」


パッ!


そしてスクリーンには戦いの舞台である、とある山奥が映し出された。


ある場所では


一刀「う〜ん!?着いたのか? 」


目を覚ました一刀が起き上がろうとして手をつくと


むにっ♪


右手に柔らかい感触を感じた。


一刀が恐る恐る右手を見てみると


桃香「う〜ん!? 」


バァンッ!


一刀の右手は桃香の胸を触っていた。


一刀「(またかよ〜!?///) 」


サッ!


前にも似たようなことがあったのを思い出した一刀はすぐさま桃香の胸から手を離して後退りした。


すると


桃香「う〜ん!? 」


桃香が目を覚ました。


そして桃香は一刀を見つけると


桃香「やった〜♪一刀くんだ〜♪ 」


ギュッ!


桃香は一刀に抱きついた


一刀「桃香!?今は試合中だぞ!?/// 」


一刀が注意するが


桃香「よかったよ〜!もし誰にも会えなかったらどうしようかと思ってたんだもん! 」


桃香は話を聞かずにさらに強く抱き締めてくる。


ちなみにこの状況もカメラを通じて武道コロシアム、世界中に流れていた。


武道コロシアム


華琳「桃香、少しずるいわね♯ 」


蓮華「一刀も何デレデレしてるのよ♯ 」


月「これは後でお仕置きですね♯ 」


試合会場


一刀「(ゾクッ!?) 」


何か恐ろしいことが起きると予感する一刀だった。


そんな時、


映者「試合中にイチャイチャするなんて余裕だな 」



バンッ!


丘の上に映者が現れた。


一刀「お前は…!? 」


一刀が言う前に


桃香「山田さん!? 」


桃香が先に答えた。


映者「名字で呼ぶな!俺は映者だ!♯ 」


山田さんと言われて映者が怒る。


映者「俺は運がよかったなぁ〜♪相手が負傷の北郷と一番弱い劉備だなんてね♪お前らの首!デスドラゴンナイツの一人、『鏡銅の映者』が相手してやるぜ! 」



バサッ!


そして映者は外套を脱ぎ捨てると


映者「ちゃっちゃと終わらせてやるよ! 」


ジャキンッ!


映者は武器の魔鏡楯を取り出して


映者「くたばりやがれー! 」


バッ!


桃香めがけて襲いかかった。


一刀「桃香!? 」


一刀が叫ぶが相手のスピードの方が早い!


桃香「来ないで〜!? 」


ブンブンッ!


桃香が武器の靖王伝家を振り回していると


チクリッ!


刃先が映者に刺さった。その瞬間


映者「ギャー!?痛いっ!死んでしまう〜! 」


映者は大げさにのたうち回った。


それを見た一刀は気がついた。


一刀「桃香、安心しろこいつは桃香より弱いぞ 」


一刀が言うと


桃香「なんだか私もそんな気がしてきたよ 」


桃香もすでにわかったようだ。


すると映者は


映者「俺を馬鹿にするんじゃねぇ!俺はデスドラゴンナイツで一番強いんだぞ!その証拠を見せてやるぜ 」


スッ!


映者は魔鏡楯の標準を一刀と桃香に合わせると


映者「『鏡の(ミラージュシャドウ)』! 」


ビカッ!


魔鏡楯がひかりだすと


ズズズゥーッ!


魔鏡楯の中から色黒い一刀と桃香が現れた。


映者「俺のこの技は鏡に写った相手のコピーを作るのさ!しかもコピーは俺の思い通りに動くのさ! 」


映者が言うと


一刀「所詮はコピーだろうが!本物に勝てるかよ! 」


バッ!


一刀は黒桃香に斬りかかろうとするが


黒桃香「一刀くん、私に手を出さないで! 」


うるうるっ!


黒桃香が涙を流すと


一刀「なっ!? 」


ピタッ!


一刀の動きが止まってしまい


黒桃香「馬鹿ねぇ! 」


ズバッ!


一刀「ぐおっ!? 」


一刀は黒桃香に斬られてしまった。


映者「キャハハッ!お次はお前だぜ劉備! 」


バッ!


映者は黒一刀を操って桃香を襲わせる。


黒一刀「食らえっ! 」


すると桃香は


桃香「一刀くん、私に手を出さないで! 」


黒桃香の真似をすると


ピタッ!


