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悪の魔王の作り方!  作者: 鳩胸 ぽっぽ
魔王ワグマの治める地
137/648

笑顔の素敵な殺人鬼 ①

誤字指摘などなどありがとうございます。

作者自身も気をつけてるつもりではありますがやはり間違いが多いので見かけ次第報告していただけるとありがたいです。

誤字直さないといけない…

 夜の王都に殺人鬼が現れるらしい。

 殺人鬼とはまた物騒なとは思ったが、そう珍しいことでもない。殺人鬼なんてどの国にも存在していたからだ。

 

「ニホンから救援要請が来たわよ。殺人鬼を捕まえてくれというね」

「なんで私たちに……」

「あなたなら殺人鬼の行動を予測できそうだからじゃないかしら」


 探偵じゃないんだぞ。あれれーおかしいぞぉ~?とか絶対言わないからな。

 でも、殺人鬼がいるというのは知っていたが、詳しい情報は何も知らないからな。


「わかったよ。で、情報をくれない?」

「現場の写真よ」

「どれ」


 写真を見る。


「被害者は全員女性、”極楽浄土”という謎のメッセージ……。路地で殺されている……」

「同一犯で間違いなさそうよね。問題は犯人なんだけど次がどこに現れるかわからないのよ。王都にはたくさんの路地があるわ。一応全部の路地を男性騎士が見回ってるんだけど……」

「いや、路地で殺されてるわけじゃないよ」

「え、どうして?」

「死体を張り付けてるのが路地ってだけだね。この地面を見てよ」


 私は地面を指さす。


「うっすらとだけど赤い直線が見える。たぶん血の跡だよ。引きずられてきたとみていい。だから、路地で殺すわけじゃない」

「へぇ……」

「最終的には路地に張り付けるってだけで、ここじゃ殺さないよ。それに、路地とかいう場所に自ら行くというのは考えにくい」

「そ、それもそうよね」


 わざわざ自分から人気のない場所に行くのはどうも違和感がある。

 危機管理能力が足りないのかというくらいには。


「で、これ何時撮られた写真なの?」

「一昨日、だったかしら」

「ふぅん」


 一応日時を聞いた。

 でも写真で読み取れるのはもうそのくらいだろうか。あとは現場に行くしかないんだけど……。そもそも写真だけっていうのが厳しいんだよな。


 ……ん?


「そういや、この女性……全員黒髪だな」

「そういやそうね。髪の色は気にしてなかったけど……」

「あと純粋な人間族。犯人は人間しか狙わないみたいだな」


 エルフ、ドワーフを様々な種類が混同して過ごしている王都。人間だけしか狙わないらしい。


「となるとこれ、教会関係者…か?」

「教会?」

「マリアベル、黒髪の人間女性はどういう風にいわれてる?」

「黒の男性は幸運を、黒の女性は不運をもたらす……と伝えられております。主はそれを否定しておりますが……」

「ということ。つまり、極楽浄土というのは黒髪の女性を極楽浄土に送った…いわゆる、”救済”ってやつかな」

「救済……」

「だから犯人は同じ黒髪の確率が高いかもしれない。本人も黒髪で苦労したから、それを救ってあげる……という考えもある」


 自分みたいにならないように死で救済する。

 

「そう考えるとおとり捜査がやりやすい」

「……でも誰を使うの? 黒髪の女性なんて滅多にいないわよこのゲーム」

「私のスキルを使う。現実の月乃を模倣する」

「……複雑な気分」

「仕方ないでしょ。私と白露は茶髪なんだから」

「わかったわよ……」


 おとり捜査開始です。


















暇なのでメインキャラを三話に当たってプロフィール書きます。まず主人公から。


名前:夢野 (ねむ)

プレイヤーネーム:パンドラ

好きなもの:キャンディ、勉強、読書、ソシャゲ(IUOプレイ以降やってない)

嫌いなもの:詐欺、敵対してくる人、運動

備考:敵と見なした瞬間から容赦がない冷酷な一面もあるが基本的には温厚である。頭が良くまわり、全教科オール満点をとれるほどには頭がいい。

ドライな一面も持っており、他人の死などには比較的興味が薄い。

漫画、ラノベ、純文学なんでも好むほどの本好きでもあり、金があれば本を買い占めると思ってる。金があれば。

運動能力は皆無に近いが唯一ボール投げるなどは得意。

射的など物を当てる技術にも優れるほど手先が器用。料理も得意

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笑う門には福来る!
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
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