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第22話~第25話までの登場人物


 ◆アデリーン・クラリティアナ

 この物語の主人公にして、ご存知我らのヒーロー。黄金色の長髪をなびかせ、青い瞳を輝かせるイケイケな美女だが、その正体はかつて某国の研究機関が行なったDNA改造実験によって誕生した、人造人間『No.0』である。言動・性格ともにクールだが、その内には情熱を秘めていて優しい。戦士として、その気になればいかなる犠牲も手段も厭わない覚悟を決めているが、可能な限りそうならないようにすることを心掛けて行動している。戦い続ける中で愛する妹・ロザリアに起きた異変を目の当たりにし、彼女の負の感情が具現化した存在・ダークロザリアを打ち倒し、無事元に戻してみせた。改めて、誰も失わないための戦いに身を投じようとしている。


 ◆蜂須賀蜜月(はちすか みづき)/ミヅキ

 自称、フリーのジャーナリスト。紫がかった黒いショートヘアーに蜂蜜色の瞳をしており、王子様系の凛々しいビジュアルをした女性。――しかしその正体は、日本一腕が立ち、日本一金のかかる殺し屋・【黄金のスズメバチ】こと蜂須賀蜜月だった。独自の美学に殉じてアデリーンに決闘を挑むも敗北、死を望むが、そのアデリーンからの慈悲を受けて九死に一生を得る。以降、自身の罪をあがなう覚悟を決めてヘリックスと決別し、エリスを連れ出したのを機にアデリーンと共にヘリックスに立ち向かうこととなる。サイコ気味だった彼女も今ではすっかり良きムードメーカー。更生を望んだドリューの命を奪ったヘリックス……否、スティーヴン・ジョーンズに対し相棒よりも激しい怒りを抱く。


 ◆ロザリア・スカーレット・ラ・フィーネ/エターナルエンプレス

 No.13と呼ばれていた、アデリーンやエリスの妹に当たる少女。純真で明るく、社交的な性格をしていた。蜜月や姉とともに組織からの脱走を試みるも、憤慨したタランチュラガイストによって捕まってしまう。ヘリックスに囚われてあらゆる実験に利用されていたが、アデリーンと蜜月の手で解放され事なきを得る。もう1人の自分と向き合い、覚悟を決めた彼女は新たなヒーローへと変身する!


 ◆浦和紅一郎(うらわ こういちろう)

 アデリーンの義理の父であり、かつて某国の研究機関でDNA改造実験に携わっていた。命を生み出したことへの責任感からアデリーンを引き取って、クラリティアナ夫妻とともに我が子のように育ててきたが、彼女を不死身の生物兵器にすることに執着するギルモアが放った刺客によって命を落としてしまう。


 ◆浦和竜平(うらわ りゅうへい)

 アデリーンの義理の父に当たる浦和紅一郎の長男であり、アデリーンが守りたい対象。文武両道、交友豊富……なのだが、どこか抜けていて周囲に振り回されがち。


 ◆浦和綾女(うらわ あやめ)

 竜平の姉で浦和紅一郎の長女で大学生。アデリーンにとっての義理の姉妹に当たり、サバサバしているが言動の端々に知性と品性を感じさせる、才色兼備な女性である。演劇サークルの看板女優であり、サークル内での評価は非常に高く、厚い信頼を向けられている。最初はアデリーンを完全に信じたわけではなかったものの、弟を助けてもらったこともあり彼女に心を開き、惹かれて行く。――別の意味ではなく。家族が危機にさらされた際には己が傷付くことも厭わない。


 ◆浦和小百合(うらわ さゆり)

 竜平や綾女の母であり、紅一郎の妻。豪快な性格で、さすがにアデリーンのことは知らなかったものの、夫からだいたいの事情は聞いて把握していたという。


 ◆梶原葵(かじわら あおい)

 竜平のガールフレンド。典型的な今どきの女子高生であり、皆から慕われているだけでなく交友関係も広い。また、竜平のことを天才科学者の息子としてではなく、一個人としてずっと接してきたこともあり、彼との絆は深い。たまに竜平への扱いが雑だが気にしてはいけない。


 ◆アロンソ・クラリティアナ

 アデリーンの義理の父親。妻のマーサや友人の紅一郎とともにアデリーンを大切に守り育ててきた。頼もしいが少しおっちょこちょいなので、たびたび妻と娘を困らせている。娘から紹介を受けて以来ずっと蜜月へ対する風当たりが強めだったが、最近になってようやく落ち着いた。


 ◆マーサ・クラリティアナ

 アデリーンの義理の母親。夫や友人の紅一郎とともにアデリーンを慈しんで育ててきた。アロンソともども、アデリーンが安心して素顔を見せられる数少ない相手である。


 ◆エリス・ブランシェール・イニーツィオ

 ヘリックスに囚われ、No.1と呼ばれていた存在にしてアデリーンの妹。見た目は20代前半ほどの女性で、髪色は落ち着いた色合いの金髪、瞳の色はライトブルー。おとなしく礼儀正しい性格で、あまり強気には出られないが人懐っこい。お好み焼きを焼くのには自信がある?