黒一刀「うっ!? 」


黒一刀の動きが止まったのだが


桃香「助かった〜!? 」


桃香は手を出さなかった。


映者「おのれっ!ならば黒一刀は北郷を、黒桃香は劉備の相手をしてもらうぜ! 」


シュバッ!


命じられた黒一刀と黒桃香は一刀と桃香に襲いかかってきた。


一刀「ちっ!? 」


ガキンッ!


一刀はなんとか黒一刀の攻撃を受け止めるが


桃香「これが私のコピーなんて嘘でしょ!?だって私こんなに強くないもん!! 」



桃香は黒桃香の攻撃を避け続けていた。


一刀「(早くこいつを何とかしないと桃香が危ないのは分かっているんだが!?同じ実力じゃあいつまでたっても決着がつかないし、かわし続ける時間もない!) 」


一刀は必死に自分の弱点を考えるが女以外には浮かばなかった。


一刀「(ダメだ!あいつは鏡から出てきた俺のコピーなんだから弱点なんて…。んっ!?そうか鏡のコピーか!) 」


そして一刀は黒一刀の今までの行動を思い出していると


一刀「(やっぱりそうだったのか!だったら勝てるぜこの試合!) 」


一刀は打開策を浮かんだようだ。


すると一刀は


一刀「ほらよっ! 」


ブンッ!


黒一刀に向かって木刀を投げつけた。


パシッ!


しかし黒一刀は簡単に右手で受け止めてしまった。


映者「悪あがきはよしな!黒一刀、自分の木刀を消してそいつのを使いな! 」



黒一刀「わかったぜ! 」


スッ!


黒一刀は分身でできた木刀を消すと一刀の木刀を左手でつかんだ。


一刀「今がチャンスだ! 」


シュンッ!


一刀は全速力で黒一刀に向かっていき


一刀「桃香も俺と同じことをするんだ! 」


桃香「えっ!? 」


桃香に聞こえるように叫ぶと


ブンッ!


渾身の右ストレートを繰り出した。


黒一刀「馬鹿め!剣を振るえない隙を狙ったつもりだろうがまだ拳があるんだよ! 」


ブンッ!


黒一刀も右ストレートを繰り出した。


ドカッ!!


互いにはなった右ストレートは同士討ちとなった。



映者「馬鹿なやつめ!相討ちを狙ったようだがダメージのある貴様に黒一刀が負けるはずないだろうが! 」


映者が叫んでいると


ドカッ!!


いつの間にか桃香も一刀と同じ手を使って黒桃香と渾身の右ストレートを繰り出して相討ちになっていた。


桃香「(痛いけどこれでどうなるの?) 」


桃香が疑問を感じていると


バタンッ!


黒一刀「馬鹿な!? 」


黒一刀が先に倒れ出した。


そしてそれから数分もたたずに


バタンッ!


黒桃香「何でなの? 」


黒桃香も倒れ出した。


映者「何故だ!?相討ちなのに何故コピーが負けるんだよ!? 」


映者が驚いているうちに



一刀「さぁな! 」


ドカッ!


一刀が背後から映者を攻撃した。


映者「ピクピクッ… 」


一刀「しばらく動けないと思うからボールは別に割らなくてもいいな 」


一刀が言うと


桃香「ところで一刀くん!何で私達が勝っちゃったの? 」


桃香の質問に一刀が答える。


一刀「一見そっくりに見える鏡でも違う点がひとつあるのさ 」


桃香「違う点? 」


一刀「鏡は左右逆に映るんだ。俺は右利きだから木刀を右手で持っていたけど鏡のあいつは左手で持っていたから左利きだとわかったのさ! 」


一刀「たとえダメージを受けていても右手勝負に持ち込めば右利きの俺は左利きのあいつには負けないわけさ! 」


これは人にもよるが利き手じゃない方が利き手よりも威力は弱いものである


一刀は分かりやすく説明したつもりだったが


桃香「わからない! 」


ズコッ!


桃香にはわかってもらえなかった。


九龍「九龍だ!一刀達も頑張っているみたいだし俺も頑張らないとな!さてと俺の相手は誰かな?やっぱりお前か!次回、『兄弟対決九龍VS死龍』腹へったぜ! 」

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