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さつま汁と冷や汁

作者: GONJI

私は母が愛媛県伊予市(松山市の南隣)出身で、パートナーは同じく愛媛県の宇和島市(南の方)出身です

愛媛県はブーメランのような形をした県で、香川県に近い現在の四国中央市や新居浜市を東予とうよ地方と呼び、ブーメランのくびれの中央辺りの松山辺りを中予ちゅうよ地方と呼び、松山からずっと南下した宇和島市辺りは南予(南予)地方と呼びます


方言も、東予は松山弁に関西弁が少し混じり高知弁の影響もあるのかな?中予はあの夏目漱石の坊ちゃんに出てくる地元の人の言葉で松山弁と言われます

それに対して南予は江戸時代の宇和島藩が仙台の伊達政宗の息子が藩主だったので、松山弁の影響もありますが、何と言うか関東の言葉のニュアンスもあり、すぐ隣の高知弁の影響もある方言です


私は親戚が中予と南予にいるので、郷土料理もそのどちらかを食べることが多いのです

まずは、愛媛松山と言えば・・・鯛めしが有名です

松山の鯛めしは土鍋で米の上に鯛をまるまる一匹載せて、出汁で炊き上げるものです

これが香ばしくて風味抜群なのです!・・・が・・・


実は、宇和島の鯛めしも有名でして、これは鯛の刺身を生卵の入った出汁に付け込んで、それを熱々ご飯の上に載せて、さらに出汁をかけて食べると言うものなのです

これがねぇ、のど越しが良くていくらでも食べられる(笑)


山の上の松山城へ上るロープ―ウェイ乗り場の近所にこの両方の鯛めしを食べさせてくれるお店がたくさん並んでいるので、松山へ行かれた際は是非一度ご賞味あれ!


宇和島ではサメの湯引きを酢味噌で食べます

うつぼも唐揚げとかにして食べるようです

あと有名なのが、雑魚じゃこを骨ごと細かくすり潰して練って、油で揚げるじゃこ天!これは揚げたてが最高に美味い!

じゃこ天は松山と宇和島の中間ぐらいにある八幡浜やはたはま市のものも有名なのですが、私は宇和島のじゃこ天がお気に入りです

宇和島市内の有名な神社である和霊われい神社の縁日で出ていた屋台のじゃこ天屋さん!

目の前で揚げくれて当時は1枚100円!これをビールとともにいただくと最高でしたわ

お土産でも買えるのですが、これはオーブントースターで3分ぐらい焼くとプーと膨らんで揚げたてみたいになり家でも美味しく味わえます

まさに、海の幸満載の郷土料理です


しかし、お店で食べるようなものだけでなく各家庭でもよく食べる料理があります

夏の熱い時に食べる、さつま汁と言うもの

これはさつまの名前が表すように鹿児島のようなのですが、鹿児島のさつま汁は鶏肉を使った具沢山な味噌汁のことらしく、これとは違うのです


宇和島のさつま汁・・・実はこれとはよく似たものが鹿児島のお隣の宮崎にあるらしいのです

宮崎では冷や汁と言うようです

アジやエソなどの魚を焼いてすり下ろして、鯛の骨で取った出汁と、味噌を合わせて、薬味も入れて汁にしたものを、ご飯にかけて食べるものです


この料理は夏バテなどの時にいくらでも食べられるのですよねぇ

贅沢なものはアジやエソの身ではなく、まさに鯛を焼いてすり下ろす・・・これは淡泊で癖も無く豪華です!


宮崎出身の知り合いは・・・冷や汁ですか?・・・冷たいものをごはんにかけるってあまり好きではない・・・なんてつれない事言っていましたが・・・まあ好き好きですのでね(笑)


愛媛は魚が美味いですよ!


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