 ◆カタリナ・クラリティアナ

 マーサとアロンソの実の娘だが、高校に上がる前に不幸な事故で亡くなってしまう。死してなお、義理の妹であるアデリーンたちのことを見守る優しい姉だ。


 ◆ナンシー

 クラリティアナ家の地下にある秘密基地を管理しているスーパーコンピューター。いつも一言多く、アデリーン曰く「スケベAI」。


 ◆虎姫(とらひめ)・セオレム・テイラー

 巨大企業であるテイラーグループの社長であり、会長の愛娘でもある。仰々しい言動が目立つが、まだ若いながらトップに立つにふさわしい品格と知性とカリスマ性の持ち主。アデリーンとは命を救ってもらって以来の親友。そして、これから新たなヒーロー『ブレイキングタイガー』にならんとしている女性でもある。


 ◆磯村環(いそむら たまき)

 虎姫の秘書を務める優秀な女性で、虎姫と同様にアデリーンとは知己である。彼女にも大切な人はいる。


 ◆各務彩姫(かがみ さき)

 突針学院大学病院で日々患者を救い続けており、地方勤務ながらスーパードクターとして名を馳せる天才美人女医。虎姫からの緊急依頼を受け、テイラーグループが運営する病院へと転勤。アデリーンの全面協力の下、そこで入院していた蜜月の命を救った。その後も虎姫発案の博多旅行に参加するなど、だんだんと彼女らと交流を深めている。


 ◆メロニー

 蜜月の親友で喫茶バーを営んでいる女性。おおらかでな性格で豊満すぎる体型の美人であり、何かと刺激的。彼女の作るカレーライスは絶品である。


 ◆ムーニャン

 蜜月の友人で、いつもいつもメロニーの店に出入りしている大陸系の情報屋。おしゃべりでうさんくさいが、秘密は墓の下まで持って行く……らしいぞ。あくまでも噂だぞ。


 ◆マチルダ・ヴェルダートン

 蜜月の友人で彼女も殺し屋――だったが、現在は引退して何でも屋を営んでいる。一人称は「あーし」でギャルっぽいが、裏社会でも珍しいほど真面目で誠実なほうだ。


 ◆カイル・コーデュロイ

 アデリーンたちとは別行動でヘリックスの作戦を妨害し続けてきた、『アンチヘリックス同盟』日本支部を統率する若き司令官。ナルシストの気があるが、生真面目で誠実な男。両目に傷跡があるものの、ルックスもイケメンである。愛称はコーディー。


 ◆ミュシア&シモーヌ

 コーディーを支える女性オペレーター2人組。茶髪でしっかり者ののほうがミュシアで、金髪で若干ゆるい雰囲気を漂わせているほうがシモーヌだ。


 ◆マスター・ギルモア

 秘密犯罪結社ヘリックスを狂気と恐怖で支配する総裁。支配欲と自己顕示欲の塊であり、自分以外は基本的に道具扱いしているためにどこまでも冷酷に振る舞える。


 ◆ドリュー・デリンジャー

 バットガイストへと変身する、闇バイヤーから成り上がったヘリックスの幹部である青年……だが、組織内での扱いは非常に軽い。いろいろ失敗し紆余曲折を経て博多港で行なわれた闇オークションで司会を担当していたところ、突然現れたアデリーンと蜜月にグルマンの件で問い詰められてしまう。当然無関係じゃなかったし、その後はダーク・ロザリアのパシリに成り下がってしまった。ロザリアが1つの存在に戻ると途端に彼女をいじめ抜くもなんやかんやあって成敗され、とうとう心を入れ替えるが……!?


 ◆禍津蠍典(まがつ かつのり)

 ヘリックスの幹部の1人である男性。赤黒いレザーファッションを着用しており、スコーピオンガイストへと変身する。極端な選民思想のもと、いかなる手段も選ばず作戦を遂行する冷血漢である。見下していたドリューが降格されたのをいいことに職場いじめを敢行し、アデリーンたちに勝てない腹いせとして彼をいたぶるのを楽しみ始めたが、実のところ彼にはこちらにやり返してほしかったようだ。


 ◆スティーヴン・ジョーンズ

 日用品から食料品、アパレルからITまであらゆる分野に手を伸ばすエイドロン・コープの社長。しかしそれらは表向きの顔に過ぎず、その正体はヘリックスの大幹部であり、裏で各種スフィアの生産を行なって世界各地へとばら撒いていた。いわば、彼はヘリックスの死の商人として顔の大部分を担う重要なポジションである。豪放磊落だが残忍冷酷でずる賢く、敵対者や用済みになった者は容赦なく排除する。お荷物扱いしていたドリューを抹殺することに成功してスッキリ――とはいかず、ほかの幹部たちから総スカンを食らう。


