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結構可愛いんだけど殺人鬼なのが玉にキズ  作者: 牛髑髏タウン
第三章 「私は殺人鬼なの。殺人マシーンじゃないんだよ」
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第三章 8/8

「……」


「あら。引かれてしまいました。……さすがに200歳もサバを読むのはやりすぎでしたか」


「そりゃ驚くさ。本当なのか。……なぜ、皆には秘密に?」


 微笑む。


「秘密というわけではないのですが、ビルトさんのあの「七つの年齢を持つ女」のくだりでリズムが悪くなってしまうのはもったいないかなと思いまして」


 そんな理由……ではないのだろう、きっと。


「大事な理由だな」


 俺は笑う。


「ですから、私、この話をするの初めてです」


 エルフは、語り始めた。


「私の生まれたのは、閉鎖的なエルフの村でした。村の掟を破って、村を出たのが実年齢で30を少し過ぎたくらいの時でしたでしょうか。最初は少しだけ外の世界が見たかっただけでした。生まれてから一度も見たことがなかった人間の世界を見てみたかったのです」


「エルフと人間は……そんなにも隔絶されているのか」


 そんなこともないですけど、と笑う。


「私のいた村が、例外的に閉鎖的だったのです。エルフも色々ですから」


 ミレナは微笑んだ。


「でも結局、私は村には戻りませんでした。人間の男性と、出会ってしまったからです」


「……その、夫か」


「ええ。彼と行動をともにするようになり、やがて結婚しました」


 俺は、言うかどうか迷ったが、その疑問を口にした。


「昼間の話だが、あんた言ってたよな。エルフには恋愛の概念が無いとか」


 ええ、とミレナは何かから目をそらすように下を向いた。


「今でも、私にはわからないんです。彼と……育んだものが人間の言う「愛」だったのかどうか。ただ、エルフの村に戻るよりもこの人と一緒にいるほうが楽しいと思い……彼がしたいと言った結婚を受け入れました」


「好きでは……あったんだろ」


「はい。その人に、とても大きな好意を抱いていたのだと、思います。子供も授かりました。二人。男の子と女の子です」


 なら、それは。


「家族……がいたってことじゃないか」


 昼間、ミレナは、「わからない」と言った。


「どうなのでしょう。確かに周りの人にはそう呼ばれていました。私と夫、二人の子供。同じ家に住み、生活を共にし、それが人間の言葉で言う「家族」なのだということは、頭では理解できていたのですが……実感したことは一度も無かったように思います」


「実感て、何をだ」


「つまりその……それが特別な繋がりであるということを、です」


「特別?」


「はい。家族と、そうでない人の違いというものが、わからなかったのです。家族は大事にしなければならない、と言われました。ただ私にはわからなかった。夫と子供が、他の村人とどう違うのか、が」


「結婚した相手なんだろ。一緒に住んだ相手なんだろ。それはなんというか……格別に大事だったからじゃないのか」


「格別に大事、だったのでしょうか。……他の人と比べたりなどしませんでしたから」


「でも、大事な存在ではあったんだろう?」


 ティルミアが俺を見た。いつの間にかミレナを問い詰めるような口調になっていたことに気づいて反省する。


「大事だったのかもしれないと……今になっては思うのですが」


「今になっては……?」


「一緒に過ごしている時には、必ずしも常に大事ではなかったような気がするのです。夫を疎ましく思ったり、子供たちに煩わしさを感じたり、叱ることもあれば無視することもありました。結婚しなければ良かったのではと思ったことも一度や二度では無いのですよ」


 俺は少し笑った。


「ああ、いや失礼。馬鹿にするつもりで笑ったわけじゃない。含蓄のある言葉だと思ったんだ。あんた見た目は少女だが、さすが一度結婚生活をやり遂げた人間の言うことには重みがある」


 うふふ、ありがとうございます、とミレナは笑った。


「やり遂げた……と言えるのかは、わかりません。終わってしまった、という言い方しかできないのかもしれません」


 自分が失言をしたことに気づく。


「ああその……すまない」


「いいえ。気にしないでください。夫が死んだのは、私がまだ82の時。夫は88でした。寿命、だったのでしょう」


 この世界の人間の平均寿命がわからないが、88となると大往生だろう。


「82とは言っても、私はエルフですから……今とほぼ見た目も変わりません。だからでしょうか。彼は最期の時まで言っていました。お前にいい再婚相手を見つけてやれていないことが心残りだ、と」


