評価ポイント
あなたはなろうにおけるポイントというものをどのようにお考えでしょうか。
「ポイントを気にしたくないのに気になっちゃう」
「ポイントなんて気にして書くのは愚の骨頂だ」
「ポイントでしか評価されないなんておかしい」
さまざまな主張、お考えをお持ちだと思います(いや一切ない! という方はこの先の内容は無駄なので、他の小説を読んだ方が有意義だと思います)。
今回は、そういった主張、お悩みに対して、一切答えは出ません。
特定の主張に対して同意したり、または反論したり、誰かの悩みを解決したり、という意図は一切ありませんし、実際無理だと思います。
では本題に入る前に少し別の話題を。
私は以前にも書きましたが、なろうにアクセスしたきっかけはきれいさっぱり忘れました。
今回書くために思い出そうとしたのですが、全然思い出せません。
ただ、なろうで書き始めたきっかけは覚えています。
「当時の年間上位の作品を読んだから」です。
このきっかけも人それぞれだと思います。
「特定の書籍化作品やそれらのアニメ、コミカライズなどをなろう外で知り、なろうにアクセスした」
「友人がなろうで書いていて、俺の方が上手く書けそうだと思った」
「以前からウェブ小説を書いていて、なろうに行きついた」
他にもあると思いますが、とにかく人によって違うと思います。
で、ここで唐突ですが、質問です。
「人生は、お金が全てだ」
どうでしょうか。
これも人それぞれですね。
「いや、人生は見た目が重要だ」
これも、人それぞれでしょう。
それぞれに対して一人ひとり考え方は違うと思います。
「お金に縛られる人生は下らない」とか、「いやお金こそ人生だ」とか。
「確かに俺は人を見た目で判断している」「いや、見た目で人を判断するのはおかしい」など。
では、質問を変えていきます。
「現代日本で、社会生活を営む上でお金と全く無縁でいるのは難しい」
「自分の考えはともかく、現代日本において、人を容姿や服のセンスといった外見で判断する人々は一定数以上存在する」
おそらく、無理やり反論しようとしない限り、ほとんどの人が「そうだね」と言って頂けるのではないでしょうか。
この2つの質問は、それまでの質問のような個人の価値観におけるお金や外見重視、あるいは軽視といった主張をアンケートのように聞くのとは違う、「単なる事実確認」ということになります。
どれだけお金に縛られたくない、と思っても、社会生活を営むにはお金を用意しなければなりませんし(すべて窃盗で賄う、とかもあるかもしれませんが)、あなたの好きな異性が、外見重視の価値観を持っていた場合、あなたがいくら「人は外見じゃない!」と言ったところで外見で判断されます(もしかしたらその結果、合格! と判断されるかもしれません)。
つまり、貨幣経済は下らないとか人類を不幸にしていると考えたり、外見で人を判断するなんて下らないと考え、時にはそれらを主張したとしても、それと現状の社会情勢や他人の価値観は別問題、ということです。
もちろん過去や未来は違うかもしれません。お金が不要な社会が今後来るかもしれませんし、好きな異性は価値観を変えて、内面重視になるかもしれません(その結果好かれるかどうかはともかく)。
前置きが長くなりましたが、これからなろうの「ポイント」について書いていきます。
「ポイントの為に作品を書くのは下らない」
「ポイントだけで判断するのはおかしい」
「いや、ポイントを獲得してこそだ」
どれも、私は主張する気はありません。
もしかしたら、未来は現状より「ポイント」を獲得する意味が薄れるかもしれません。
AIが読者一人ひとりに最適と思われる作品、低ポイントでも書籍化したら売れる作品を探し当てる機能、などが追加される可能性もあります。
そんな未来を待たなくても、現状でもポイントと限りなく無縁でいる方法はあります。
「自分の作品が読まれるかどうかなんてどうでもいい、ポイント評価なんて受け付けない、感想もレビューも同様に拒否」
それでも、ブックマークによるポイントはついてしまうわけで、その先になると「検索除外」となり、つまりなろうでの活動にこだわること自体無意味になります。
こう書くと、「いやいや、レビューで⋯⋯」「作品を某所で紹介されて⋯⋯」などあると思います。
これは、きっかけですね。
きっかけは別にして、その結果ポイントを獲得し、作品の知名度がさらに上がるのです。
私が小説を書き始めたきっかけは、冒頭で申し上げたように年間の累計作品を読んだことですが、その作品が私の目に止まったのはその作品が「ポイントを獲得したから」です。
その作者さんが、ポイントをどのように捉えてるか、はわかりません。
もしかしたら、ポイントなんて下らない、と考えているかもしれません。
頭の中にポイント獲得なんて考えは一切なく、ただただ、書きたい作品があってそれを書いただけかも知れません。
ポイントが欲しくてたまらないかもしれません。
ポイントが欲しくてたまらない、と考えていた場合だと
「評価してくれた人、本当にありがとう!」と読者一人ひとりに感謝を忘れない方かも知れないですし、「読者なんてクレクレすればポイント入れてくれる、チョロいぜ」などと、とんでもない考えの持ち主かもしれません。
ただ、作者さまがどのような思いで執筆されたにせよ
