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異世界では魔女しか魔法は使えない?!  作者: 神戸近区


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31/42

第31話 クフェア様まで?

本日通院の為遅くなりました

 学校から帰るとクフェアに声を掛けられた。

「ねえレオお願いが有るのだけれど……」

「そうなのですか?では後でお聞き……」

「授業終わった後面白いことしていたようね」

「何のことでしょうか?」

「ミモザさんでしたか?水属性なのに火の玉を……」

「で、お願いとは何でしょうか?」

「私も色々魔法使いたいだけよ」

「だけって……」

「貴方に監視……護衛付けたら面白そうだと言う私の勘が当たったのよ。お父様には話してないわ。私のお願いは叶うのかしら?」

「全力で協力いたします」


「今からでも練習できる?早く覚えたいわ」

「誰も居ない魔法の練習できる場所って有りますか?」

「なに?二人っきりになりたいの?良いわよ」

「言い方……。いや他の人に見られると良くないと思うので。そうだ僕の監視役さんなら他の魔法使うの見たのですよね?その方に手伝ってもらえますか?」

「護衛よ。護衛!そうね見られながらがいいならその方にお願いしましょうか」

「……ではそれでお願いします」


 王家の魔法の練習場所に案内された。

「ここって僕入って大丈夫?」

「なんか言葉が変よ。まあ良くはないでしょうね」

「ここ止めよう。違う場所探そう」

「この時間からどこが有るの?もう外には出られないわ。見付かっても(私と結婚したら)大丈夫よ」

「なんか今聞こえにくかったが大丈夫ならいいか」


 クフェアは風の魔法を覚えた。しかしクフェアは止まらない。

「まだ覚えたい。他の魔法も試しましょう」

「今日はここまでにしましょう。無理はやめましょう」

「分かったわ」

「何でそんなに頑張るのです?」


「ん~?あの時私病気で死ぬのかと思っていたの。そこに非常識な魔法使いと言う人が現れて病気まで治したのよ。常識ではあり得ない。でもそんな人が居るなら私も色々出来る様になりたいの。私と同じような人が一人でも減るようにね。変な魔法使いさん」

「と言う事は原因は僕と言う事ですか」

「そうよ。責任取ってね」

「その言い方誰に教わったの?」

「女の子には秘密が多いのよ」

「そうですか……」


「では続きは明日ね」

「明日?明日もですか?」

「当然じゃない。毎日よ。私も非常識な魔法使いさんになるのよ」

「が、頑張ってくださいね。私は常識ある魔法使いになるので」

「もう……遅いわよ。貴方の魔法は非常識。唯一の男の魔法使い。でもね常識を破壊するのは悪い事だけではないわ。貴方が新しい常識に成ればいいのよ。私も手伝うわ。楽しそうだし」


「なんかいい話風になったのに最後に本音が出ましたね」


口に出しては言わないけどクフェア様元気になってよかった。



今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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