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17時間目「月と一刀を二人っきりにしよう作戦」

今回は月の話です。


様々な服装の月が出てきます。(絵がないのが惜しい!)

それはある日のこと


月「はぁ… 」


1年B組 董卓月。彼女が教室で悩んでいると


詠「月っ!お昼食べに食堂に行こう! 」


同じく1年B組 賈駆詠。月の中学からのクラスメートで親友である。


詠に誘われた月は


月「うん、詠ちゃん… 」


元気のない返事を返した。


月が悩んでいる理由。それは前に一刀に助けられた時(1話参照)にちゃんとしたお礼をしていなかったことが悩みだった。


いざ行こうとするが、彼女は恥ずかしがりやなため一刀の前に直接出ることが出来ないでいた。


食堂に行けば会えるのだが食堂に行くと…


食堂


桃香「お弁当美味しいですか? 」


蓮華「初めて入れたおかずは美味しいか? 」


華琳「私の弁当が不味いってことはないわよね 」


今日はライブで役萬姉妹が来ていないがお昼になると一刀に向かって6人がお弁当を渡しに来る。


一刀「あぁ…美味しいよ… 」


当然一刀が弁当を拒むはずがなく受け取ってしまうのだった。


その様子を遠くから見ていた月は


月「はぁ… 」


ため息をつくしかなかった。


そしてそんな月を間近で見ていた詠が


詠「どうしたの月?具合い悪いの? 」


しかし月は首を横に振る。


詠「月、ボク達は親友なんだからさ悩んでいるなら相談にのってあげるからね! 」


詠が言うと月は


月「わかったよ、親友の詠ちゃんだけに話すね 」


場所は変わり、中庭


月「というわけなんだ 」


月が悩んでいる理由を話すとそれを聞いた詠は


詠「大変だね月(建て前)(あいつのせいで月が悩んでいたのか!!)(本音) 」


本音と建て前に分けて考えていた。


月「私って勇気がないからどうしよう… 」


月が更に悩んでいると


詠「わかったよ月!その悩みはボクが解決してあげる! 」


ガシッ!


詠は月の手を握って言った。


詠「あいつと月が二人っきりになるようしてあげるから後は月が頑張るのよ! 」


詠の言葉を聞いた月は


月「詠ちゃん、ありがとう! 」


ガバッ!。


月は詠に抱きついた。


詠「(ホントはあいつのことなんて別にどうでもいいけど月のために頑張らないとね) 」


詠は決心するのであった。


体育倉庫


詠「というわけなのよ、みんな協力してくれる? 」


この体育倉庫には月を除く董卓軍が揃って作戦会議を立てていた。


霞「よっしゃ!月の乙女心のために一肌脱いだるわ! 」


2年C組 張遼霞。董卓軍の姉御。足が速く『神速の張遼』と呼ばれ、馬術も得意。


華雄「董卓様のために私も頑張るぞ! 」


2年A組 華雄郁叉。董卓軍の暴れ者。馬鹿力が取り柄で頭が悪い。月の父に恩義があり月のためならたとえ火の中、水の中、あの娘のスカートの中までも行く。


恋「…恋も頑張る 」


2年B組 呂布恋。学園女子最強。大飯食らいで動物愛好家。


ねね「恋殿がやるのならねねもやりますぞ! 」


1年C組 陳宮音々音(通称ねね)。恋を愛し、害する者にはキックを喰らわす。


詠「それじゃあ月のために頑張るわよ! 」


霞・華雄・ねね『おぉっー!! 』


恋「…おぉっー!! 」


こうして『月と一刀を二人っきりにしよう作戦』の作戦会議が始まったのだった。


次の日の放課後、生徒会長室


ほとんどの生徒が帰るなか、一刀は副会長の璃々と共に生徒会の仕事をしていた。


一刀「悪いね璃々ちゃん、手伝わせちゃって 」


一刀が言うと璃々は


璃々「別にいいよ♪お母さんのお仕事が終わるまで暇だし、お兄ちゃんと一緒にいられるし♪ 」


璃々は笑顔で答えた。


そんな二人がいる生徒会長室の扉が


バタンッ!!