「その作品は他より圧倒的にポイントを獲得した、だから年間のランキングに入り、私の目に止まった」
という事実しか私にはわかりません。
ここから先「事実」と表記した場合、あくまで私の体験からわかる範囲だとそうなる、と捉えていただければと思います。
間違っている可能性もありますので先に謝っておきます、ごめんなさい。
もし、なろうに来たきっかけとなる作品があるなら、その作品はあなたの目に止まる過程で「多くのポイントを獲得した」可能性は高いと思います。
今回のお話は、「ポイントでしか判断されない状況を、みんなで何とかしましょう!」とか、「だからもっとポイント獲得するために試行錯誤しよう!」という主張は一切ありません。
ここで上げた事実から、私なりの結論としては
「『小説家になろう』で活動する上で、『より多くの読者の目に止まってほしい!』『作品を読んで欲しい!』と思った場合、評価ポイントと無縁でいるのはとても難しい」
ということです。
例えば
「俺は多くの読者に読んでさえ貰えれば、評価ポイントなんていらない」
というのは、とても難しいです。
一人でも多くの人に読んで貰うには、当たり前ですが多くの人の目に止まらなければならず、それは評価ポイントを得ていないと難しいからです。
さきほど申し上げたように、例えばレビューされたり、まとめサイトで取り上げられたりしても、そこで評価がつかなければ集客は落ち着いていくでしょう。
こういう話をした場合にありがちな議論として
1、自分が好きな物を書くと、ポイントは獲得できない。
2、ポイント獲得のことだけを考えて、好きでもないものを書きたくない。
といった主張です。
1、の場合、そう決めつけてるなら、その作品はあまり読まれないかもしれませんね、とか、もしかしたら自分ではそう思っていたとしても、結果ポイントを獲得して読まれるかもしれませんよ、となります。
2、の場合、なら無理に書かなくていいんじゃないですか。その結果ポイントが獲得できなければ、たぶんあまり読まれないと思います。あえて言えば、ポイント獲得「だけ」じゃない方法を考えてみてはどうでしょうか?
といった具合になります。
簡単にいえば「好きにしたらいいと思います」ということです。
それは上で申し上げた「事実」から、私の答えはそうなってしまいます。
このへんの主張をこじらせていくと
「なろう読者は見る目がない、だから俺の作品を評価しないんだ」
「日間作品なんてつまらないものしかない」
などになってしまいます。
このへんのこじらせは、
「俺を振るなんて、あの女は見る目がない」
「俺がモテないのは、外見だけの下らない男に引っかかる奴が多いからだ」
「私の良さがわからないなんて、日本の男って本当にだめね」
といった主張に通じるものがあります。
さきほどの1,2の主張に、このこじらせを当てはめると
1、相手に合わせたりすることはしたくないけど、相手にはありのままの自分を受け入れて欲しい。
2、異性にモテるためとはいえ、我慢なんてせず好き勝手振る舞いたい。
といった具合でしょうか。
人によっては「わがままな人だな」と思うかもしれません。
もちろん男女関係であれば、そんなことしなくてもモテる人はいますよね。
でもそうしないとモテない人がそうしたくない、と言われたら、じゃあ諦めましょう、という話に帰結します。
ありのままの自分を受け入れて欲しい、なんてのは乱暴な言い方をすれば「お前の為に自分を変える努力なんてしないよ」と言っているのと変わりませんが、相手に合わせすぎるのもそれはそれで息苦しいですからね、妥協点がうまく見つかれば良いですね、という感じでしょうか。
私は以前に書いたように
「自分が面白いと思っているものを、いかに読者と共有できるか」
「読者が面白いと思えるものを、いかに提供できるか」
があった上で
「それを自分が楽しんで書くにはどうしたらいいのか」
を常に考えるしかないんじゃないかな、と思ってます。
そのためにできることをやって、それでもダメなら次を考えるしかないかな、と。
ただこれは私が勝手にそう思ってるだけの話で、こうするべきだ、と押し付ける気もありません。
一年後には、全く違うこと言ってる可能性も高いです、別にポイントについての考え方に確固たる信念を持っているわけでもありませんので。
「俺には才能がある、だから、書きたいもの書いてればそのうち認められる」
「じゃあ俺はもう読者増えなくていいや」
「誰かの目にさえ止まれば、運がよければ打ち上がるさ」
と、考える人によって変わると思います。
各々が考えればいいことですね。
そして一度そう思ったとしても、状況状況でコロコロ変えたっていいと思います。
書く上で、自分が楽しんで取り組める方法を最優先で、変な考え方に縛られないようにしたほうがいいんじゃないかな、と。
ここまでの話が台無しになってしまう覚悟で言えば
「自分が充実した執筆をするには、どう取り組んでいくのか」
という話でしかないですよね。
そこにポイントは必要か否か、というのは各々の考えです。
そしてそれは他人にとやかく言うことでも、言われることでもなく、自分で決めればいいと思います。
なので、とやかく言ってすみませんでした!
申し訳ないです、はい。
今回の話は以上です。
「自分はポイントとどう付き合い、どう向き合っていくのか」を考える一助となれば幸いです。
では、また何かあれば。