「再婚を……許していたんだな、その人は」


「許すどころか……晩年は真剣に相手を探してくれていたようでした。その頃の彼から見れば妻というよりも娘のように思っていたのだと思います。それはそうですよね、実の息子や娘よりも私のほうが明らかに、幼いのですから」


「その、息子さんや娘さんはエルフの血は……」


「引いていたはずなのですけれど、長寿は遺伝しなかったようで……」


 残酷な、台詞が。微笑んだ、彼女の口から。



「息子も娘も、私より先に逝きました」



 彼女は笑っていた。

 なぜ笑えるのだろう。それは彼女が幸せだったから、なのだろうか。


「おかしいんですよ。息子も娘も、夫と同じなんです。いつまでも年を取らない私をいつの間にか子供扱いしているのです。もっとも私のほうも母親としての実感はついに持てなかったようにも思いますが」


 彼女は寂しそうに笑った。


「だが……愛していたんだろ」


「おそらくは。でも……わかりません。自分の気持ちが愛と呼ぶべきものだったのか」


「大事に思ってたんだろう。それを愛と呼んで何が悪い」


「大事に思っていた時もあれば、そうでない時もありましたから」


「そういうもんだ。家族だって四六時中三百六十五日大事に思ってられるわけじゃない。むしろ近くにいる分だけ、疎ましいと思うほうが自然だよ」


「でも、それは村の人達に対しても、同じです。皆さん私を暖かく迎えてくださいました。それは夫や子どもたちと同じように、です。だから私にとって、村の人達も家族も接する上で差が無かったように思うのです」


「……」


 言葉につまる。


「私は、ちゃんと家族を愛せていたのでしょうか。村の人達に抱く気持ちと夫や子供たちに抱く気持ちに何か差がなかったのであれば、それは家族を愛していなかったということでは……」


 そうじゃないよ、とティルミアが言った。


「村の人たちも、家族だったんだよ」


 そう、言った。


「……村の人たちも、家族?」


「村人みんなが家族だったし、村人みんなを愛してた。それでいいじゃない」


 ティルミアの言葉に、ミレナは……少し考えて、頷いた。


「なるほど……。そう考えれば良かったのかもしれませんね」


 ミレナは、笑った。


「私は、自分がいつまでも家族なのか愛しているのかわからなくて、それは夫が私に魔法を使っているからではないかと疑ったことまでありました。夫は今で言う心魔師でした。それも、相当にハイレベルの。人の感情に影響を与える魔法に熟達していて、それを村人の悩みの相談に乗ったり揉め事をいさめたりすることに使っていました。悪い人ではありませんでしたが、私は夫がそれを私に使って、夫を愛さないように暗示をかけているのではと疑ったことがあります」


「……愛さないように? 逆を疑うならわかるが」


 言ってから後悔する。エルフの少女に暗示をかけて自分を好きにさせ、結婚させる……というのはあまりにも下衆な発想だ。


「逆? ……ああ、なるほど。その可能性は考えませんでした」


「失礼だよタケマサくん」


 素直に謝る。


「私は確かめたくて、自分も精神魔術の勉強をしました。でも結果、夫は私に何もそういった暗示はかけていないのがわかっただけです。そもそも……夫が私に愛することを期待していたのかどうかもわかりません」


「ただ」


 ミレナは、微笑んだ。


「夫や子供がいなくなった後、私は自分が生まれたエルフの村にあった掟の意味が、ようやくわかりました。「人間と関わってはいけない。なぜなら、人間に関わると「魂を吸い取られる」から」」


「魂を……吸い取られる?」


「ええ。魂を吸い取られたエルフは皆、いつしか抜け殻のようになり、自ら命を絶ってしまう、と。実際、私のように人間と関わってしまい、自らの寿命の長さに絶望したハイエルフが取る道は、ほとんどの場合、自殺なのです。私は……夫や子供がいなくなった後の自分が空っぽになっていることに気づきました」