勢いよく開かれると


詠「ちょっと!会長はいるの? 」


詠が入ってきた。


一刀「俺ならいるけど 」


一刀が言うと詠は


詠「お願いがあるのよ!クラスで使う画材を校門で待っている月と一緒に買って来てほしいのよ! 」


詠が言うと一刀は


一刀「でも、仕事が残ってるし… 」


璃々「お兄ちゃんが行くなら璃々も行く! 」


二人が話していると


ねね「会長の仕事ならねねにお任せですぞ! 」


詠「副会長は恋と一緒に遊ぼうね〜 」


恋「…一緒に遊ぶ 」


詠達が言っていると


一刀「でも悪いし… 」


今だ言い渋る一刀に詠がキレて


詠「さっさと行きなさーーい!! 」


ドカンッ!


詠に怒鳴られた一刀は


一刀「それじゃあ!行ってきま〜す!? 」


ピュッー!!


すぐに駆け出していった。


詠「それじゃあ、あとは恋、ねね頼んだわよ! 」


恋「(コクリッ) 」


ねね「わかったのです 」


ダッ!


詠は一刀の後を追って行った。


そして一刀が校門にたどり着くと


一刀「月って娘はどこかな? 」


キョロキョロ


一刀が月を探している間に詠が追い付き、隠れていた霞と華雄に合流すると


詠「月は大丈夫なの? 」


霞「大丈夫やって!ウチがしっかり服装をコーディネートしといたからな! 」


それが心配なのだが


華雄「月様が出てきたぞ!? 」


ようやく緊張して隠れていた月が姿を見せたが


月「あのぅ…お待ちしました…/// 」


バァーーンッ!!


月の服装に霞以外のみんなが驚いた。何故なら月の服装は黒のボンデージファッションだったからだ。


詠「ちょっと霞!月になんて格好させてるのよ!! 」


月の格好に詠がコーディネートした霞に抗議すると


霞「アカンかった?男をとりこにする服って及川から聞いたんやけど 」


聞いた相手が間違いだった。


月「へぅ〜///やっぱり恥ずかしいよ〜/// 」


スッ!。


月がその場にしゃがみこむと


パサッ!。


月の上に一刀の上着がのった。


一刀「とりあえずこれでも着てくれよ/// 」


上着を渡した一刀の頬はちょっと赤くなっていた。


月「へぅ〜、ありがとうございます/// 」


顔を赤くしながら月は一刀の上着を着た。


それを見ていた詠達は


霞「一刀も案外ええとこあるやん♪ 」


詠「月があんな奴の上着を〜!? 」


詠が驚いていると


華雄「どうやら進んでいくみたいだぞ! 」


月達が歩き出したのでこっそりと跡をつけるのだった。


しばらくして、


買い物は案外早く終わり、学園に戻ろうとした帰り道。


月「あのぅ、今日はありがとうございます 」


いまだ月はお礼を言えてなかった。


一刀「まぁ別にいいよ 」


一刀が返事を返すと


月「やっぱり優しい人だなぁ/// 」


月は顔を赤くした。


そして様子を見ていた詠達は


霞「何しとんねん月!もっとくっつかんかい! 」


詠「何言ってるのよ霞!! 」


二人がもめていると


華雄「おい二人共、さっきから月様は何かを見ていないか? 」


華雄に言われて二人が月の目線の先を見てみると


ジー。


月はクレーンゲーム機に置いてある熊の人形を見つめていた。


詠「そういえば月は熊が大好きだもんね 」


月の熊好きは半端ではなく部屋には至るところに熊グッズが置かれていた。


しかし月はクレーンゲームをしたことがなかった。


月が物欲しそうに熊を見ていると


一刀「あの人形がほしいの? 」


一刀が声をかけてきた。


月がコクリッ。と首を下げると


一刀「わかった!任せておいて! 」


一刀はゲーム機に向かいすることにしたのだが


ウィ〜〜ン。スカッ!


