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第13話 

 「ここが僕の部屋です。 さあさあ遠慮せず入ってください」


 「……はい」


 劉璋に言われ部屋には入る。


 「「お帰りなさいませご主人様」」


 部屋に入ると美しい女官が2人いた。

 2人とも同じ顔をしている違うといえば右側にいる女官の唇の右側にほくろがあるかないかだけだ。

 しかし劉璋はご主人様て呼ばれているのか……

 

 さすが蜀の君主だけあって部屋は広くそして豪華だ。

 

 「さあさあこちらにおかけください」


 椅子に座るようにすすめる劉璋。

 俺に対してかなり気を使っている。

 劉璋の態度に女官たちもビックリしているようだ。

 そりゃそうだろうこの国で1番偉い劉璋が俺みたいなわけのわからん男に気を使っているんだから。

 そう言われ俺は椅子に座る。

 劉璋は部屋にいた綺麗な女官に

 

 「余の大切な客人だ。 粗相がないように」


 「「わかりました」」


 そう言って俺に頭を下げる女官たち。

 俺もこのような扱いに慣れていないので少しパニクり

 俺も女官たちに頭を下げる。

 女官たちは俺の行動に一瞬驚いた表情をするがすぐに素の表情に戻る。


 「お前たち食事の準備をしてくれ」


 「「はい」」


 女官たちはいそいそと部屋から出て行った。

 出て行ったのを確認すると劉璋の質問攻めが料理の用意ができるまで続いた。

読んでいただきありがとうございます。

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