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終末は突然に  作者: SMILE
32/48

彼女の考え


ーーー

 (今日は彼は地図とずっとにらめっこしている。今後の行き先について悩んでいるようだった。私は彼と出会ってから今まで生きている。だから彼のプランにはなるべく否定はしないつもりだ。)

「ちょっと上から外の様子を見てくるね。」

「気を付けて。」

 2階に上がりボウガンのスコープでゾンビを見る。

「よく見ると色々いるよね。あれなんかウェディングドレス姿だし。軽井沢チャペルあるしな。結婚式の最中に襲われたのかしら。こんな世界になってしまったし私はあんなドレスはもう着れないのかなあ。」

 そう言いながら、ドレス姿のゾンビにボウガンの矢を放つ。

「あの人私の事どう思ってるんだろ?恋人としては見てくれてはなさそうな感じ。」

 言い終わったら、標準を合わせたゾンビに向かって射った。

「私はどうなんろ?好き?わからないな。とりあえず嫌いではないと思う。告白なんてされたらどーしよう。OKしちゃおうかな?」

 またゾンビを射った。

「逞しくなったか・・・確かにゾンビを倒しても動じなくなってきてはいるなあ。よいんだか悪いんだか。」

 1体1体ゾンビを仕留める葵。スコープ越しのゾンビ達と恋愛トークする位馴れてきてしまったようだ。

「他に周りに奴等は居なそうね。」

 下に降りていく。

「広一、射ったボウガンの矢を回収しに行くからフォローお願いね。」

「え?あ、わかった。」

 葵はドアを開けて外に出た。葵は思った。(この世界になっちゃったけど、今のちょっとの平穏がずっと続きますように。)と

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