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竜達の愛娘  作者: ao
第一章 ―王都編―
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改築とお茶会……レッサーヌヌキ!③

評価・ブックマークをして下さった方ありがとうございます。また、それ以外にこの小説を読んでいただいた方々に心からの感謝を♪お暇なときにでも、感想やレビューなどいただければ幸いです♪


切りどころが微妙なので、少し短めですが…

/シュベル


 今日は、リーシャと害虫のお誕生日のお茶会だったはずだが、リーシャにウィリアを取られ暇だからと言うただそれだけの理由で、私は皇妃の父であるガルゼル・アンドレ・ヌクリスと緊迫した空気の中対峙していた。自己紹介した、ガルゼル(レッサーヌヌキ)は私を挑発したのだ……だから遊んでやろうと思った。

 オロオロする、皇王も大変だなと思うが、とりあえず放置しておく事にした。


「なるほど!ではお前が、アレの教育に失敗した元凶――お前はどう言う教育をしたのだ? その良く回る口で教えてくれぬか?」


「なっ!! なんと無礼な口の利き方じゃ!」


 顔を赤くし、上から目線で私に無礼を働くレッサーヌヌキ……レッサーヌヌキ……。身体を捩り笑ってしまった。


「ぶはっ!! れっ、レッサー。くくっ」


 それを見たレッサーヌヌキは更に言い募る。


「なっ! 何を笑っておるか! 目上の者に対する躾けもなっておらんようじゃな! このような者を呼ぶとは皇国の恥になりますぞ!」


 手振りを大きくし、大層な御託をならべ私を睨み付け、その後、オロオロする皇王へと視線を向けるとまた私を睨み付けた。


 この老人の行動を見るにレッサーヌヌキにそっくりなのである。レッサーヌヌキも攻撃前に良く、両手を振り威嚇してくるのを思い出してしまい。余計に笑いを誘う。


「くくくっ、躾かそなた自身もまったく出来ていないのに? それと目上の者に対する口の利き方を気をつけるのはお前の方では無いのか?」


「何を言っておるのじゃ! お前の様な若造が気をつけるべきであろう! それに躾とは!! まさか皇妃様の事ではあるまいな?!」


 私は、ニヤリと口の端をあげた。


「そうだと言ったら?」


「何と無礼な!!!!!!!!!!!! 今すぐこやつを捕らえろ!!!!!」


 声を張り上げ、私を指差し、周囲にいる騎士に命令をだした。


 だが、騎士達は動かない…そんな騎士達に向かって更に命令を出す


「何をしておる! この国の国母たる皇妃様に向かい、馬鹿にしたあげく、礼儀知らずにも程がある物言い! このような者をこの場に留め置く事は、国の恥になる! 即刻、ひっ捕らえ厳罰を与えよ!」


「私は礼儀知らずなのか?」


 わざとらしく、傷付いた顔をし一度俯き、皇妃を見た。彼女は、何も言わずただ、首を横に振った。その姿を見た、ガルゼルは頭から湯気が出るのではないかと思うほど、憤慨している。


 辺りを見れば、ウィリアとリーシャが心配そうにこちらを見ていた。目が合うと、髪が乱れるのも気にしないように私のところまで走ってくると私とガルゼルの間に立ち、私を守るように両手を目一杯広げ


「シュベルお父様は悪くないもん! ウィリアのお父様を捕まえたりさせないもん!」


 瞳一杯に涙を溜め、私を守るその姿に、あぁ、心配させてしまったと心から後悔し、二度としないと心に誓った。


「すまない。ウィリア、心配させてしまった。もう終わりにするから大丈夫だ」


 ウィリアに謝り、彼女を抱き上げると私は自分の名を口にする。声には出さず口を動かすだけだ。それと同時に、レッサーヌヌキに思念を送る。


《我が名は、王竜シュベル・クリム・ハーナス。このアルシッドク皇国・ゴーチ連邦を住処とする竜の長であり、南と北の竜の王である》


 その思念は、レッサーヌヌキに届いたようだった。


 目を見開き呆然と私を見て、皇王に視線を移し、皇王が頷くと目を瞑り、ワナワナと震えだしそのまま、両手両膝を突いて伏し何も言わなくなった。


 皇王が、そっと義父を支え起こすと別室へ連れて行くよう騎士に指示をだし、私へ謝罪しようとした。私はそれを、顔を横に振ることで止め。ウィリアの髪が乱れたのを口実に、その場を後にした。

