表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
古の魔獣と龍の姫編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/164

第67話 「まだ、終わっていませんわ」

「まだ、終わってませんわー!!」

──くわっ!!

……そう叫びながら、慌てて起き上がるラミス姫様。

「まだ、デザートが残っておりましてよっ!」

…………。

「……あら?」

……ラミスは、キョロキョロと辺りを見回す。

「……あ。夢でしたわ。それにしても、大変美味しそうな夢でしたわね。」

一体ラミスは、何の夢を見ていたのだろうか?

…………。


「さてと……。これから、どう致しましょう?」

とりあえず、リンお姉様に会える事が出来た。これで姉妹全員の居場所が判明し、数々の疑問の解消に(つな)がった。特にリンお姉様の加入は、かなり頼もしいといえる。

……しかし、このルートは正しいルートではない。姉である、ナコッタが死んでしまうルートなど、正しいルートであってはならない。……絶対にそんな未来にしてはいけない。

…………。


ここでもう一度。ラミスはこれまでの経緯を整理してみる。

解決しなければ、いけない問題点。

ミルフィーと姉ナコッタは、どちらか片方しか助ける事が出来ない件。

ミルフィーは会う事さえ出来れば、北の街まで逃がす事が出来るのだが。姉ナコッタのいる村には、既にヘルニア兵が迫っており、更にあの強敵の剣士までいる事。


最大戦力である姉リンには、すぐに会える事が出来ない件。

……これは恐らく、姉ナコッタの持つ神々の力と予想している。


そしてまだ、城に捕らわれている人々……。

襲われている村々……。


……そして、北の街に現れるヘルニア兵二千と(オーク)五体。

流石に(オーク)五体は強すぎて、どうする事も出来ない件。

最高戦力の姉リンでも、倒せるのは精々一、二体だろう。


……やはり、問題が山積みである。

しかしリンお姉様の加入により、今ある問題の(いく)つかが解決に(つな)がる。ミルフィーの魔法も強力で、怪我や体力が回復出来るのは、大きいと言えるだろう。

……これに姉ナコッタの神々の力が合わされば、全ての問題が解決出来る日が来るのかも知れない。


ラミスが今やるべき事。それは。

一つ目は……。姉ナコッタに会い、神々の力を試してもらう事。姉ナコッタに宿る神々の力は、やはり確認しておきたい所である。そうする事により、最高戦力である姉リンと合流出来るからだ。

二つ目は……。ラミスは少し考える。

「試してみる価値は、ありますわね……。」

三つ目は……。ラミスは、またもや悩み始める。

「うーん、やはり。それしか方法はありませんわよねぇ……。」

四つ目は……。ラミスはぐっと手を握り締め、決意をする。


「まずは、これから。試してみたいですわね。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
もうジタバタしないラミちゃん!決意を新たに再スタートですね♪(^^) 色々な可能性を信じて、頑張ってー\(^o^)/
姫は秘密主義ですか? (´・ω・`) ババーンと手の内を晒しましょうよ! ⁽⁽◝(•௰•)◜⁾⁾
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