11話ようやく転生したのよ!
ちまちま書いております!
ようやく転生です。
「本当にお世話になりました!」
と言いながら天使に握手しようと手を差し出すが、もしかして失礼かなと思い下げようとする。
「いえいえ、少しの時間でしたが楽しかったですよ。これからのあなたの人生に幸あれ」
と言いながら握手に答えてくれる。
「それでは、転生を始めましょうか!どこに生まれるかは神のみぞ知る……王子になるかもしれない。村人になるかもしれない。例えどんな立場であろうともあなたらしく生きてください」
天使が言葉を発すると、風南の周囲に光が溢れ始める。いよいよ出発の時だ。
「またいつか会えますか?」
なんとなく聞いてみたくなった。それだけこの天使に好感を覚えたのだろう。
「ええ、きっと。それでは旅立ちです!新たな人生にいってらっしゃい……無理するのは駄目ですよ?」
最後にウインクして女神が言う。あれは、マニュアル通りではない彼女から自分に対する言葉だと思った。
「また……どこかで」
と言い自らの意識が無くなっていくのを感じた。
俺は……突然意識が覚醒する。長い睡眠から目覚めたかのように……
「あうん?おぇはいっはい(俺は一体?)」
上手く言葉が出なかった。そして、何より天井があまりにも高く感じた。
「どうしたんだい?お腹すいたぁ?」
自らが抱き上げられる感覚があり、抱き上げた相手の顔がよく見える。女性だった。
「だへぇ?(誰?)」
「ふふっ、ママじゃないか〜!もぉ、可愛いなぁ」
ギュッと抱きしめられる。とても温かいものだ。気持ち良くてそのまま寝てしまいそうになるが、いかんいかんと目をこする。
「ありゃりゃ、寝て良いんだよぉ〜」
と背中を優しく叩いてくれるが、どうにか堪える。
(身体が、縮んでる……そうか転生したんだったな)
記憶的には、さっき天使の言葉を聞いたばかりのつもりでありすぐに理解出来た。
「ほ〜ら、ねんねしな〜」
ママと名乗る人物の催眠攻撃だ。必死に抗おうとしたが、意識が沈んでいく。
(くっ、ステータス差か……)
と思いながら風南は、再び眠りにつくのだった。ステータス差ではなく、2歳程の子供であるから眠たくなっただけだが……
こうして風南は、異世界への転生を果たした。これからどのような物語が待ち受けるのか……
この作品初の評価ポイントを頂きました!
ありがとうございます\\\\٩( 'ω' )و ////




