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【コミック5巻2026年2/5発売】病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)  作者: 沢野いずみ
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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84、帰ろう

本日『病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)』

書籍2巻発売されました!

Webと後半違います!登場人物も増えてます!

本編その後の話も読めます!

こちらを読んだ方も楽しめる内容になっているかと思うのでぜひお手に取ってお楽しみください!

(詳細活動報告)


「話は終わったかな?」


 部屋に入るのを待っていたらしいジェレミー殿下が、こちらに声をかけてから中に入ってきた。


「ジェレミー殿下!」

「俺もいるぞ」

「ニック!」


 ジェレミー殿下の後ろから、ニックが現れた。


「サディアスは指示役として外にいてもらっている」

「みんな来てくれたの?」

「当たり前だろ! 俺たちの友達が攫われたんだぞ!」


 ニックの言葉がじぃんと染み入る。ミリィと話したあとだと尚更。


「アリス嬢も来ると言って聞かなかったけど、カミラに説得してもらって国にいてもらっている」

「ああ……」


 その光景が目に浮かんで私は遠い目をした。アリス、すごい子よ、あなた……。


「君」

「は、はい!」


 ミリィがジェレミー殿下に声をかけられて、期待を込めた視線を向ける。


「君は我が国の罪人として連れていかせてもらう。いいだろう? 新たな皇帝?」

「問題ない」


 新たな皇帝、と言われた人物は、先程まで私たちと一緒にいた人物だった。


「レン!」


 レンは笑みを浮かべていた。


「あなたが皇帝になるの?」

「ああ。おそらくは。一応反乱軍のリーダーだからな。今の皇室の作った政治の仕組みはすべて解体して、国民のためになる国を作ろうと思う」


 私はレンに笑いかけた。


「あなたならできると思うわ」

「ありがとう。もう二度と転生者も国民も、苦しむことがない国を作る」


 レンの決意を聞いて、ジェレミー殿下が頷いた。


「そうしてくれると助かるよ。君の働きをうちも支援しよう」

「感謝する」

「うちの国にスパイしてたことも、許すよ」

「それに関しては詫びよう」


 心配していた両国の衝突も無さそうでホッとする。関係悪化してもおかしくないし、グラリエル王国から戦争をしかけられても文句の言えない状況だが、ジェレミー殿下は彼の行いを許すようだ。


「フィオナ嬢も無事だったし、この国の技術にも興味があるからね」


 ジェレミー殿下がキラキラした瞳で「で、これ、どういう仕組み?」とレンに訊ねていた。レンが丁寧に説明すると、ジェレミー殿下の瞳がさらに輝いた。

 初めてこんなすごい機械やシステム見たら興奮するわよね、わかる。でも今小声で「これカミラにも使えるかな……」って言ったのが聞こえた。使っちゃダメです。


 ミリィがグラリエル王国の兵士に連行されるのが見えた。最後まで私を睨んでいて、私の言ったことがどれだけ彼女に伝わったかはわからなかった。彼女はずっと誰かのせいで自分は不幸だと思って生きていくのだろうか。


「フィオナ」


 ルイスが私に手を差し出してくれる。


「帰ろう、一緒に」


 そこの言葉に胸が熱くなる。


「うん、帰ろう」


 私はルイスの手を取った。


 帰ろう。私たちの国に。



本日こちらの作品の書籍2巻発売されました!

お楽しみいただけると幸いです。

(詳細活動報告)


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『病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)』コミックス5巻
 


『病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)』

コミックス5巻
2/5発売!


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『病弱な悪役令嬢ですが、婚約者が過保護すぎて逃げ出したい(私たち犬猿の仲でしたよね!?)』
コミックス5巻


発売日:2026年2月5日



あらすじ

ヒロインに怯える悪役令嬢×過保護がブレない公爵令息のラブコメディ

ついに「きらめきの中に」のヒロイン・アリスがフィオナの前に現れた!
しかも作中でルイスが彼女に一目惚れするシチュエーションで!
これまで順調に遠ざけていた破滅が、チラつき始めフィオナの鼓動は激しさを増す…
が、アリスは想像以上に愛嬌があり、妙にフィオナに好意的!?
それでも必要以上にアリスに関わらないよう振る舞うフィオナだったが、アリスはフィオナ達の視察について行くと言い出して…
彼女の真意は何…!?



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ぜひお読みいただけると嬉しいです!
よろしくお願いいたします!
― 新着の感想 ―
[一言] 結局ミリィは、「ルイスに見向きもされない」と知った時、彼を諦めれば良かったのですね。そうすれば少なくとも、それ以上悪くならずに済んだ。 別の作品で、ヒロインに転生しながら、同じように"推し…
[気になる点] 皇帝1人殺しただけで崩壊する国家がこれまでどうやって存続し得たのか? 行政、軍事、警察、知恵を奪って作った近代的な工場群の運営者・技術者。 これら全てを皇帝1人で担うことは不可能であ…
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