第31話 クフェア様まで?
本日通院の為遅くなりました
学校から帰るとクフェアに声を掛けられた。
「ねえレオお願いが有るのだけれど……」
「そうなのですか?では後でお聞き……」
「授業終わった後面白いことしていたようね」
「何のことでしょうか?」
「ミモザさんでしたか?水属性なのに火の玉を……」
「で、お願いとは何でしょうか?」
「私も色々魔法使いたいだけよ」
「だけって……」
「貴方に監視……護衛付けたら面白そうだと言う私の勘が当たったのよ。お父様には話してないわ。私のお願いは叶うのかしら?」
「全力で協力いたします」
「今からでも練習できる?早く覚えたいわ」
「誰も居ない魔法の練習できる場所って有りますか?」
「なに?二人っきりになりたいの?良いわよ」
「言い方……。いや他の人に見られると良くないと思うので。そうだ僕の監視役さんなら他の魔法使うの見たのですよね?その方に手伝ってもらえますか?」
「護衛よ。護衛!そうね見られながらがいいならその方にお願いしましょうか」
「……ではそれでお願いします」
王家の魔法の練習場所に案内された。
「ここって僕入って大丈夫?」
「なんか言葉が変よ。まあ良くはないでしょうね」
「ここ止めよう。違う場所探そう」
「この時間からどこが有るの?もう外には出られないわ。見付かっても(私と結婚したら)大丈夫よ」
「なんか今聞こえにくかったが大丈夫ならいいか」
クフェアは風の魔法を覚えた。しかしクフェアは止まらない。
「まだ覚えたい。他の魔法も試しましょう」
「今日はここまでにしましょう。無理はやめましょう」
「分かったわ」
「何でそんなに頑張るのです?」
「ん~?あの時私病気で死ぬのかと思っていたの。そこに非常識な魔法使いと言う人が現れて病気まで治したのよ。常識ではあり得ない。でもそんな人が居るなら私も色々出来る様になりたいの。私と同じような人が一人でも減るようにね。変な魔法使いさん」
「と言う事は原因は僕と言う事ですか」
「そうよ。責任取ってね」
「その言い方誰に教わったの?」
「女の子には秘密が多いのよ」
「そうですか……」
「では続きは明日ね」
「明日?明日もですか?」
「当然じゃない。毎日よ。私も非常識な魔法使いさんになるのよ」
「が、頑張ってくださいね。私は常識ある魔法使いになるので」
「もう……遅いわよ。貴方の魔法は非常識。唯一の男の魔法使い。でもね常識を破壊するのは悪い事だけではないわ。貴方が新しい常識に成ればいいのよ。私も手伝うわ。楽しそうだし」
「なんかいい話風になったのに最後に本音が出ましたね」
口に出しては言わないけどクフェア様元気になってよかった。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