 それで……死のうと。


「だからあのひとは、私に死を選ばせないよう暗示をかけて逝きました。酷い人ですよね」


 ……俺は、頷きはしなかった。


「あんたの旦那は……自分に出会ったことであんたの人生を本来より短いものにしてしまうのが、嫌だったんじゃないのか」


「それが……酷い人だって言っているんです」


 ミレナは笑った。



「私は死にたくないなんて思っていません。あの人と一緒に生きるために、一緒に死にたかったのです」



 死なないように生きるのではなく、生きるために死ぬ。

 意味の分からなかったメイリの言葉が、重なる。


「死ぬのを許されないことは、生きるのを許されないのと同じです」


 ミレナはそう言って、笑った。


「以上です。これが私が死ねない理由、そして、死にたかった理由の、話です」



「嘘だよ」



 ティルミアが、ミレナを睨んでいた。


「嘘?」


「ミレナさんは、ただ死にたかったわけじゃない。生きようと、したんでしょ?」


「どうして、そう思うんですか」


「暗示なんて、所詮暗示だもん。無意識にしか働かない。本気で死にたいと思ってたら、百年も生きられない」


「……」


 俺は、後を続けた。


「あんた言ったな。願いをかなえてくれと。……ティルミアじゃなくて、俺に、な」


「……はい」


「あんたは俺に生き返らせてもらうことまで計算に入れていた。……そうだろう?」


「……はい」


「あんたの狙いは、俺の未熟な蘇生魔法で行き返り、あんたの旦那と子供たちの記憶を全部、奪ってもらうことだった」


「そこまで……。おわかりでしたか」


 頷く。


「ええ……そうすれば、夫の望みを叶えつつ、この酷く愛おしい思い出から逃げられると、思ったのです」


 俺は、首を振る。


「残念ながら、俺の蘇生術は上達していてな。あんたの記憶は全部戻るだろう」


 そんな自信があるわけではなかった。

 だが、そう言ってやらないといけない気がした。

 ハイエルフのミレナは、笑った。


「……手厳しいのですね」


 俺は酷いことを言っているのだろうか。


「ミレナさん」


 ティルミア。


「私からも一言、いい?」


「何でしょう」



「私は殺人鬼なの。殺人マシーンじゃないんだよ」



 ティルミアが、怒っていた。


「機械みたいに誰かれ構わず頼まれれば殺すわけじゃない。私は、私が殺したい時に、殺すの。ミレナさんを殺すかどうかは、私が決める。……私が言いたいのは、それだけ」


「……私はまだしばらく生きなければならないのですね」


 ミレナは、俺とティルミアを見つめて言った。


「お願いがあります。私が死ぬまでの暇つぶしに……今しばらくつきあってもらえませんか」


「……ほう。事務所の勧誘か」


 ええ、とミレナは笑った。


「お二人をからかっていると、私も少しは気が晴れるみたいです。私を殺してくれないのなら、このくらいのお願いは聞いてくださいね?」


 俺は苦笑するしかなかった。


 *


「それは災難だったな」


 ふたたび、あのアジト。

 そこはふたたび、焼肉会場になっていた。

 俺たちが取ってきた野草は、肉の味を確かに劇的に変えた。ジュージューと鳴る鉄板のほうでわいわい盛り上がっている連中。ミレナもティルミアもそこに混じっていた。あんなことがあったのが嘘のように。


「ああ、まさに災難だった」


 皆とは少し離れて、俺はメイリにあったことを報告していた。

 ミレナはティルミアとも楽しそうに話している。皆には年齢は引き続き54で通すつもりだそうだ。


「それで……? 入ってくれるんだな。この事務所に」


「ティルミアはその気になったようだがな。実際、他に食っていくあてもないし。だが俺はまだ正直この事務所に入ることをだいぶ躊躇っているぞ」


「……まあ、そう言うな」


「言うわ。初めてのミッションでこの結果だぞ」


「ミッション自体は楽勝だったじゃないか。それに、ミレナを憎んでるわけじゃないんだろ?」


 俺は言葉に詰まる。それは、そうなのだ。


「……まあ、ミレナが悪いやつじゃないのはもうわかったがな……。ああ、別に憎んじゃいないよ。もうな。だがむしろ強まったのは、あんたへの不信感だ。あんたどこまでわかってて俺たちを一緒に行かせたんだ」


「何もわかってないさ。私は心を読む魔法など使えない」


「……」


「そう疑う目で見るな。純粋に安全のためだったんだよ。岩鬼ロック・オーガも戦い方次第では危険な魔物だ。ミレナは直接戦闘の能力も低くはないが、とはいえあの魔物相手に肉弾戦では辛い。相手に攻撃されたと錯覚させる魔法なんかも使えるから、戦闘を回避する手段は色々持ってるんだがな」

 攻撃されたと錯覚させる魔法……。そういえば、あの夜の格闘戦でティルミアがミレナに傷つけられたように見えた時も、実は何も傷はついていなかった。あれも、それだったということか。


