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リンパ浮腫  作者: 手古奈
21/22

※追記 未発症の方へ 1

 未発症の方へ、私が思いつく限りのアドバイスをさせていただきます。


 まず、リンパ浮腫とは発症を予防出来ないものということを理解してください。

 発症するしないは全くの運のようなものです。


 太っていて、スキンケアなんてしたことなくて、踵もガサガサで、肌が粉吹いていて、しょっちゅう火傷や怪我をしていても一生発症しない方もいれば。


 健康な生活を心がけ、毎日保湿クリームを塗って、教わったリンパドレナージを毎日欠かさず行って、怪我や過度な刺激、疲労にひたすら気をつけていたとしても発症する方もいます。


 未発症の方ほど、リンパ浮腫が発症しないかと不安でたまらなくなるものです。

 必要以上に行動を制限したり、治療院に頻繁に通ったり(未発症なので治療院に来なくても良いのですが)する方もおられます。


 予防は出来ないのですが、未発症の方にしていただきたいことがあります。

 それは、もし浮腫が発症したときに早期発見できるよう、身体を触る習慣をつけておくということです。

 おそらく術後退院前に、病院のスタッフにセルフマッサージを指導されると思いますが。

 あれは早期発見できるように、身体を触る癖をつけておいてね、ということです。

 もちろんマッサージを毎日していただいても構いません。得になることはあっても害にはなりません。

 しかし、そこまでしなくてもお風呂上りに保湿クリームを塗る癖をつけてもらうだけで十分だと思います。


 浮腫が発症したときの見分け方をお話しします。

 血管の見え方が左右で変わってきます。

 浮腫が発症した方は白っぽく、皮下の血管が見えづらくなります。

 皮膚を指先でつまむようにすると、浮腫のある方は表面のシワがよりにくくなります。


 また、多くの方は発症する部位が大体同じです。

 脚の方なら内太もも、腕の方なら二の腕の振袖部分。

 その部分を左右比べ、なんだか触り心地が違うなあ、もったり感があるなあ、と気づかれる方が多いです。


 早期発見すればするほど、その後のケアはラクになります。

 リンパ浮腫の進行は炎症を起こさない限り、ゆっくりゆっくりと進むものですから、焦らなくても大丈夫です。

 発見したときに弾性着衣が必要そうなら(包帯の方がよい場合もあります)それを着用して、ご自身でセルフリンパドレナージをすればとりあえず一安心です。

 放ったらかしにしたり、炎症を起こさない限り、大きな浮腫になることはまずありません。


 未発症の方でも、脚の方は市販の着圧ストッキングを履かれてもいいかもしれません。

 毎日履く必要はありませんが、立ち仕事が多いな、なんて日には履かれてもいいかもしれません。

 人間、実はハタチ過ぎれば、将来の静脈瘤防止のために、男も女もみんな着圧ストッキングを履いた方が良いのです。

 特に立ち仕事の人は、それをした人としない人では、将来、血管がボコボコの脚になるかならないかというハッキリした差が出ます。

 ここで気をつけていただきたいのは、リンパ浮腫になる可能性のある方は、パンティストッキングタイプを着用するということ。

 ハイソックスや、脚の付け根で終わってしまうような靴下タイプのストッキングは、かえって浮腫を発症させる原因となってしまうことがあります。

 生地が終わる部分が(膝下や脚の付け根)食い込みと同じようになってしまうことがあるからです。

 ですから、形は必ずパンティストッキングタイプで。


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