一刀「また失敗か!? 」


これでもう5回も失敗していた。


実は一刀はクレーンゲームや金魚すくい等の細かいものが苦手なのだ。


一刀「あっ!?100円玉が切れた!?待ってて、すぐに両替してくるから 」


ダッ!。


一刀が両替に行っていると


月「(やっぱり優しい人だなぁ〜///) 」


月が顔を赤くして待っていると


男1「よう、嬢ちゃん一人かい? 」


男2「一人なら俺らと遊ばない? 」


声をかけられた月は


月「いえ…連れの人を待ってるんですが… 」


しかし男達は


男1「女を置いとく奴なんてほっとこうよ! 」


男2「俺らとディスコに行こうぜ! 」


グイッ!


月の話を聞かず、嫌がる月の手を引いていこうとした。


詠「あいつら、月に何してんのよ!! 」


霞「月のピンチや!行くで華雄! 」


華雄「当然だ! 」


月の危機に霞と華雄が飛び出そうとした時


グイッ!


一刀「あんた達、俺の彼女に何するの? 」


一刀が現れて月の手を引いた。


一刀の登場に驚いた男達は


男1「いえ、別に!? 」


男2「ちょっと道を聞いただけで!? 」


男1・2「失礼しましたー!? 」


ピューッ!!。


男達は一刀の迫力にビビって逃げていった。


そして男達が去った後


月「あのぅ、さっき『俺の彼女』って言いましたよね/// 」


月の言葉を聞いて一刀が思い出した。


一刀「ゴメンっ!?あいつら追い払うにはあれしか方法がなかったから!? 」


一刀が謝っていると


月「私の方こそすみませんでした。二度も助けられるなんて 」


ペコリッ


月は頭を下げた後


月「今日の分も込めて、この間は助けてくれてありがとうございました 」


月が笑顔で話すと


一刀「ど…どうも 」


一刀は驚いていた。


そしてその様子を見ていた詠達は


詠「やっとお礼が言えたね月! 」


霞「やっぱ月はサイコーやで! 」


華雄「月様、見事です! 」


三人は月に感動していた。


そして買い物が終わり、一刀と月が別れると


詠「やったね月♪ 」


詠達が飛び出して月に寄って行った。


しかし月からの返事がない。


詠「どうしたの月? 」


詠が聞くと


月「詠ちゃん、私頑張るよ!私にしか出来ない方法で一刀さんをものしてみせる! 」


グッ!


月は一刀に惚れてしまい、今まで押さえられていた感情に火がついてしまった。


詠「月?どうしちゃったの!? 」


月の変化に詠は驚くしかなかった。


そして次の日の土曜日、男子寮一刀の部屋


一刀「ZZZ〜 」


一刀が寝ていると


「起き…さい 」


変な声が聞こえてきたので一刀が目を開けると、一刀の目に写ったのは


月「おはようございます一刀さん♪ 」


バァ〜〜ン!!


メイド服姿の月であった。


一刀「何で君が男子寮に!? 」


一刀が驚いて聞いてみると


月「学園長にお願いして男子寮のメイドにしてもらったんです 」


月が言うと


バタンッ!


詠「さっさと起きなさいよ!いつまで寝てるのよ!! 」


今度はメイド服姿の詠が現れた。


詠「勘違いしないでよね!ボクは月を守るためにいるんだから! 」


こうして女がいなかった男子寮に二人のメイドさんが住むことになった。


ちなみにこのことを知った桃香・華琳・蓮華・役萬姉妹も男子寮メイドになろうとしたが何とか食い止められた。


月のボンデージファッション姿に関してはOVA1を見てください。


それから以前募集したアイディア募集を送ってくれた人はありがとうございます。本日4月22日終了までで締め切らせてもらいます。


送られたアイディアは全部とはいきませんがいずれ話にしていきたいと思います。(オリキャラに関してはどんな形であれ登場させます)


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