岩鬼ロック・オーガのような鈍感な魔物ではそういう魔法も効きにくいことがある。下手すると危ないからな。念のため君らを行かせたんだ」


「本当にそれだけか?」


「……八割方の理由はそうさ。嘘はついてない」


 ずいぶん面の皮が厚いじゃないか、と俺は言おうとした。

 だが、メイリはそこで、急に話をやめて視線を動かした。

 険しい顔をして、俺の背後……アジトの入り口のほうを見ている。

 立ち込める煙の向こう。

 誰かがいた。



「何しに来た」



 メイリの声に、煙の向こうから声が答えた。


「おやおや……楽しそうだ。これは、読みが外れたかな」


 聞き覚えのある声。


「……レジンさん」


 ティルミアが驚いた声を上げた。

 そう、レジンだった。あの、ガルフの一件で出会った、軍属の男。真っ黒なメイリとは対照的な、真っ白な男。

 俺は、メイリと初めて会った時、どこかで見たような気がしたのを思い出し、理由がわかった。レジンだ。この男に、どことなく似ているのだ。


「……ミレナというエルフは、いるかい」


「私ですが。……あら、貴方は……」


 レジンは、呼ばれて答えたエルフの女を見て、目を見開いた。


「なんと……やっぱりか。生きてたのか。子供に返ってもいないようだ」


「……何?」


 メイリの目が細くなる。レジンはせせら笑うようにメイリを見た。


「相変わらずメンタルの弱い殺人鬼だな、ティルミアくんは」


「どういう意味だ?」


「いや? さて。帰ろうかな。こんな掃き溜めに用は無い」


「待て」


 メイリの鋭い声に、レジンは足を止めて振り返った。


「レジン、先に言っておくぞ。ティルミアと、タケマサ。この二人は、もううちに所属したタレントだ。手を出すなよ」


「相変わらず……過保護だな」


 その言葉に、メイリが怒気をはらんだのを感じた。


 突然現れた真っ白な男はあっさり帰っていった。


「いったい……何しに来たんだ、あいつ」


「……やつに目をつけられてるのだ、君たちは」


 メイリの顔は、珍しく曇っていた。睨むように、レジンの去った入り口のほうを見ている。

 つかつかとミレナのそばへメイリが寄る。俺とティルミアも集まる。皆は幸い、焼肉で盛り上がっているのか聞かれていない。


「あの方……」


「ミレナ。お前、あいつに何か吹き込まれたな?」


 メイリの言葉に、ミレナは首を傾げた。


「吹き込まれたと言いますか……前に外でお食事をしている時に、ナンパされたことが。でも少しお話しただけですよ」


「何を言われた」


「なんてことのない……雑談です。精神魔術に興味があるとかで色々と……。ああそういえば、その頃噂になっていたお二人の話もしました」


 俺とティルミアを見る。


「俺たちの?」


「ええ。特にティルミアさんの性格が面白いんだと話されていて……」


「性格……? そうか」


 俺は、理解した。なぜ、ミレナが、ティルミアが人を殺す理由をやけに理解していたのかを。

 ミレナも、途中ではっとしたように言葉を切った。


「……私……」


 メイリは額に手をやる。


「やられたな。ミレナ、今回のお前のしたこと……あいつに聞いた話が頭にあったからだろう」


「……」


 ミレナは、ショックを受けたように口に手を当てている。


「私は……まさか、あの方に知らず操られていたということに……なるんでしょうか」


「そこまでは言わない。お前がしたことは、あくまでお前がしたことだ。ティルミアとタケマサに恨まれるべきはお前だ」


 メイリの突き放した口調に、ティルミアが眉を吊り上げた。


「そんな! ミレナさんはタケマサくんを誘惑しただけだもん! 私は恨んでないよ」


「……冷静に考えると俺は拘束魔法で動けなくさせられてたから誘惑というか乱暴だよな。俺は恨んでもいいよな」


「す、すみません……」


「タケマサくんは黙ってて」


「冗談だよ。……ああ俺だって恨んでない」


 メイリは、俺とティルミアに真剣な口調で言った。


「タケマサ、ティルミア。すまんがしばらくの間、この事務所に所属しろ。いや、少なくとも、あの男に対しては、そういうことにしておくんだ」


「……何を言ってる。どういう意味だ」


「そのほうが安全だからだとしか言えない。あいつが何を考えているかはわからんのだ」


 それ以上何も説明しようとしなかった。


「……メイリ、あんたあいつを知ってるのか? 仲がいいわけじゃなさそうだが」


「ああ。できることなら関わりたくなかったがな、人は生まれを選べないもんでな」


「どういう意味だ」


「この世で最もどうでもいい関わりがあるんだよ」


 メイリは、そのめがねの奥でレジンの去っていった扉の向こうを睨んで、言った。



「あいつは私の兄なんだよ」

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