 ◆キュイジーネ・キャメロン

 ヘリックスの大幹部である女性。瞳孔が蛇のように鋭く異質さを漂わせている一方、豊満な体型をしている。狡猾で嗜虐的、つかみどころがなく、他者を翻弄するような言動をとる。蜜月がヘリックスに雇われていたころは、彼女とはそれなりに仲良くやっていたらしいが、後に袂を分かつこととなる。組織な忠実な一方で、自由にやりたい放題やるタイプでもあるようだ。


 ◆兜円次/タキプレウスガイスト

 ヘリックスの大幹部を務める男性で、タキプレウスガイストの正体でもある組織でもきってのエリート。嫌味な言動をとっているが実力は本物で頭もキレるため、油断できない。スティーヴン・ジョーンズとともにロザリアをいじめており、更には心の杯なる古代の秘宝を利用して彼女の中にあった悪の心を増大させようとしていた。彼の目論見は実を結ぶも、ロザリアはもう1人の自分との融合を果たしたためすべて水泡に帰してしまった。


 ◆雲脚昌之/タランチュラガイスト

 傲慢で執念深く、非情な性格をしたヘリックスの大幹部であり、タランチュラガイストの正体。美術教室の講師が本業であるが過去になにかあったらしく、ヘリックスに忠誠を尽くす見返りに芸術家として返り咲くことを企む。


 ◆久慈川東郎(くじがわ とうろう)/マンティスガイスト

 香港のヘリックス・アジア支部で司令官として辣腕を振るっていたが、ギルモアに呼び寄せられ日本へ。どこかうさんくさい雰囲気の男で、悪党らしく外道な性格……である一方で、どこか抜けている? 敵対者に地獄へ旅立つ準備をさせた後はとびきりの恐怖を味わわせ、宇宙のチリにしてしまおうとする。


 ◆ジャン・ピエール・グルマン/カトラリーガイスト

 表向きは博多にある多国籍レストラン『パルフェット』のオーナー。しかし、その正体は九州ヘリックスの司令官。昔放送されていた料理番組の主宰のような仰々しい言動をとり、口だけでなく腕のほうも立つ。手段は選ばないほうだが無益な殺生は好まず、かつて制圧先で現地住民に料理を振るい無血開城を果たしたほど。料理へ向ける情熱と愛情は本物なのだ。


 ◆ダーク・ロザリア

 ロザリアの心にわずかながらあった闇が膨れ上がり、ついに実体化を果たしてしまった。見た目はロザリアとさほど変わらないが狂気的・残酷で、ヘリックス側からは闇のリトルレディとも呼ばれている。長きにわたる激闘の末、姉にはどうあがいても勝てなかった彼女はついに敗北を認め、浄化されるとオリジナルのロザリアと1つになった。


 ◆ピュア・ロザリア

 ダーク・ロザリアだったもの。善でも悪でもない純真な心の化身に生まれ変わり、ロザリアの精神世界で今一度迷える彼女と出会うと、その背中を押して立ち直らせた。



 <第22話ゲスト>


 ◆墨家ユタカ/オクトパスガイスト

 ホストクラブで働いていたが、お気に入りの客の彼氏に嫉妬していたところを禍津たちにつけ込まれ、オクトパスガイストに変えられてしまう。その後悪事に利用されて何百人も手にかけてしまうが、アデリーンたちに撃破されて無事正気に戻ると逮捕され、そのまま入院した。


 ◆チエ

 とあるホストクラブの常連の女性で、ユタカと交友を深めていた太客。怪物と化した彼にさらわれてしまうが、アデリーンたちに彼ともども救い出された。


 ◆警部さん

 部下たちとともに事件の調査をしていた。過去にランスとバックラーを装備して、怪物退治をやっていたかもしれない。


 <第23話>

 ◆宝木聖花

 強気で怖いもの知らずな家出少女。アタシまた出るよ!!


 ◆仙崎那留

 葵の大親友であるバンギャル。ママと一緒にまた出るッスよ!!


 ◆那留のママ

 娘に負けず劣らずド派手なママ。面倒見がいい。


 ◆溝口/センティピードガイスト

 前科百犯という恐ろしい犯罪歴を持つ凶悪犯。護送中に奇襲をかけた兜によって拉致された先でムカデのディスガイストにされると悪の限りを尽くしたが、ちょっと生意気な聖花に振り回された挙句アデリーンたちに惨敗し、役立たずと見なされ処刑された。


 <第24話>

 ◆駒木根/マスキプラガイスト

 クラリティアナ家と親交も深い花屋の店員。ダーク・ロザリアにさらわれてディスガイストにされるが、必死に抵抗したため誰も殺さずに済んだ。


 ◆カナ

 駒木根と同じ花屋で働いている女性。アデリーンに事件解決のお礼として、彼女の義姉が好きだったマリーゴールドの花をプレゼントした。


 ◆青田凱

 ヘリックスの構成員の1人。降格されたドリューのことを嘲笑っていた、たちの悪い男。


 ◆港湾警備員

 切羽詰まったドリューにより、ウォーラスガイストにされてしまった。


 <第25話>

 ◆東雲/スティングレイガイスト

 ジョーンズの腹心の部下だが、怪人の姿に変身したままであったためその素顔は今はわからない……。

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