【028話】ぎこちない?
清々しい朝であった。
パーティハウス内では朝食を食べるモナと俺の2人きりである。
『レオ、今日は狩りとか行く?』
普段のモナであれば、そんなことを尋ねてきて、それに俺が頷く。
そうして、朝食を食べ終わり、身支度を済ませて、冒険者ギルドへ一緒に行くという流れになることが多いのだが……。
「……」
「……」
──なんでこんなに、無口なんですか⁉︎
俺が【エクスポーション】の仲間たちに謝罪をした日からであった。
あの日から、モナの様子は本当におかしい。
何がおかしいかと言われれば、まず、まともに顔を合わせてくれない。
加えて、話しかけるとモナは動揺する。
肩でも叩いた日には、びっくりして飛び跳ねるくらいだ。
「モナ……」
「……何?」
試しに名前を呼んでみたが、どうもぎこちない。
けれども、俺に対しての悪感情を抱いているようには見えない。
それなのに、会話が続かない。
……最近の悩みである。
「ごちそうさま」
考えごとをしている俺は、まだ食べ終わっていなかった。
モナは、空になった食器をキッチンへ持っていく。
「もう行くのか?」
テキパキと身支度を済ませ、モナは外出用の服へと着替えを済ませていた。
食事中の俺の問いにモナは簡素に答える。
「ええ」
「そうか、気をつけて」
「──っ! ……い、行ってくるわ」
「いってらっしゃい」
足早にモナはパーティハウスから出て行く。
後ろ姿でよく見えなかったが、ちょっぴり微笑んでいるように思えたのは俺の気のせいだろうか?
モナとの最近の関係性に悩みつつ、俺は朝食をゆっくりと摂るのであった。
12000pt達成ありがとうございます!
感謝を込めて、本日も3本投稿していきます!
ジャンル別月間ランキングトップ10入りももうすぐなので、応援お願いします!




