幕間①
「ネク、何を作っているんだ?」
『これ』
ネクがコタツでいつもの服とは全く違うデザインの服を作っていた。
そして、ノートに書かれた完成予定図を見せてくれる。
「こ、これはっ! 噂に聞くメイド服だと!!」
『可愛かったから作ってみようかと思ってね』
確かに可愛い。しかも、書かれたデザインのメイド服はミニスカートのタイプである。
どちらといえば、コスプレ用のメイド服だろう。
メイド服最高。
「よし、存分に作ってくれ。布が足りなかったら無限箱をいくらでも買うぞ?」
『足りてるから大丈夫。これ以上布があっても追いつかないし』
なるほど、作業速度より素材が多くなっても意味が無いか。
ああ、楽しみだ。いや、ここはコクにも頼んで2人で作ってもらうという手も……。
しかし、コクは鍛冶をしている。最近は、販売用の装備も作って資金にしている。
さすがにそれより優先する訳にはいかない。だが早く欲しい!!
それでも、俺には待つしか出来ないらしい。
それから数日後、ネクが完成したと言ってきた。
ティアに着せて猫耳メイドもいい。パステルに着せてMのメイドもありだ。
コクに着せて元気っ子も良いだろう。タリスはいいや。
俺は逸る心を抑えながら、コタツの部屋に行く。そこには……メイド服を着たスケルトンが居た。
「おまえかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
『叫ばないでよ。どうしたの?』
ああ、そういえば、ネクも女の子だったよね。うん、解かって居たさ。
ネクは自分の為に作っていたんだよね。可愛いもんね。
でもさ、俺にはスケルトンに萌える心は持っていないんだ。
「主様、どうしたのですか?」
「ああ、パステル。夢が破れ……て?」
振り返るとそこにはロングスカートタイプのメイド服を着たパステルが居た。
何というか、いつもの変態さは無く、如何にも仕事を出来るメイドっぽい。
その金髪が白と黒で彩られたメイド服に良く似合っている。
「ありがたやー、ありがたやー」
思わず拝んでしまう。ああ、この心だよ。
忘れていたのはこの感情だよ。
俺は特別メイド服が好きってわけではない。
可愛い格好をした女の子が好きなんだ。
「ネクッ!! 今後、布が足りない時がいつでも言ってくれ!! 金は惜しまんッ!!!!!」
『えー、あー、うん。その時はお願いね』
俺の言動に若干引いている気がするが、気にしないでおく。
やっぱり目の保養が出来るのはいいよね。
「あ、そうだ。制服のカタログがあればもっと色んなのを作れるんじゃないか?」
『制服?』
「そうだ。制服だ。色々な仕事の服装だと思ってくれればいい」
『そうなんだ。ちょっと興味あるかな』
なら、是非とも作っていただきたい。
俺はPCまで行って書籍の中から探してみる。
世界制服全書 200万DP
「おい」
何でこんなに高額なんですか?
世界なんて要らないから。日本だけで良いから。
もっと安くしてくださいよっ。
と言っても安くなるわけでもなく……俺は涙を流しながら諦める事になったのだった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
雑談part 38
222 名前:名無しさん
せーいーふーくー
223 名前:名無しさん
何だ?突然世界征服でもしたくなったのか?
224 名前:名無しさん
そのせいふくじゃねーよ
制服だよ制服
225 名前:名無しさん
ああ、衣装フェチの方でしたか
226 名前:名無しさん
制服ねぇ・・・
どんなのが好みなのよ
227 名前:名無しさん
もうオールオッケーだな
その女の子に合っていれば
228 名前:名無しさん
それはそれで無節操だな
俺、イラストなら書けるならデザインを書こうか?
229 名前:名無しさん
1枚3000DP出そう
230 名前:名無しさん
たかっ
231 名前:名無しさん
ふむ、俺は4000だそう
232 名前:名無しさん
急激に紳士が増えた
実は狙っている奴多いだろ
233 名前:名無しさん
そりゃな
こんなチャンス逃せない
234 名前:名無しさん
ああ、デザイン案さえあれば
使い魔に作ってもらえるんだ
そうすれば・・・ぐへへへへへ
235 名前:名無しさん
ああ、俺たちはこの戦いに身を投じる覚悟がある
そして弾薬(DP)もな
236 名前:名無しさん
畜生
いきなり強力な奴らが出てきやがった
237 名前:名無しさん
あー、解かった
適当に制服を書いて自動販売に出すよ
238 名前:名無しさん
よし、更新連打だ
絶対に負けんぞ
239 名前:名無しさん
ふははははは
小童共が!!
240 名前:名無しさん
よし、書けた
ラフだけどいいよね?
241 名前:名無しさん
ちゃんとデザイン画として
出来てるならおkだ
242 名前:名無しさん
それは大丈夫
出すよー
243 名前:名無しさん
やったるでぇぇえぇぇっぇ
244 名前:名無しさん
よっし、買えた
245 名前:名無しさん
まけたぁぁぁぁぁぁぁ
246 名前:名無しさん
畜生
247 名前:名無しさん
なるほど、スチュワーデスか
中々いい趣味をしているな
早速使い魔に頼んでくる
248 名前:名無しさん
次だ
次を早く書くんだ!!
249 名前:名無しさん
待ってくれ
これで商売をしようなんて思ってないぞ
250 名前:名無しさん
いや、お前にはこの祭りを開催した責任がある
その腕が折れるまで書いてもらうぞ!!
251 名前:名無しさん
えー勘弁してくれ




