表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
古の魔獣と龍の姫編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/164

第75話 「我ながら、恐ろしい技を編み出してしまいましたわ」

またもや真っ白になり、天井を見上げるラミス姫様。

「あば、あばば……。о△о」

……プスプス。


『9279回目』


「はっ。」

我に返るラミス。

…………。

「……やはり、この技はしばらく封印ですわね。」

…………。

「ム、ムリですわー。やはりあんな化け物、人間には倒せませんわ。」

何時(いつ)もの様に、ごろごろ転がる姫様。

「…………。」

しかし、今回は少し考え。そして立ち上がる。

「……ふむ。」

「よし。お次はナコッタお姉様に、会いに行きますわよっ!」

──だだだだだっ!

ラミスは姉ナコッタに会う為、西の村へと走り出した。

「なっ。貴様何をしている!?」

──ドカッ!

「忘れてましたわー!」

とりあえず、ゲイオルグを蹴り飛ばす姫様。

そして、ゲイオルグと四人のヘルニア兵士を倒し、外に出ようとした瞬間、ふとラミスはある事を思い出す。

「……そうでしたわ、その前に。」

何やら、何処かへすたすたお出かけする姫様。

……お出かけしますわ。

…………。

ラミスは要件を終え再度、西の村目指して走り出す。

「ナコッタお姉様とは、色々お話がある事ですし、急ぎませんと……。」

──したたたたたた!

…………。

……やはり、自分の体に少しの違和感を感じるラミス。姉リンと会ってから以降、体が少し軽い気がするのである。

……気のせいだろうか?

まあ毎回毎回、ラミスはかなりの距離を走っているのだから。体力が付き、足が速くなっているだけなのかも知れない。

……ラミスはあまり、深く考えない事にした。


西の森に到着すると、ラミスはヘルニア兵士の一行と遭遇する。

──!?

ヘルニア兵が、まだ西の村に辿り着いていない?

…………。

ラミスはヘルニア兵士に見付からない様。かなり遠回りをし、西の村へと向かった。


──ひょこ。

西の村に到着し、姉ナコッタの居る建物の中を、窓からちょこっと覗き込むラミス姫様。

じー。

「ナコッタお姉様とグレミオが居ますわ。」

ラミスは建物の入り口へと回り、姉ナコッタの居る部屋の扉を開けた。

「お姉様ー、ラミスですわー。」

色々あり、生きている姉ナコッタに会うのは久し振りだと、満面の笑みで登場するラミス。

──ドカッ!

「たっ、大変です!グレミオ隊長!クリストフ将軍!敵兵がっ、ヘルニア兵がすぐそこまで来ています!」

「むぎゅっ。」

────────。

後ろから走って来た兵士がぶつかり、顔面から思いっきり床に倒れる姫君。

…………。


ラミス姫様が、大変な事になっていた……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
調子が良いのはきっと気のせい。 走りすぎからくる、ランナーズハイってやつですね! (*´ω`*)
リン姉さんと会ってから、体に変化が…? 思春期かなーw
そろそろお気づきかもしれませんが2話ごとに出現して2話分まとめて感想を述べていく読み手です。こんばんは。 出た!姫咬み!かっこよ! やっぱその雷帯びる(四十七式プリンセス雷鳴脚)やつめっちゃ良いー!ウ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