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退職社畜の抜刀記  作者: 陸神
第六章 旅館楽事【従魔契約】
61/64

Episode.59 退職社畜の狂気の調教術(無自覚)

言われたから投稿しました。

反省はしていません。だっていまだって新作書いてるんだもん。

でも言われたからやったけど、投稿の催促するのやめて下さい。

単純に怖いです。めっちゃ過呼吸になりました。涙目にも……なってないですね。

まあ、そんなんで投稿しました。


では、本編をどうぞ。

【ログイン中】


「という訳で一狩り行きます」

『ニヤァァ?(また変なこと言いだしたな)』

『カァァ(この人間に飼われるのは失敗だったかもしれないな、猫の)』

『ニャ(それな)』


 なんでだろう。

 とてもイラっと来たんだが……?空耳か?


 いや、レイランのせいだな。

 次会ったら、腕の一本や二本三本四本五本六本ぐらい取らないと割に合わん。

 覚悟しておけ。






 ♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢ ♦




「なんでしょう?あるはずのない三本目から六本目の腕に悪寒が走りました……。まっ、気のせいですね!」




 ………こちらこちらでヤバかった




 ♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢ ♦






「しゃぁねぇなあ………終わったら、串焼きな」

『カァァ!(オラ、さっさと行くぞ!)』

『キシャァーッ(あくしろよニンゲン)』

「現金過ぎんだろこいつら……ま、いっか」


 あ、ちなみに猫と鴉の名前はそれぞれ、「センリ」と「ヤタグロ」に決めた。


 猫のセンリは何となく、鴉の名前はあれだよ、あれ。鴉って英語でcrowって言うだろ?で、俺は九郎判官義経から発想を得て選んだわけよ。ほら、義経って鴉天狗から剣術習ったとか言われてるし?


 あ?猫が可哀そう?冗談言うな、そう思ったやつは「猫 せんり」で調べろ。




「という訳で死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「―――ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

「端役Y!キサマっ、よくもぉおぉおぉ!!」

「えいっ(はぁと)」



 スパッ←首の落ちる音~水素の音~




「ああっ、端役D!!よくも!」

「えいっ(はぁと)」

「ああっ、端役G!!よくも!」

「えいっ(はぁと)」

「ああっ、端役E!!よくも!」

「―――ねぇ、これいつまでやるの?」

「ああっ、端役B!!よくも!」




 なんか駄目そう。


 あ、どうも元社畜です。


 和風の国まで来て、ペット二匹引き連れて場違いなサングラスーツ武装集団を刈ってるのは誰でしょう?


 ――――――そう、俺でぇぇぇぇすっ!(ダミ声)


 そろそろ運営の人から怒られそうだから辞めよう。

 で、俺……たち?俺と二匹?は、さっきも言った通り、和風地域まで来てサングラスーツゴリマッチョガチムチ重武装集団と戦ってる。


 何故かって?だって、俺、こいつら見たことあんもん。


 え?どこで知り合ったんだって?

 いやいや、皆も知ってるはずさ(皆って誰だ?)


 ほらよく思い出して。

 俺が、機械の街【エマキナ】に向かってる途中で、襲撃された時、スナイプから場所割って逆奇襲掛けに行ったぁ……。


 そうそう。

 全員、俺が首チョッパー!した、彼らです。


 確かライダーのクランと出くわして、猫被りまくったルナレナが言ってた……PKクランの………なんだっけ?


「確か、<クラッカーズ>?」

「違う!我らは<ラッカーズ>だ!断じてそんなサクッとしたビスケットの名前ではない!」

「あっそ、じゃあね<ビスコ>君」

「―――それも違う!」


 それを遺言に空中で彼は死んだ(首だけ)。


「奴は……いい奴だったよ」

「ああっ、端役P!!よくも!しかも、キサマっ奴と知り合いでも何でもなかろうが!」

「そうだそうだ!看守を買収して監獄エリアから脱走した我らの苦しみが分かるか!?」

「いや、分かるわけないでしょ」


 俺もそう言いつつ、プレイヤーネームが『端役A』の彼を八つ裂きにした。

 いややっぱ、俺のスキル、パワーインフレが過ぎると思うんだよ?


 だって、実質抜刀無限に出来るんよ?

 抜刀してー、スキル発動で鞘に戻してー、ここで刀持ったまま戻すと柄に手が付いたまま戻るからそのまま引くだけ。これが永久機関か……。



「だが、これまでだ!俺の後ろには端役T、Y、U、L、Hがいるからな!」

「いや、もういないけど」

「む?そんなハッタリは通じんぞ!見ろ、俺の後ろには血濡れの猫と死体の目玉を抉っている鴉がい……………え?」



 ああー、可哀そうに。あれを直に見ちゃったかー。


 俺も最近気付いたんだけど(ついさっき)この猫と鴉、雑食みたいなんだよねぇ……。

 しかも、ご覧ください!この転がってポリゴンに変わりつつある死体、全部首が離れてます。


 なんということでしょう。

 いかついオッサン達が元はただの動物だったあいつらに全員首を刈られてしまっています。


 なんでだ?なんで、元々野生動物のあいつらが首を刈れてるんだ?

 それは俺の十八番だったんだがなぁ……。

 ほんと不思議。


 だって俺は、


 ♦[深淵の神が認めた爪(ニャルラトホテップ)]/属性:深淵・狂気・暗黒/種類:従魔用装備・猫/系統:獣爪/装備スキル:なし/備考:なんかよく分かんないけどヤバい神様に目をつけられてしまった猫用の爪の武器。定価、五〇万メニー


 ♦名称:[不死鳥?(フェニックス?)それって(NO!)焼き鳥だろ?(YAKITORI!)]/属性:業火・猛火・燃焼/種類:従魔用装備/系統:獣爪/装備スキル:なし/備考:焼き鳥にされた同法の無念を象った武器。早くお前もこっち来いよと誘う。定価、五〇万メニー


 を装備させただけなのに!



「お前ら!?」

『『ニャ!?/カァッ!?』

「よくやった!それご褒美だ!」

『『ニャーっ/カァーッ((わあーい!!))』』



 餌の豚の串焼きを投げれば勢いよく食らいつく二匹。

 ふっふっふ。やはり動物は欲に忠実だな……このまま、俺に相応しい首狩り獣を……。



 《通知。プレイヤー名:バツ No.009B342T554W に称号:『悪逆のボーパル調教師』が付与されました。おめでとうございます》

「めでたくねぇよ!!!???」

「ぎゃっ」



 うるさい、端役Z!君が最後だから構ってる暇はねえんだよ!



「うがああああああああああああああああ!!!!また俺に不名誉な称号がぁぁぁぁぁ!!!」



 ああ、うん。忘れよう。今日のことは(倒置法)


 俺は死んだ端役A~Z達のドロップアイテムを拾いに歩き出す。

 今日のことは忘れるんだ。メガジョッキに入れたウォッカ(原液)を飲み干してな!






 ♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢ ♦ ♢ ♦






 尚、バツは知らない。

 偶々、この光景を見ていたプレイヤーによって『高笑いと絶叫、発狂しながら愚痴を垂れてキレ散らかす男が首を大量に伐りながら、ペットに呪いの装備を付けさせて首を刈らせて調教していた』という噂………噂?事実が掲示板に張られ、彼の不名誉な渾名がつけられていることを。


 ああ、そこのアナタもこの狂人に渾名を付けてみてはいかがだろうか?

感想欄にどうぞ。

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