【Eテレ】 オリガミの魔女と博士の四角い時間 (15分)
【放送時間】 不定期
ものつくりつながりでお次はオリガミ。
日本を越えて世界でも「ORIGAMI」で通用するようになったオリガミを、毎回多彩なゲスト出演を交えてドラマ仕立てで紹介する、いかにもEテレらしい番組です。
基本的に15分番組ですが、スピンオフで5分バージョンあり。
年末年始は30分スペシャルもあり。
人里離れた研究所でオリガミの研究に没頭する「折鶴博士」とオリガミの顔を持つ「魔女」の掛け合いが楽しいローファンタジーなミニドラマ。
毎回見事なオリガミ作品が見られるのはもちろんですが、何よりも俳優でオリガミ研究家としても有名な松尾貴史さんが、人の似顔絵をオリガミで作る「折り顔」が秀逸。
そもそも登場人物(?)のひとり「オリガミの魔女」は歌舞伎の女形の折り顔(声:尾上菊之助)ですし。
「魔女」の隣に並んでいる「エビスさん」は、声を担当する漫画家の蛭子能収さんに激似の折り顔!
これだけでも一見の価値あり!
今まで紹介されたオリガミ作品の中でも、私が個人的に気にいっているのは「カワサキローズ」という立体的なバラのオリガミ。なかなかリアルな仕上がりで、以前から何度もチャレンジするのですが、折り方にちょっとコツが要るので再現が難しいヤツです。
動画で折り方がしっかり見られるのがホントありがたい。
それと紙5枚で作る「桜」。
ドラマでは「千輪桜」というタイトルで、桜の木に枝いっぱいのオリガミの桜が咲き誇るシーンが感動的です。
……あの数を折り上げたスタッフの皆さん、本当にお疲れ様です!
アイディアがすごいのは「トナカイ」のオリガミ。
なんと四角いオリガミ用紙からではなく、ティーバッグの包み紙でトナカイ折ってるんです!
ドラマでは分かりにくいのでホームページの動画で確認した方が良いのですが、ティーバッグの包み紙の、ツマミを取り外した両脇の細い部分(←どこの部分かわかります?)が上手く活かされてます。
子供のころ遊んだ折り紙遊びからだいぶ進化した「オリガミ」
大人な皆さんもたまには童心にかえって、オリガミの楽しさを再発見してみませんか?




