表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣も魔法も全く使えない姫なので、物理〈拳〉で乗りきるしかありません!【プリンセス無双】さあ、優雅〈エレガント〉に参りますわよ!!  作者: 魔神
王の名を持つ獣編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

159/164

第159話 「全ては、この刻〈とき〉の為にですわ」

「駆け付けるのが遅れ、大変申し訳ありません。姫様。……このレティシア、我が祖国ツインデール公国を取り戻す為に、身命を()す覚悟にございます。」


二日後。ホースデール王国からの援軍が到着し、ツインデール公国奪回の全ての準備が整う事になる。

「よし!」

むふー、とやる気満々のリンお姉様。

姉リンの(もと)に、祖国解放を願う総勢二万七千の有志が集まった。


「よーし皆ー、行くわよー!準備は出来てるー?」

姉リンは意気揚々とツインデール城を指差し、そして高らかに宣言する。


「取り戻すわよ!私達の公国を!!」

「オオオオオオオオー!!」


リン公女の(げき)により、兵士達の士気は最高潮に達した。ラミス達は、この勢いに乗り進軍を開始する。


「…………。」

ラミスは自分達の城を目前にし、再び想いを巡らせた。

これが最後の戦いなのだと……。今まで何度も勝利を目前にしながら、何時(いつ)もラミスの前に大きな壁が立ち塞がり、そしてその勝利を逃してきた。


しかし、その長い戦いにも終わりが来ようとしていた。

そう、この戦いに勝利すれば全てが終わるのだ。……この長い長い戦いが、ラミスの戦いの日々がようやく終わろとしていた。


ラミスは、凛とした表情(かお)で前を向く。……絶対に、勝たなければならない。今のラミスは、今までのラミスとは違うのだ。

(かつ)ての公国の最大戦力を取り戻し、公国最強のバラン将軍が居る。そして何より……。


──ラミスの秘策があるのだ。


必ず勝てる、ラミスはそう心に言い聞かせた。この聖戦に、この最終決戦に。……この長きに渡る戦いの日々に!


──終止符を、打つときが来たのだ!!


「皆、覚悟は出来てる?さあっ、勝ちに行くわよっ!!」

「オオオオオオオオ!!」


リン姫の激に呼応し、最高潮に沸き上がるツインデール公国軍。ラミスは勝利を胸に抱き、ヘルニア帝国兵目掛けて走り出して行った。

総勢二万七千のツインデール公国軍により、祖国奪回の最終決戦が始まる。


「さあ最後のフィナーレは、華麗に決めさせて頂きますわよ!」


──ドドドドドドドド!!

ツインデール公国軍の猛攻が始まる。それに対しヘルニア帝国には、(わず)かな兵力しか残されていなかった。

公国が誇る三将軍の前に、ヘルニア帝国軍は既に敵では無く、帝国兵達はすぐに投降し始める。


──ドガガガガガガガガッ!!

奥から湧き出てくる大量の(オーク)を、次々と()ぎ倒すラミス姫様。

──ギュオ!!

その技の凄まじさに地面は(えぐ)り取られ、大地が川の様に裂けていった。ラミス達は(オーク)(ほうむ)りながら、奥へと進み最後の決戦へと挑んだ。


「ブヒィイ!!」

──ザッ。

最後の強敵、豚王(オークキング)の前に、公国が誇る最強の戦士達が集結する。

神々の力をその身に宿す、四姫。

公国最強の、三将軍。

剣豪の称号を持つ、五隊長。

ラミス姫の(もと)に、これ以上と無い布陣が完成した。


最後の強敵に挑む、ラミスと最強の戦士達。

ラミスの今までの死は、決して無駄では無かった。ラミス姫のその努力も、決して無駄では無かったのだ……。


──全ては、この闘いの為に!

「バラン将軍、頼みましたわよ。公国の未来(すべて)、貴方に託しましたわ!」


「はっ!お任せを!このバラン!姫様に、必ずや勝利を捧げてご覧に入れます!!」

に"ゃ─────。

( ・∇・)っ

物語もクライマックスにっ!

ラストスパート、頑張りますにゃ。

皆様、何卒応援よろしくお願い致します。

お気軽に感想、ブクマ、評価お願いしますにゃ。

リアクションだけでも、ぽちぽちして頂けると嬉しいですにゃ。

(ФωФ)ノ

いつも、ありがとーにゃ♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