騎士に案内され、部屋へと通された私とジオール・ルリアはソファーで寛ぎ、アルミス・ウィリアは、髪を直す為、続きの間に行っている。


 そこへ、デイハ殿の元に行ったベルンから思念が届く。


《シュベル様、デイハ様の準備が整いました。お連れして宜しいでしょうか?》


《あぁ、構わない。何人だ?》


《3人になります。デイハ殿、補佐として、リューク殿・セシル殿が向かう予定です》


《分った。空魔法は大丈夫か?》


《はい、途中でカシを呼びましたので問題ありません》


《ならば、連れて来てくれ。会わせる前に話をしたい》


《かしこまりました》


 その声と同時に、空間が歪み5人の男が姿を現した。


 歳は40位の、濃い青の髪に金の瞳を持つ(デイハ)

 歳は20台後半、金の髪金の瞳を持つ(リューク)

 歳は20台前半、グレーの髪金の目を持つ(セシル)

 他2人は、ベルンとカシだ。2人を労う言葉をかける。


「2人共、苦労をかけたな」


 2人は、「いえ」と短く答え、頭を下げると私の後方に移動した。

 ソファーに座りなおし、ソファーを勧め、彼らが座るとデイハ達を見た。まずは、何処まで話してつれてきたのかを確認しなければな……。


「急な呼び出しに応じて貰い、感謝する。此度の事、ベルンはどこまで説明してるのか聞いてもいいか?」


 抑揚の無い声で、デイハに感謝を伝え確認する。


「私が説明を受けたのは、この皇国にて王竜シュベル様と皇王の間に友誼があり、その上で私に話がある事だけでございます」


「なるほどな……。今回、デイハ殿を含め、南にも関係がある事だから話をしようと呼んだ。それについて話す、途中話の腰を折ることなく聞いてもらいたい」


 3人に視線を送り、同意を得ると話し始めた。


「~という事で、爵位を持ってはどうかと言う話になったのだ。南は人との諍いが多いであろう事は承知している。だからこそ、そなた達の意見も聞き伝えられればと思ったのだ」


 神妙な顔つきのデイハ・リューク・セシルはしばし無言で、南で話し合っているようだった。


 その様子見てを、紅茶を飲みながら待つことにした。そこへ、髪を整えなおしたウィリアとアルミスが戻ってきた。


 ウィリアは、デイハとリュークの姿をみると


「こんにちわ。デイハ叔父様、リュークお兄様」


 そう言って、淑女の礼をふら付きながらもして見せた。真妙な顔をしていた2人も、そんなウィリアの愛らしさに、笑顔を向け返事を返す。


「これはこれは、ウィスユリア様、お久しぶりでございます。あれから更に美しくなられましたな」


「お褒めいただき、ありがとうございます♪」


「まこと、愛らしいお子ですなっ」


 デイハが目を細め、デレっとした顔でウィリアを褒めた。


「お久しぶりでございます。ウィスユリア様、その節は大変美味しい食事をありがとうございました。またお会いでき光栄です」


「お久しぶりです。またご飯一緒に食べましょうね♪」


「えぇ、是非」


 軽く頭を下げウィリアに笑顔を向けた。


「ウィリア、すまないが一度、屋敷に戻って着替えた後でいいから、何か美味しい食事を持ってきてくれないか? しばらく、時間がかかりそうなのだ」


 私はまだ、大人の会話をウィリアに聞かせるつもりは無い。それゆえ食事を運んでくるよう頼んだのだ。


「はい、シュベルお父様。美味しいのを作ってきますね♪」


「アルミス・ルリア」と名を呼ぶと、2人は頷きウィリアを連れて、屋敷へ戻っていった。

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