表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終末は突然に  作者: SMILE
43/48

食料調達の件

「ごちそう様でした。」

「しかし保存食とレトルト飽きて来たよね。」

「あれから一ヶ月以上たつし。電気が無いから生鮮食ももう無いしね。」

 遠くの方で車の動く音が聞こえた。バスが動いた音のようだ。

「ご苦労様です!」

「おう、お疲れ。」

「そいえば、今日来た彼等が話を聞きたいそうです。」

「ああ、彼等か。後で伺うよ。まずは市長に報告行ってからだな。」


「お、隊長さんが戻って来たみたいだ。」

「あ、隊長お疲れ様です。あの・・・」

「話しは聞いているよ。まずは市長に今日の報告してくるから待っててくれ。」

「ですよね。わかりました、待ってます。」

 そう言うと市長の家に入って行った。

「ふう、良い話しが聞ければ良いね。」

 市長の家から出てくるのを広一達は待つことにした。



「やあ、君達お待たせ。」

「いや、全然大丈夫っす。」

「それで、聞きたい事は何だって?」

「実は恥ずかしい話し自分達の食料が無くなってきて・・・何処かに食料あるような・・・スーパーみたいな場所はありませんか?」

「そういう事か・・・それは難しい相談だったな。」

「え?どういう事です?」

「近くにあるスーパーとかの食料がある場所はある程度探し終わっているんだよ。自分達が外に出てるのも、警備と言う名ではいるが実は食料とかを探しに出ているんだ。こっちも人数が多いから食料調達も大事な仕事だしね。」

「そうですか・・・どうしよう。」

「なら、一緒に探すかい?市長には言っとくよ?必要量を調達出来たら出ていくのも良いだろうしね。もちろんその時は一緒にくるならバックアップはするつもりだよ。」

「願ってもない。逆に条件が良くて。ちなみにここにいるのには何か必要なのですか?」

「特にないよ。あるとすれば自分が出来る事をすればよいんだよ。働かざる者食うべからずってね。」

「はい!大丈夫です。」

「そちらの他のメンバーはどうかな?」

「鈴木家はOKですよ。」

「私も大丈夫。」

「なら決まりだね。市長に聞いてくるからちょっと待っててくれ。」

 隊長はまた市長の家に行った。

「断る理由も無いし、どちらにせよ食料確保出来るなら助かるし。」

「そうね。あ、戻って来たわ。」

「市長の了解は得たよ。しばらくの間よろしく。車はこちらのに乗って行動してもらうから。」

「自分と、こちらの孝夫さんの2人でまずは参加したいと思います。後のメンバーはまた戻ってきたら決めますので。」

「え?俺らは?」

「栄太君は皆をよろしく。」

「母さん、得意の料理で皆を手伝ってあげてくれ。」

「話しはまとまった?明日また声をかけるからよろしく頼むよ。」

 隊長は自分の家に帰っていった。

「早く出発する為にも明日から頑張りますか。」

「そうね、頑張ってね。」

 今日は明日に備えて早く寝る事にした。


ーーー


 ある小高い山の上

「リーダー、向こうの方が大分明るくないですか?」

「あ、あそこは前に俺らが襲おうとしたら逆に銃で撃たれた所ですよ。多分人数も沢山いそうだから食料や色々あると思うんですが、守りが固くて。」

「お前ら、しばらく様子を見張ってろ。行けそうなら奪うぞ!」

「わかりましたー!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