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飄然草  作者: 千賀藤兵衛
第一部 自動的な男
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週末と休み

 私がいままでに就いた仕事は、土日二日間もしくは日曜一日だけが休みになるものと、土日が休みではなく平日が休みになるものと、半々ぐらいだった。世の中全体ではどうかというと、ある調査によれば、働いている人のうち土曜日が仕事の人は五十五パーセント、日曜日が仕事の人は三十七パーセントの由である。

 世の中には、土日が休みではないことを苦痛に感じる人がいる。土日が休みでないと、友達と会って話をしたり一緒に遊んだりするのが難しい。金曜の夜に飲みに行こうと誘われても、土曜日が仕事だったらハメをはずすことができない。土日にはコンサート、スポーツの試合、縁日、シンポジウム、そのほかいろいろな催しが行われることが多いが、それにも参加できない。こうしたことで、世間から仲間はずれにされたように感じるらしい。

 私は土日が休みでなくても平気な人間である。友達と会うことはないし、飲みにもいかない。催し事にも興味がない。だから土日が休みでないことで苦しむ人がいるということは、なかなか理解できなかった。

 私が少し困ったのは、職場の事情で月曜日が休みのシフトになっていたときであった。図書館の休みとぶつかるからである。


 文中で触れた調査は、NHK放送文化研究所による「2015年 国民生活時間調査」である。下記サイトで報告書を閲覧できる。


NHK放送文化研究所>世論調査>生活時間調査

https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/index.html?p=%E7%94%9F%E6%B4%BB%E6%99%82%E9%96%93%E8%AA%BF%E6%9F%BB


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