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閑話 聖女たちの会合

 



「聞きまして? 夜の聖女様のお話」


 その場には聖神国の聖女たちと神官たちが集まっていた。

 ざわざわとささやかれる話題は、先日各聖神国に波紋を広げた夜の聖女についてだ。


「ええもちろん。まさか今まで隠されていらっしゃったなんて……」

「ええ、それにセイア王国のパーティーでは怪我まで負わされたようなんですよ」

「だから今日集められたのですね」


 聖神国は今回の件をかなり重く受け止めており、その対応を決めるために会議が開かれたのだ。


「まあなんてひどい。聖女への暴行は大罪だというのに、一体誰がそのようなことを?」

「それが昼の聖女様だそうで……」


 その名が出た途端、その場の空気が納得したように揺れる。


「……ああ、ついに。あの方前から度が過ぎますものね。聖女らしくないというか、無知すぎるというか」

「そうね。2年に1度の聖女の集会でも酷い態度でしたものね」


 昼の聖女の評判は聖女の間でも、聖神国の間でもよくなかった。

 そんな中今回の騒ぎが起こった為、昼の聖女を擁護ようごする意見が出ることはない。


 あの聖女ならやらかしたとしても不思議ではないと思われているのだ。

 そんな昼の聖女の話題はすぐに次の話題に移った。



「そうね。そんな方の話よりわたしは早く夜の聖女様にお会いしてみたいわ」

「それはあたくしもよ! 早く聖女の会合に参加できるようになればいいのですが。あ! 朝の聖女様! あなたはお会いしたことがあるのですよね? どんな方でした?」



 その場には朝の聖女、ルイもいた。

 ルイは僅かに口角を上げ振り返る。


「そうですね~。とってもお優しいよい方でしたよ! あたしが泣いてしまった時はすぐに心配して慰めてくれましたし、お力も素晴らしいものでした。なにせ一国を丸々包む結界を一晩中維持できるほどですから!」


 ルイは得意げに胸を張る。

 ルイの言葉に聖女達は目を見開き驚く。


「本当ですの!? そんな強いお力を持つ聖女など現代ではいませんよ!?」

「ええ、ですからあたしは初代聖女様の力をより強く受け継いだ方なのではないかと思ってます」



 初代聖女とは神々の寵愛ちょうあいを一心に受け、様々な奇跡を起こした人物。

 その強大な力は初代聖女でなければ受け継ぐこともできなかったため、力を細かく分けて受け継いだという。

 それが現代に至るまでの聖女たち。


 そのためどうしても力の強さは初代よりも弱い。


「でも今代の夜の聖女にはその力の制限がないような気がするの」


 ルイは自信をもって言い放つ。

 その様子に聖女たちは嬉々として話始めた。


「そんな方を今まで不当に扱っていたなんて、セイア王国は本当にとんでもありませんわね!!」

「ええ本当に! 聞いてるだけでも最も尊ぶべき方じゃありませんか! ええと今はグレノス公国の聖女様になったんでしたっけ」


「そうだわ! ワタクシ、国に戻ったらグレノス公国と貿易できるように進言しましょう!」

「あ、それいいわね! たぶんどこの聖神国もセイア王国とは距離を置くでしょうし、新しくグレノス公国と関係を結べるのならお互いウィンウィンよ!」


 その読みは当たっておりこれ以降聖神国を始め、国々はセイア王国から離れ始める。


 その連鎖は留まることなく流通や貿易は経路を変えグレノス公国へと流れていった。





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[一言] (* ̄ლ ̄)プッ ぷちざまぁ第二段 朝の聖女 ルイ様、(*´ ꒳ `)人(´ ꒳ `*)ナーイス♪
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