表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界では魔女しか魔法は使えない?!  作者: 神戸近区


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/42

第38話 人為的?

 その後も王都内で数回の魔獣騒ぎが有った。そのたびに出撃し勝ったことから出ていく度勝利の女神様と呼ばれた。


 本人的には男だと言いたいが自分から男の魔法使いだと言うのも良くないかと思い黙っていた。

しかしこれだけ連続して起こると言う事は普通では考えにくい=人為的ではないかという話になり、そうなると怪しいのは勝利の女神ではないかと疑われていった。


 そんな事を知らない僕は毎回現場に向かっていたがある日騎士団に拘束された。偶然知ってる人が居なかったので容疑者として連れていかれた。


 帰って来ない僕を心配した第三王女から王に話が行き僕を探し出した時には激しい尋問で僕が怪我をした時だった。

「おい平民……これ以上痛い目に遭いたくなかったら罪を認めろ」

「ですから関係ないですし、魔獣が出た時には第三王女と居ました」

「平民がなぜ王女といるんだ?嘘を言うならもっと有りそうな事を言え」

「魔法まで使える等と……何か魔道具でも持っているのだろ?あの薬も早く出せ、没収する」

「あの薬は王に言ってください。魔道具など有りません」

「なら魔法でもやってみろ。出来るものならな」

 

 そこに大きな声が響く

「レオ魔法攻撃を許可します。死なない程度にお任せするわ」

「では、火の精霊さん、前方の二人の前で温めてあげて。火傷しない程度に」

「何言って……熱い……何をした?もう一人の声は誰だ?」

「何って火の魔法だよ。熱いなら冷やしてあげるよ。水の精霊さん前方の二人の頭の上から水で冷やしてあげて」


「ちなみにもう一人の声はクフェアだよ」

「寒っ!く、くふぇあ?クフェア第三王女?!」

「だから第三王女は良く知ってるんだって……信じてくれないから」

「普通第三王女と知り合いとか嘘だと思うだろ!」

「いや捜査する人が主観で決めつけたら駄目でしょう?」

「ねえレオ、正確に”俺の婚約者だ”って言ってくれないの?」

「こ、婚約者?もしかして大変な事を?!」

「卒業後貴族に成る事確定した世界唯一の男の魔法使い……聞いたことない?神の使いとも呼ばれているわね」

「申し訳ありませんでした」

「大変な事にならなくてよかったわ。彼が前に魔物倒すのに大穴明けたのは聞いています?もし彼がここで本気で怒ってたら私達全員今頃生きてないでしょうね」

「あの穴って彼の魔法なんですか?……あり得ません。そんな威力の魔法見た事ない」


「では男で魔法使えて先ほどだけでも火と水の魔法使いましたよね?それもあり得ないと?私が嘘を言っていると言う事ですか?これは父と相談するしかないですね」


 子供の言ってる事でも少しは聞いてくれてたらこんな事にならなかったのにね……。

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