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終末は突然に  作者: SMILE
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出発前日

 (すっかり奴等にやられた傷は熱が引いたようだ。アザはまぁ仕方ないか。)

「もうそろそろ傷も良くなってきたし出発しようと思うんだけどどーかな?」

「大丈夫よ。ただ・・・」

「ただ?」

「ここせっかく水と火が使えるからお風呂入りたいな・・・って。」

「好きだねえホント。じゃあ、明日の朝に出発しようか?今日はお風呂入ってゆっくりしなよ。」

「え?ありがとー。」

 ただ電気は無いので、キッチンでお湯を沸かして湯船に入れての繰り返しで何とかお風呂が出来た。

「結構時間かかったな。さて外の様子を見てくるか。」

 広一は外を見た。葵が倒したのか結構な数のゾンビが外に倒れてた。(これ彼女がやったのか?凄いな。しかし自分もゾンビにならなくて良かった。彼女1人残すのは心残りだったし。)辺りに奴等は居なそうだった。

「出発前に車の点検でもしとくかな?」

 ガレージに向かう。

「ガソリンが無いな。仕方ない。予備のガソリンを使うか。ガソリンも調達しないとだな。オイルは・・・まだ大丈夫そうだな。」

「頑張ってくれよ。」

 ボンネットを閉めながら呟いた。

「しかし彼女には今回助けてもらいっぱなしだったな。近い内にお礼しないとか。」

「お風呂気持ち良かったよー。広一も入ればー?」

 彼女が明るい声で言った。

「そうだな。奴等対策の為、匂いを落としとくか。」

 脱衣室でふと思った。(さん付けじゃ無くなってたな。やっと信用されたか?)そう思いながら風呂場に入っていった。

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