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悪の魔王の作り方!  作者: 鳩胸 ぽっぽ
悪の正義か正義の悪か
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修学旅行がやってきた!

 ちょっとドキドキした気持ちに悩みながら修学旅行の日がやってきた。

 私たちは京都にいく。国外組は既にいったらしく、私たちは班でまとまり、先生の話を聞いていた。修学旅行、四泊五日の旅…。

 京都、大阪、奈良を主に回るらしく、私たちは主に京都に滞在する予定だ。


 この学校緩いのか班で好きに見て回れということだ。ただ必ず帰宅時間は守れ、ということ。五時までにホテルにチェックインしないとダメらしい。

 そして、部屋割りもすでに決められており、女子三人の男子二人の班で二部屋、男子部屋と女子部屋であるという。


「それにしても京都初めていくんだよな」

「行ったことないの?」

「そりゃインドアだから基本的に行くってことがないな。月乃の付き添いで外国とかには行ったことあるけど国内は基本月乃一人だからなぁ」

「そうね。じゃあ初京都?」

「そうなるね」

「私は行ったことあるぞ。食い倒れ太郎をみた」

「それ大阪よ…」


 白露さん京都と大阪勘違いしてません?

 でも初京都でも有名どこは買っておきたいな。八つ橋とか。くずもちとかも有名だけど…。京都なぁ。京都はなにがあるのかな。頼むから不運なことだけは起きないで欲しい。

 最近立て続けに起きているから…。わりとマジで。


「ほらそこ、話ししてないでさっさとバスに乗りなさい」

「はーい。ほら、乗るわよ」


 私たちはバスに乗る。

 バスは班で座るらしいので奥に行くと甲地がおーいと手を振っていた。私たちは一番後ろの座席で五人横になって座る。私は窓際に座り、その隣に月乃が座った。

 そして、私たちを乗せたバスが発車する。







 私たちを乗せたバスは高速道路に乗る。なぜ行きが新幹線や飛行機じゃなくバスなのかは知らないが…。

 私たちはゲームをしていた。


「り…林間学校」

「鶯谷」

「日本語」

「ゴマちゃん」


 しりとりだった。

 

「はい白露んがついたから負けー!」

「くっそ! 私こういうの弱いんだよ! ごって何あるんだよ!」

「キャラクターでもゴジラとかいるでしょ…。何だよゴマちゃんって。ゴマフアザラシか?」

「ああ、それを言えばよかった!」


 と、先ほどからしりとりをしているが必ずと言っていいほど白露が弱い。白露で必ず止まる。甲地は苦笑いで月乃と私は大笑い、大森くんは笑っていいのかわからないのかおどおどしてる。

 白露さんもうちょい頑張ろうよ。


「ってかもうやめにしないか? そろそろ京都に入るだろう」

「そうね。もう京都近いわ」


 ここまで四時間ぐらいかかっていた。現在の時刻は午前10時。京都のホテルにチェックインして、昼から自由行動って感じだ。

 自由行動までは暇だからホテル内でも迷惑かけない程度に散策していろっていうこと。ま、私はゲームコーナーとかを探検してとかだなー。


 そういう先生の注意がしてるときに月乃が手を上げる。


「今日はほかのお客さんいないんで迷惑はそれほどかけないと思いますわ」

「…月乃さん? もしかして」

「ええ。貸し切りよ。他の人の目気にしてたら楽しめないじゃない。だからホテルに億という金積んだのよ」

「規格外すぎる…」


 先生もそれは初耳なのか、驚いている。


「あ、阿久津家の方が貸し切ったそうなので…」

「たかが修学旅行でホテル貸し切りってどうなのよ…」

「いいじゃない。というか、今日、じゃなくて私たちが泊まる間は貸し切りね」

「お前何億積んだの?」

「10くらいじゃない? ちょっと多めに払ったから知らないけど」


 か、金持ち怖えー!

















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笑う門には福来る!
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
[良い点] 4時間近くしりとり…よく、レパートリーが持ったな。 それとも、パン子がいっぱい出してくれたのかね。 流石月乃、お金持ち怖い
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